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ピリ辛姫 ラーユ

作者: めんちゆ

 


 人生ってのはさじ加減が大事よね。



ゲキカラってんじゃだめなのよ。



そう。



ほどよくね。




甘いのは嫌いよ。



媚びるのも、媚びられるのも嫌い。



もぞもぞして気持ち悪い虚言なんて最悪じゃない。




普通も、いや。



絶対にいやだわ。



何でかなんて、いわなくても分かるでしょう?



あなただって普通はいやなはずよ。



もしそれが分からないというのなら、あなたはクビね。



「ご冗談をラーユ様w。」ですって?



バカね本気よ。



もしもあなたが普通でいいなんていう一枚の紙より退屈な人間だったらクビにしていたわ。



一人でいる方が楽しいもの。



分かる?退屈な人間と一緒に居るとこっちまで退屈になるでしょ。



伝染するのよ。



そうね、あなたの人生観について問うてみましょう。



退屈な質問のようでわかりやすく当人のことが分かる質問だと思うわ。



さあ、述べなさい。

























ふーーーーーーーーん。















どこかで聞いたことあるような回答ね。



つまらないわ。



あなたその意見にソースはないと思ってるんじゃない?



自分の心の中から湧き出た清水だと。



清い水だと思っているそれはあなたが過去に見聞きしたどっかのだれかの、あなたにとってのきれい事なんじゃなくって?



ねぇ。



あなたはきっとそのだれかから湧き出た清水をとてもきれいなものだと思って、清潔この上なく自分の乾きを満たしてくれる物だと信じて飲み干したんでしょう。


それが悪いことだとは思わないわ。



むしろ優れた判断です。


けれど、飲み干した水を己の血へとは変えられなかったようね。



ずっと胃の中に、そのまま持っていた。



そして今、あなたはそれを自分の意見として吐き出したの。



分かるかしら、とっても汚いわよねぇ。




私はあなたの鮮血がみたいといったのに、あなたはあろうことか××を吐き出したのよ。



ああ最悪、主人に対して最高の侮辱じゃない?



ふふ、変な日本語ね。



本当は今すぐにでもお前をクビにしてやりたいわ。



普通ではないと嘘をついたことも含めて相応の罰を与えた後に消したいわ。



けどね、見ていたわよ。


あなたの吐瀉物の中に鮮血が混じっていたこと。



汚物であることに変わりはないけれど、ひり出したあなたの努力が感じられたわ。



吐き出すときに込めた力を、肌で感じるようなね。



悪くなかったわ。



これはこれで嘘偽りのないあなたの姿として受け取りますよ。



ありがとう。















じゃ、クビね。



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