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略奪

略奪

新暦1年3S1白樺3月20日昼

「きゃ~。助けて~。そのお米取り上げられたら種籾食うしかなくなる」

「知ったことか。これ年貢用なのは知っているんだからな」

カマモトに騙されてガゼルを裏切った8千億の国民は略奪の対象になる。

「裏切りもんにようはない。略奪だぁ。命が惜しければ降伏しろ」

「チョット待て~。略奪は止めろ。チハヤ国の評判まで落ちるじゃない」

チハヤは止めにかかるが俺を裏切った部下や国民を処刑するのも義務だ。

謀反人を略奪程度で許してやろうというのに文句言われる筋合いがあるか。

「この暴虐なテロリストめが。てめえにくれてやる食料などないわ」

チハヤ国住人は莫大な恩賞でカマモトの味方に付く決意を固めたらしい。

何処探しても食料は1粒の小麦もでてこなかったのだ。

「・・・。撤退だ」森林に撤退するガゼル軍だが流石に軍団が崩壊した。

「800万人?我軍は40億もいたのだぞ」絶望で切腹しようとする俺。

「落ち着きなさい。まだ4万石残っています」イリアは必死に止める。

まあどうせポーズだがここは止めてやらないと本当に怪我されたら困る。

「雪とゲリラ兵に阻まれて攻略が失敗した」

「疲れたぁ。何か食わせてくれ。金は20ガイディルス残っている」

が財宝を持って逃げだす兵が続出したので兵は壊滅。

最後までガゼルとともに戦う決意を固めたのは8万騎であった。

「逃げよう。20ガイの通帳さえあれば幾らでも傭兵を雇える」

「まあ敗色の濃厚なガゼル軍に味方するもんは少ないだろうが」

「これだけ酷い惨敗をしても8万騎も兵が残るなんて人望あるよな」

普通の国王なら誰かが裏切ってガゼルの首とともにカマモトに献上され。

さらし首にされる頃だろうと部下達は思っているのだ。

「サザーンが独立を条件に味方しても良いと言っております」

あはは。

立場が逆転したがここは独立認めてヘンターを討伐して。

あいつアッサリ裏切りやがったと思うがまあミモザ村とカモミール市に。

「降伏しよう」ガゼルは絶望して命だけは助けてもらう条件で降伏を決意。

「死にたいんですか?あのカマモトがガゼルを生かしておく訳ない」

平手でガゼルをぶっ叩く。

「貴様が死んだら貴様を信じて死んでいった部下の無念はどうなるんだ?」

なんか俺が殺されるの確定事項みたいだけどあのカマモトサドだしなぁ。

虐める相手がほしいから俺が降伏したら命だけは助けると思う。

「なら私が行こうか?お兄ちゃんが殺されるくらいならあのカマモトに」

抱かれた方がマシだと思う。

「私は知ってるのよ。カマモトが私のこと好きなのを」

これを聞いた俺は考えるが答えは最初からわかっている。

部下達が俺のために死んでくれるなら全員死んだ後に降伏しても良い。

それに3股交際している恋人の柚木カマモトに差し出してまで助かりたく。

はないので覚悟を決めて最後まで戦うことにしたのだ。

「俺はお前を差し出してまで助かりたくはない。最後まで戦う」

「ではカマモト軍の軍港に依頼して豪華客船を売ってもらおう」

という訳で密かにこの森林から脱出してチハヤ国の南方の国。

チハヤランドで農業始めて部下を養おうと思ったのでオークション。

にだされていた戦艦を8隻と駆逐艦30隻を購入。

この船浮遊戦艦なので陸の上でもチハヤランドに向かえるが不安だ。

雇った5千人の船員もチハヤランド南方の港町に到着。

取り敢えず部下には冒険者ギルドに登録させて増えすぎた猪退治を。

最近協定によりジビエ猟と魚取りはドロップアイテムの確保のみなので。

基本的に猪は増えすぎてしまい魔獣化する者もでてくるのだ。

「人間に食われにやって来た。死ぬのは怖いが弱肉強食は世の習い」

「俺らを殺せば6千ディルス貰えるんだろ?2割俺らの子供に寄越せ」

増えすぎたジビエは適者生存。

弱いジビエは人間や亜人種やドラゴンに食われるが人類みな兄弟。

弱者にも人権をみたいな思想は人間のみの約束事だ。

「分かった。何の慰めにもならんが天国行きはチハヤちゃんが保証する」

「当たり前だ。人間の神チハヤと人間に恨まれるようなことはしておらん」

「お前達はチハヤ国軍に献上される筈だ。化けて出るならチハヤちゃんに」

恨まれてたまるかと思ったが知能の高い猪や鹿である。

擬人化した猪や鹿が化けてでないとも限らないが大丈夫だろうな?

「安心しろ。擬人化出来るほど優秀な個体なら人間の世界に移住する」

擬人化出来て人間の言葉を話せるなら労働者として働くのだ。

チハヤ国の労働時間は1日8時間らしいから3食昼寝付きで働ける。

ブラック企業もあるがあ食料探しに起きてる時間つぎ込むよりはマシだ。

「すまんな。俺達も生きてくためには金が必要なんだ」

短剣を用意するとぶすりと猪を刺す。

「ああ柚木ちゃんのパンツが見たかった」

「駄目」異世界=日本人だと思うが=の女の子はパンツなど見せてくれん。

「ジビエにまで名がしれてるとは光栄だけどね」と柚木は言う。

最近の猪はチハヤちゃんとルミナエリスが率いるパンツ教団を信仰する?

「パンツ教団に従えばジビエと肉食獣は栄えていられますからねぇ」

天国に行けることを祈り生贄の猪は天国に旅立ったのだ。

「えっと冒険者ギルドに猪の討伐依頼やって来た。1頭6千ディルスか?」

「はい。ハンターギルドと提携してますから買取依頼とかでてますよ」

「猪繁殖力が物凄いから今年は頭数が3倍に膨れ上がるでしょうな」

「農家や飲食店から依頼が殺到してるんですよ。支払いは心配なく」

宰相のフォートレスさんも猪肉の注文をしているが増えすぎた猪を食う。

「お前があの有名な惰弱騎士のガゼルか?部下多いと食わせるの大変だな」

気を使ってくれたらしいが金を儲けることはこの好景気の国なら大丈夫。

昔よりは不景気だがそれでも株を投資すれば確実に儲かるのだ。

「金で済むなら幾らでも出す。でもそんな事言うと1京ディルスだせと」

言う非常識な奴がでてきて流石に無理だと言うとう~そつきの大合唱。

コイツラは常識的な金銭感覚でいてくれるとお互い有り難いのだ。

「傭兵もやってるのか?誰に雇われてる?」ガゼルが聞くのだ。

事務的なやり取りはガゼルの仕事である。

戦いは柚木達に任せておけば当面は心配ないんだ。

「誰にも雇われてはいない。傭兵は高いから今回は雇わないそうだ」

「なら俺に雇われる気はないか?チハヤ国の公務員並の給料出すぞ」

今のチハヤ国の公務員の給料は1万ディルスと消費税10%。

「本気か?俺ら数十人雇っても軍拡にならんだろう」

「勿論希望者は何人でも雇うさ。3千人くらい集められんか?」

「俺らに言われても困る。ギルドに雇用依頼をしてくれ」

て訳で傭兵の依頼をしたら5千人が応募してガゼル軍は8.5万人に。

そして家を買い廃村を買い込んで領地化して有事に備えたのだ。

訓練の予定です。

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