表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/716

森の動乱

森の動乱

新暦1年3S1白樺1月1日昼

「馬を狩って来ました。ミモザの街にも使者を送っておきました」

ミモザの街に使者を送るとはでは柚木がここに来るのか。

さぞ大金を持ってくるんだろうがリリザは機織りをしているのである。

女性差別ではなくたまたま暇な者がリリザだけであったのだ。

「機織りも出来るのか。俺は薬草を取りに行くよ。部下を4人貸してくれ」

惑星Jはパンツの園の南極にある浮遊大陸であるが最近チハヤが来る。

前の話はR18で書いたから今回は全年齢版である。

「私に逆らう者は全員逮捕する」取り敢えずカマモトに10万ディルスで。

頼まれた仕事をしてあのガゼルを国際犯罪人に仕立て上げれば良いのだな。

「心配するな。桃夏。最近ギルドの仕事の8割は公務員が引き受けている」

「おまかせいただけますな」

「反乱は早めに潰しておくに限る」

そして桃夏はミモザの街に行きガゼル討伐の依頼をすることになったのだ。

「お兄ちゃん大変です。私達が何故か千ディルスの賞金首に」

柚木が駆け込んでくるが取り敢えず森の縄張り争いの方が重要である。

「最近山賊一味が20名引っ越してきたんです」

「討伐して傘下に加えたらどう?」俺は平穏に暮らしたいだけなんだ。

「嫌だ。何で虐められないといけないんだよぅ」

俺がチハヤ国に何をしたっていうんだ?

「カマモトが讒言したんですね」イリーナは諦めるように言うが。

「やだあやだぁ。俺は悪くない。俺は悪くないもん」

取り敢えず山賊は討伐して兵力を増強して困難に立ち向かうべきでは。

「そうね。貴方は悪くない。少し鍛えて冷静になりなさい」

バーンのたこ焼きは食べさせているのだから並の兵士よりは強い筈だ。

「本当に稽古付けてくれるんですか?」

「少しは自信つけさせて上げなさい」全くこの石鹸枠男は。

裸を見られてそれを許すと言う間柄だがここまで臆病だとはな。

それで兵の訓練をするのだが弱い者には高飛車に振る舞うのが俺だ。

だって俺以外の奴が威張るのは良くて何で俺がやっちゃいけないんだ?

意味が分からないぞと思うのだ。

「何で俺のレベルが上がらないのにお前ら3レベルになるんだよ?」

才能の違いというわけでしょうがそれを言ったらガゼル様が傷付く。

「騎兵の訓練しますよ。取り敢えず50頭ほど集めましたが」

取り敢えず訓練したら実戦経験を積ませれば生き残ったへは強くなるぞ?

私も魔法剣士だから兵の指導には自信がないが鍛えるしかないではないか。

「火球」

「ひい?降伏する。降伏するから命だけは助けてくれ」

俺の友人ながら強いな。

アイツとだけは喧嘩しないようにしようと心に誓おう。

これで配下は38名だが兵力を増やしてもチハヤ国軍には勝てんな。

「大逆人を撃て。冒険者6名もいればガゼル一味など」

「黙れ~。何でお前ら俺を虐めるんだよ~」理不尽だと思った。

ここで降伏すれば多分処刑。

抵抗すれば公務執行妨害で全宇宙に指名手配になるのだ。

「降伏するなら武装を解いてサッサと帰れ」俺は忠告するのだ。

「あのう。私レザーアーマーだから脱ぐと全裸に」

下着は見逃してやる。

「こんな調子で反乱軍討伐に来る勇者が大勢来るのだが森にエルフ族が」

エルフだとぅ?

「はっ。300名ほどの部族ですが身ぐるみ剥ぎますか?」

「良い。ミモザ村で得た6万ディルスの財宝からエルフに貢ごう」

「取り敢えず冒険者から奪った魔剣と鎧を装備させるのだ」

4名が戻ったら奴隷にされるとかで降伏して配下は42名になるんだ。

「大変です。ミモザ村にダルーニャ将軍がやってきました」

ああついにダルーニャが来たのか。

アイツラの兵はどう考えても1万は派遣されてきてるよなぁ。

「逃げよう。勝てる訳ないよ」

「五月蝿いよ。勝てるかどうかなんて意志の力が決めるの」

「ふん。貴様らが修行中のうちに滅ぼせとチハヤちゃんのご命令だ」

「貴様。山賊相手に1万の兵を派遣するとは武人のホコリはないんか?」

「貴方とはこのイリーナが戦う。火球」

「俺に火球はきかん」アイツ軍を動かし始めた。

ここは逃げるしかない。

だがどうやって?

「逃げろ。分身の術」

「影を狙え。本体だけ影が映るんだ」

何でバレたんだ。

「逃げろ。こうなったら最強の魔道士ギロチンムーアに教えを請わねば」

「お兄ちゃん。貴方人間ですか?ヒロインの危機に自分だけ逃げるの?」

「でもよぅ。どうやって逃げるんだ?」まだ言うかぁ。

「でもギロチンムーアに教えを請わないと勝ち目ないぜ」

覚悟を決めて突撃するガゼルだが1レベルでレベル70の兵には勝てん。

「ホーリーペッパー」聖胡椒をがぶ飲みして油断したダルーニャを。

後ろから抱き着き全裸になりながらダルーニャを巻き込み大爆発するだろ。

「しまった。貴様ごときに倒される俺ではないわ」

サブローの魔法で雨が振りホーリーペッパーの火炎を防ぎきったようだな。

「ダルーニャさん。我々は逃げる。停戦しませんか?ここで戦えば」

勝敗は兎も角ダルーニャもガゼルも助からないと思うんだがなぁ。

「分かった。小勢だと思い油断した」万一の時は俺が腹を切ろうと思う。

エルフ族の誇りにかけて賄賂をくれた英雄は見殺しにはしない。

エルフの大軍300人がダルーニャ軍1万人に突撃して交戦する。

「俺達だって部族の勢力を拡大させないといけないからな」

停戦に合意したがこのエルフ族を相手にしないといけないのか?

「治癒魔法。火傷の痕が残らないように復活させないいけないが・・・」

「じゃあ俺らはエルフ軍の猛攻で撤退することにする。頑張れよ」

俺等だって望んで惑星Jのナントナーク王国を侵攻したわけではない。

チハヤちゃんの命令では仕方がないではないか?

「痛い。痛いよ~」余りの激痛に俺は思わず泣き叫んでしまった。

「1万ディルスで俺が保有しているポーション譲ってやるよ」

停戦さえできればポーションの力で回復はできるのか?

「無念だ。ソイツは次会いに来る時は今の3倍は強くなっているだろう」

普段は臆病者だが自爆魔法を仕掛けてくる辺り勇者の才能はあるんだ。

「カマモト?貴様には勇者討伐を命じる。善戦して兵を募れ」

「父親見殺しにして逃げる奴が勇者?勇者の質も低下したもんだな」

カマモトは鼻で笑うが勇者討伐の軍資金をダルーニャに貸すことにした。

「引き上げだ」取り敢えずポーションを買った俺は全身にぶっかける。

「忠告しておく。この男を主にするなら戦場には出すな。象徴にしろ」

ダルーニャは引き上げていくがどう考えても即座に逃げないとと思うのだ。

食わせる者の予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ