空感
助手席で体をうずくめながらダッシュボードに足を置いてるよ…。
夜空を見上げ次々流れる街灯というなの光の空宙ステーションを横目に甘い甘いバニラの香りが車内に漂ってるよ。
対向車のライトのオーラに見とれて、ゆらゆら揺り籠みたいに揺られていると赤ん坊の時にもどるんだ。
まるで胎児を守る子宮の中みたいにね。
光とにらめっこしてるよ。
とても強いんだグルマーリさんは。
グルマーリさんは光の駅長さんなんだ。
今日も僕に行き先を導いてくれてるんだ。
よかった今日もグルマーリさんにあえた。
不安があったら会えないんだ…。
口笛が右から聞こえたらお終いさ。
だから僕は左が好きなんだ。。