殺人機構
なんだろうな、これは。ここまで読み返してみたけど、異常にすごくダサイぞ。本当にこんなこと考えてたのかね。書き出しなんかいっぱしに作家気取ってやがる。でもそういう努力も途中であきらめてムチャクチャになってるな。おかしいなぁ、ほんの二、三日前に書いたもんだけどノリが全然ちがうわ、今と。ま、いいか。書き直すのめんど臭いから。
近況をまず言っとくと、引っ越した。東区の箱崎に下宿を借りた。カプセルホテルじゃ金が続かない。家賃一万。なんでこんなに安いかっていうと、九州大学の学生課の斡旋の下宿で、俺が九大の経済学部一年だとウソをついてるからだ。保証人のハンコも自分で押した。冷暖房完備。空港が近くにあって、騒音で窓が開けられないから空港が付けてくれたそうだ。トイレは共同、自炊設備なし。でもベッドがついてた。毛布はついてなかったから近所の古道具屋で買った。二枚三千円。
パンクを聴きだした。〝セックスピストルズ〟とか〝クラッシュ〟とか〝ダムド〟とか〝シャム69〟とか。パンクは暴力的とかいわれるけど、俺はその影響ってことはないだろう。人殺したのは聴きはじめる前だから。犯罪性向のあるものがパンクを聴くんだって言われたら、わかんねえな。なんともいえない。でも、パンク聴く奴が全部犯罪者じゃないしな。俺は前聴いてたのが嫌いになってるわけじゃないし、今でも聴いてる。けど、パンク聴きながらヤクザ殺したら気持ちいいだろうなとも思う。「必殺仕事人」ってテレビあるけどあれは殺すときの音楽がカッコいいから、いいんだろう。それと同じような感じでパンクとかメタル(ヘビーメタル)とか聴きながら殺したら、「殺した」っていう充実感あると思う。反感持った? 「人殺しが気持ちいいなんてとんでもねえ野郎だ。」とか。もしあんたが人を殺したか、殺すチャンスがあってやらなかったんじゃなかったらそれ言っちゃ駄目。「麻薬はダメだ。」とかいうのはジャンキーか、そうだった奴しかいっちゃダメ。「差別はいけない。」とかいうのも差別されてる奴しか言っちゃ駄目。説得力ないもの、そうじゃないと。
俺は実際に人を殺して気持よがってても、それで破滅してもいい人間だから自分の中に矛盾はない。あれはスッとするよ、実際。麻薬がダメだとか言っててもそれがどれだけ気持ちいいか知らないんだから、もし自分がやったときに、あんまり気持よかったらジャンキーになっちゃうかもしれないでしょ。殺しは気持ちいいんだって。本当に。
一人目を殺すまでは殺人に対して異常に否定的だったから、そのあとは抑圧がなくなって暴走しちゃってるんだろうな。それだから、これだけ気持ちよくてしょうがないと思う。
ってことは抑圧がない奴は人殺しても、殺し続けないな、きっと。必要があれば殺すけど必要性だけだから、目的が満たされれば満足しちゃって罪も感じない。べつにいいけど、動物が獲物を殺すのとあんまり変わらないな。「三匹の子ブタ」の狼って、何で自分が殺されるのかわからないと思うんだよな。こいつにとってはブタを食うのは当り前なんだから、殺される理由がないんだ。人間でこのタイプは逮捕されても全然バツが悪くないし、刑務所出ると罪の意識にまどわされずに生活できるし、必要が出ればまた殺すだろう。あ、これはヤクザそのものだな。そうか、殺人者にはツータイプがあって、ひとつは「制御機構が破壊された人間」。これはOS(オペレーションシステム)がバグったみたいなもんだから無限ループに入ったりしてメインフレームはシステムクラッシュする。あれ、いまコンピュータの本読んでるもんだから、これじゃ説明しないとわかんないな。コンピュータの中ではOSプログラムが他のプログラムを制御している。人間だと、良心がこれだろう。で、OSが壊れると、ある特定の演算を無限に実行したりしてシステム全体が壊れてしまう。特定の演算ってのはこの場合「殺し」だな。そう考えるとよくできたモデルだ。
あとのタイプは「知性をもった動物」。ヤクザとか、罪のない殺しをする奴はこっち。俺はタイプ1のほうだろうな。じゃあ、俺がやってるのは屠殺か。しかしこれはすごい発見かもしれない。
参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%89
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A069
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%85%E6%AE%BA%E4%BB%95%E4%BA%8B%E4%BA%BA_(1979%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0




