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48.古き地に踊る踊り子
- 古き地に踊る踊り子 -
樹々が生い茂り、洞窟の先にある
滝に囲まれた白き祭壇の上で
小鳥たちに見守れながら、私は踊る
人も幽霊もこの地にはいない
この地にいるのは一柱の神がいる
神々しくも神聖な場所
誰の為ではなく
一柱の神の為に踊り
私の願いを届ける
戦争で亡くなった子らの魂を
人間のエゴで殺された動物たちを
輪廻の環へと導いてほしいと
傲慢な願いだと理解はしている
それでも私は願い続ける
貴方の事を知ってしまったから
旅をする貴方は
時の流れに身をまかせ
無限の時間を生き続ける
贖う事も出来ず
償うモノもなく
永遠の時を彷徨い続けている
貴方の呪いが解ける事を
私の願いが叶う事を
白き祭壇の上で願いながら
私と貴方だけしか知らない
古から伝わるこの地で
私は踊り続ける




