スタミナドリンク
スタミナドリンク
新暦1年3S1白樺5月16日朝
「これで疲労回復させて国境砦を乗っ取れと言うのだろうか?」
暫く休息を取るように命令してくるのを期待していた兵士達は沈黙。
重苦しい雰囲気になったがこんな状況で戦は無理であるのだ。
「あの娘文官タイプで滅多に戦場にはでてこないから我等の手柄が」
上手く伝わっていないのではないかという疑惑がよぎった。
「ツバキちゃん。これはどういうことです?ルドルフは命令遂行無理だと」
メタボドーラはツバキに抗議するが私も戦場は良く分からない。
「チハヤちゃんは可能な限り早く国境を制圧るように言われている」
「命令は遂行不能です。戦に耐えられる兵士が殆ど残っていない」
コイツチハヤちゃんにどんな報告をしているんだ?
「冒険者でも駄目なの?冒険者急募して国境砦を奇襲すれば」
「どうしてもやれというのだな。分かりました。兵を急募しましょう」
砦を落とすための兵を5千人急募して国境砦に向かわせたのだ。
「降伏する。たった2千の兵でチハヤ国軍を防げるか?」
罠かもしれないが取り敢えず兵にでてくるように通告しておくのだ。
まあ罠にかけたら30億のルドルフ軍に皆殺しにされるだけである。
そう思った守備兵は全員砦門に出てきて降伏。
国境砦はチハヤ国軍の支配下に落ちたのだが牛さん王国の兵は集結した。
この勝利を聞きつけた牛さん王国の兵で砦の軍は15万に膨れ上がる。
「やれば出来るじゃん。報告して早急に恩賞を用意し送らせる」
「急募した部下の武装も送って欲しい。今のところ15万人だ」
「良いよ。ルリさんに指示しておく」
でもカマモト軍が体制を立て直し攻めてきたら軍団は崩壊する。
「あの。味方する見返りにミーちゃんに牛さん王国の領地を返還して」
「それは本人に拒否されたんだけど」
「王になりたくない人間なんている筈がありません」
戦争さえ終われば王になることに同意する筈だと兵達は信じている。
「て言ってるんだけど」と報告したらチハヤちゃんに代わった。
「国境砦を落とした功績は見事である。ルドルフ軍にも恩賞を授ける」
「チハヤちゃん。カマモト軍の掃討作戦は無理です。疲労が・・・」
「分かっている。国境砦を失ったカマモト軍は軍を立て直して」
砦を奪回しようとするに決まってるが天下三分の計が破れたな。
「あのう。敗残兵と徴募兵300億人です。今従えば楽に恩賞が」
などと言い出して砦に集結した兵だがチハヤと直談判するのだ。
「贅沢は言わん。1人100万ディルス恩賞くれれば味方になる」
「そんなもんでいいのか?カマモトを生かして捕らえろ」
3京ディルスなどチハヤ国の経済力では大したことのない出費だ。
「早急に恩賞を送らせる」ルリは補給物資を届けるのだ。
「チハヤ国金はあるから金に関しては非常に話がわかる国だからな」
恩賞を貰い多少気力が回復したらしいルドルフ軍は国境砦に入場。
330億に膨れ上がった兵はヘコバゴンに攻め寄せ拠点を包囲した。
「反射太陽光弾」宇宙衛星に光弾を打ち上げて衛星を経由して狙いを定め。
目的地に撃ち落とすのだがこの反射太陽光弾の恐怖に次々と街は降伏。
「何だと?兵なら最後まで戦って死ねよ」カマモトは兵をしばき倒す。
「落ち着いて下さい。ヘコバゴンの大半はまだカマモト軍の支配下です」
「てめえ。主君に意見するのか?大ドペルネガ帝国に逆らう者は皆殺しだ」
この時からカマモト軍はドペルネガ帝国と呼ばれるようになるが。
「疲れたぁ。もう動けん。俺等チハヤ国軍と違って訓練不足なんだ」
とツバキに報告するけどこういう話だと泣き言言わずに前進しろと言われ。
現場の事情を全く理解していないがまああのチハヤちゃんじゃなぁ。
「金さえ与えれば人は命をかけると思ってる辺りブラック職場だよなぁ」
「よせ。ルドルフ様。出来る限り進軍を遅らせて下さい」
兵を休ませない限りそのうち大ドペルネガ帝国に惨敗するぞと思う。
「進軍は不可能です。集められる兵は全員集めましたから増員も不可能」
「分かった。チハヤちゃんには報告しよう」どんな報告をしたのか。
進軍停止の命令が下る辺りチハヤも分かっているのだろうと思いたいが。
どうやらチハヤ国の側近がうっかり作戦を敵方にもらしたらしい。
うっかりだと思うがシエルが屋敷に謹慎させられた辺りシエルのミスか。
「大ドペルネガ帝国が突撃してきました。軍団は崩壊。逃げましょう」
降伏を装った大ドペルネガ帝国の将軍の船に火薬が詰められていたらしい。
陣地は炎上してルドルフは最後まで付き従った30億人と逃亡する。
「もう駄目だ。この陣地で立て篭もりましょう」
「メタボドーラさん。動ける兵5億で反撃してくれ。そうすれば」
反撃する余力があると示せば大ドペルネガ帝国も停戦するかも知れない。
反射太陽光弾で応戦するルドルフ軍だが大ドペルネガ帝国6億の軍は。
「チハヤちゃん。俺等を見捨てたら大ドペルネガ帝国に寝返るぞ」
と言うと空軍を派遣してきた。
「ふん。降伏すれば許してやると言ってやれ」
これで降伏した5億人は当然のごとく惨殺され残りの兵は覚悟を固めた。
「スタミナドリンク持ってきた」そんなものより兵員を送ってくれ。
そう思うがチハヤの兵は訓練中らしく急遽募集した傭兵10億人が来る。
「助かったぜ。てか兵員集められるなら最初からそうすれば」
でも訓練はしてないらしく拠点防御にしか使えないが10億もいれば。
「義勇兵を募集したら3千億人が2時間で応募してきたのだ」
この国力の差はカマモトではどうにもならないが義勇兵は強いのだ。
「我等は義勇軍の主オイシャだ。カマモトなどに負けるか」
訓練しないといけないが3日もあれば十分である。
そして新暦1年3S1白樺5月20日
訓練をして5千億に膨れ上がったオイシャ軍はカマモト軍を圧倒。
カマモト軍の首都にまで追い詰めて降伏すれば命は助けると宣言する。
首都を守るツンレデを生身で粉砕して大勝利をもたらし疲れないように。
少しずつ動いて城門を破って攻め落とそうと考えたのだ。
ゴーレムを弓矢や魔法や爆弾で倒すことは出来ないし剣でも魔剣でないと。
ツンデレには効かないがチハヤ国生産性の高い国である。
5千億人分の魔剣など質さえ落とせば幾らでも生産できるのだ。
まあ大砲とかゴーレムがある限り籠城戦はほぼ不可能だが疲れないように。
疲労を残せば反撃くった時困るし義勇兵も有給休暇で応募したらしいから。
生きて帰さないと労働者不足に悩むことになるんだよなぁ。
「取り敢えずコーヒー飲むよ。疲労回復しながらゆっくり攻略するよ」
「降伏する。大ドペルネガ帝国に付き合ってられない」
大体大ドペルネガ帝国の国力でチハヤ国に勝てる訳無いだろう。
特にどうせ誰かに仕えるならガゼルさんかチハヤちゃんの部下になりたい。
「うん。期待しているぞ。有給終わるまでに決着を付けないといけない」
チハヤは首都を土砂降りにすると焦土作戦が出来ないようにしたのだ。
「ツバキやメタボドーラが軍師になってからチハヤ国の策が冴える」
降伏した兵はルドルフ軍に組み込まれるがまあ裏切らないだろう。
この状況で我等を裏切って何の得がある?
「おのれ~。このカマモトに逆らう奴は皆殺しだ。天の裁きを受けよ」
カマモト自ら出陣するが極大爆炎魔法をギリギリで避けダメージを防ぐ。
「何時までも同じ手が通用するかぁ」このカマモトの攻撃を避け。
カマモトの魔力が尽きるとヘコバゴンを奪い返したのだ。
おのれ~。
「爆炎将軍コモラバードを召喚して片付けてやる」
取り敢えず人間の部下を集めるの諦めたのかコモラバードを召喚。
配下のコモラ軍8億で惑星Jで再起を計るのだ。
反攻作戦の予定です。




