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46.帰省(2022年12月最後の終わり詩)

- 帰省 -


仕事は終え、一昨日は仕事納めだった

昨日のうちに大掃除を終えて

今日は、キャリーバックを引いて駅のホームへ向かう


大晦日だからか、新幹線の中は混んでいるが

窓席のチケットは事前に変えたので

今回は窓の席に座れると安堵する


新幹線が到着するのを待ちながら

胸ポケットからスマホを取り出し

いつものように、父さんにメールを送る


去年は『コロナ』と言う病気のせいで

実家に帰る事が出来なかったが

今年は帰省する事が出来る


まだ、上京する前に母さんが植えた

家の庭に咲いていた椿は

今も美しい赤色の花を咲かせているだろうか


父さんが庭に作った小さな池で育てている

金魚すくいで取って来た想い出の2匹の金魚は

今も元気だろうか


そんな事を想いながら

私は新幹線の発車メロディを聞きながら

母さんの事を思い出す


父さんとは通話でしか話していないが

今年の夏頃に高熱で母さんが倒れたと聞いて

俺はすぐにでも帰りたかった


だが、コロナのせいで帰る事は出来ず

元気になったことは通話越しでしか聞けなかったが

母さんの元気な姿を見たい


子どものうちは迷惑をかけるのも仕方がないけれど

私は生まれた時から身体が弱く

本当に迷惑をかけてしまった


「次は~~」


降りる駅のアナウンスが聞こえ

弄っていたスマホを胸ポケットに戻し

いつでも降りれるように準備を始める


目的地の駅に到着したアナウンスを聞き

降りる人の波に乗ってホームに降りて

その場で伸びをする


「やっと着いたか」


そんな言葉を呟き

両親の待つ実家へと向けて

逸る気持ちを抑えながら歩き出す

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