3部 カマモト再臨
3部 カマモト再臨
新暦1年3S1白樺4月16日朝
カマモトは5千機のツンデレを率いて北部ローブラン王国に攻め込んだ。
チキン10機で防いでいるがカマモトは闇の軍師に命じて惑星Jの森林を。
全て焼き払い砂漠化してしまったのだ。
「チハヤちゃん。助けて下さい」燃え尽きて灰になりたくないので命乞い。
「諦めろ。お前の死は無駄死にではない」
「カマモトパレスをヘコバゴンに誘導するのに役に立った」
死にたくないって言ってるんだと思うがチハヤも信用できないのだ。
「食らえ~。闇の軍師」チキンで出撃したガゼルはツンデレを9機堕とす。
「お前とお前。ガゼルのチキンを抑え込んで海に飛び込め」
「そんなことをしたら我々も溺死か水圧で死んでしまいます」
「黙れ~。やらないと言うならお前の家族を殺すぞ。人質のな・・・」
こんなのは無線傍受で直ぐに敵方にバレるから最近はやらないのだ。
「なんて卑怯な奴だ。カマモト~。貴様自分の部下も信用できないのかぁ」
臆病なガゼルも思わず我を失い千機のツンデレのもとに突撃しようとした。
柚木とイリーナがチキンの機体で慌ててガゼルを止めるのである。
「お兄ちゃん。殿中で御座る。殿中で御座るぞ」柚木も必死だ。
ここでガゼルに突撃されたら北部ローブラン王国は崩壊してしまう。
「分かってるなら大人しく殺されて下さい。妹の命がぁ」
カマモトは部下に命令すると妹を殺し部下は恐怖におののいたのだ。
「10兆人。10兆人の難民がチハヤ国に訪れる。だが食わせるぞ」
難民に雇用が奪われるから受け入れ拒否などとは勇者のやることではない。
どんなにHでもちょっと臆病者でもチハヤちゃんは勇者なのだ。
勇者は犯罪者以外の全ての国民を守る義務があるのだ。
「来るなら来い。勇者の誇りにかけて可能な限り受け入れるのだ」
チハヤは難民を受け入れて農作業をさせるのだがガゼル領にも訪れる。
「てめえ。部下に守られていなければ何も出来ないのかよぅ」
などと言い砦に爆弾を落とすが白い牙は弾薬が尽きたらしい。
普通の爆弾では北部ローブラン王国の砦は破壊できない。
「五月蝿い。柚木、イリーナ。離せ。突撃させろ」
「死にたいんですか?こんなところで死んで何になると言うんですか?」
柚木は力付くでガゼルをふっとばし兵に命じて後方に下がらせたのだ。
「乱心なさったのだろう。乱心なら御家断絶だけは免れるのだ」
「遺恨だぁ。カマモトの悪行はお前も聞いたろう」
庭先で切腹させられないのがせめてもの救いだと思ったがイリアに指示。
「お兄ちゃんを監視していて。戦うだけなら私だけで十分だよ」
チート能力の保持者がカマモトなら兎も角雑魚兵に負けるか。
「ロキがミモザ村で蜂起。留守の惑星Jを占領しました」何だとぅ?
「どいつもこいつも俺の恩を忘れやがって」
「誰が貴方に恩を受けたって?お兄ちゃんをパシリにしてたの知ってる」
「何故俺の恋人が俺に逆らう?俺がお前のこと好きなの知っているだろ?」
「私はお兄ちゃんが好きなの。ガゼルお兄ちゃんが3股交際してるの」
有名な話なんだけどどうせ断ったら民衆人質に取るんだろうなぁ。
「人質取らないと国民を屈服させられない訳?」
「俺は神だ。邪悪なるパンツ教団を押さえつけて何が悪い?」
改宗か死か選ばせてやろう。
女の子を側にはべらせてお尻を触りながら絶対的優位を見せびらかすのだ。
「デーモン召喚。生き残りの国民を虐殺してこい」
「処女の肉と相場が決まっている。まあ柚木の肉なら文句はないがな」
「ひい。死にたくない。助けて下さい」生贄の女の子が命乞いする。
「柚木。降伏して俺の女になるか抵抗してデーモンの朝食になるか」
「済まない。お前は必ず天界へいけるようにチハヤちゃんにお願いする」
何時も思うんだが宗教の教えって死ねば天国に行けるのに。
どうして往生際の悪い人が多いのかなぁ。
「宗教は神に逆らった者は絶対に許されないからだと思いますよ」
ガゼルが護衛を振り払いカマモトに単身斬りかかった。
「貴様がここまで馬鹿だとは思わなかった。配下の5千機が見えんのか?」
「配下よ。手柄をくれてやる。カマモト軍を撃破しろ」
「まっまて。生贄が殺されても良いのか?」カマモトは水着姿の美女に。
セクハラすると容赦なくぶった斬るのだ。
「命だけは。命だけは助けて下さい。忠誠を誓いますからぁ~」
「なら死ねぇ。見苦しく命乞いするだけで背教者だ」そんな無茶苦茶な。
「俺を恨むなど筋違いだ。大人しくガゼルとチハヤは降伏すれば」
お前らは死なずに済んだのだ。
悪いのはチハヤとガゼルで俺は悪くないのだ。
「分かった。停戦しよう。チハヤちゃんとの戦いでは中立を保つ」
バッサリ。
「うぎゃあぁ」
「聞こえなかったようだな。3分間待ってやる」3分で武装解除しろと?
「お兄ちゃん。この国ファンタジーの国なんだよ」
チハヤちゃんの加護で敬虔な信者は救われないのかなぁ。
「俺とエリスちゃんが代わりに人質になってやる。善神のエリスだ」
「コイツはパンツ教団の神ルミナ。我々が人質になろう」
見るに見かねてチハヤ国の先代神ルミナとエリスが人質に名乗り出たのだ。
「ルミナとエリスか?可愛がってやるからブルマ姿でお楽しみだな」
Hはなしだがブルマ姿で一晩お楽しみになりました。
新暦1年3S1白樺4月17日朝
神とエロい遊びを楽しめるんだから大魔王はやめられないよなぁ。
「お前用済み」と各地からかき集めた人質件情婦の女の子は斬られた。
「死にたくない。何でもしますから命だけは助けて下さい」
「サッサと死ねぇ。悪いのはチハヤだ。邪悪なパンツ教団の信者達は」
人質作戦を無視して殺されると民の恨みが権力者側に向くのだ。
だが交渉条件が全面降伏では人質見殺しにするしか道はない・・・。
「おのれチハヤ~。怨霊に化けてチハヤ国を滅ぼしてやる」
恨まれてたまるかぁと思うが恨むならカマモトを恨めぇ。
「貴様ぁ。そんな性格だからお前のために死んでくれる味方がいないんだ」
ガゼルがカマモトに斬りつけるのだ。
「俺を斬る?無抵抗で丸腰の俺を?見たか?これが反乱軍の本性だ」
何処が丸腰だぁ。
剣で女の子ぶった切っていたじゃないか。
「止めて下さい。ガゼル」
「離せ。こんな奴ぶった切ってやる」
「落ち着いて下さい。今カマモトを打ち取ればデーモン軍が制御を失い」
そしてカマモトは最後まで残った人質3万人を連れて後方に下がった。
人質作戦の予定です。




