男の復権
男の復権
新暦1年3S2白樺4月1日朝
「最近男性の軍人のみ贔屓している」そう思われるのは困るのだ。
女性の部下には腕章のプレゼントでご機嫌を取っておくのだが喜んでる。
「愛妻弁当なんて何時の時代の話よ。弁当作る暇なんてあったら」
内職の造花作りに励んでいるよ。
だいたいチハヤ国共働きだから家で食事食べる人殆いないよ。
飢饉用の古古米はお粥にして食べてるけど基本昼食と夕食は外食だから。
「だいたい料理は女の子がするなんて考えが古いのよ」
ヨーロッパの国々は自炊の習慣がない労働者階級の人が多いらしく。
外食で日々のパンを買ってるらしいと言ってた人がいた。
だから飢饉でパンの値段が上がると手持ちの金じゃどうにもならなくなり。
暴動とか革命とかに発展するのかも知れんな。
「パンの値段上がっただと?ふざけるなぁ。ぶちころすぞ。悪徳商人」
などと言うのだが自由商売なので止めろという訳にも行かないのだ。
「パン屋にも事情があるんだろうから高く売るのは仕方ないのだろうが」
でも外国じゃ高値でパンを売るとパン屋襲って略奪する者も昔はいた。
日本でも一揆で略奪する市民とかいるからチハヤ国でも食べ物には煩い。
「分かった。一度俺が買い取ろう」ガゼルは決意することにしたのだ。
ここでカネ出さなきゃ暴動に発展して死亡フラグが増える。
「へへっ。買い取ってくれるなら問題ないですぜ」
「次はないぞ。今年の小麦は大豊作だと聞いている」ガゼルは牽制する。
「商人なら欲張り時を知ってますぜ。殺されるの分かっていて値上げなど」
するわけがないだろうと自信たっぷりの商人だが足元見られてるなぁ。
まあ食事を作らなくていいなら嫁家業も楽なんだよねぇ。
飯食べる奴の好みに合わせないと我儘な家族は食ってくれんから。
「一応料理は学んではいるんだよ。やっぱこの国男優位社会だしさぁ」
付き合ってる時は対等でもHって基本的に男がやる方で女の子がされる方。
だからHなことしてるうちに男が優位になるケースがあるらしいんだよね。
一度夫婦関係のパワーバランス崩れると亭主関白やDVに走る人もいる。
Hって少なくともエロ小説や漫画やDVDとかだとだが。
男が要求して女の子が受け入れる設定が非常に多い。
これで男が勘違いして自分のほうが偉いと思い込むケースがあるらしい。
「しかもこの国ハーレム婚じゃん。選ぶ権利は男にあるから修羅場だよ」
一部で不満だがHの関係性は平等だと言う社会作らんと。
亭主関白の人やDV夫だって付き合ってた頃は優しい恋人だった筈だしな。
「でも仕事忙しくてたまの休みでのんびりしたいと思ってるだろうに」
それ言うと主婦も忙しいんだ。
主婦に子育てに内職に忙しいのに男は気楽にゴルフやってる。
しかも生活苦しいのに新たなゴルフ道具を買うつもりなのかと言われる。
ゴルフはチハヤ国では仲間内の友好や他社との付き合いに重要である。
でも日本だとアニメとかでゴルフは趣味だと定義づけられるから。
ゴルフ道具買って憧れの接待ゴルフの大役を目指す夫の苦労を知らない。
「5万ディルスも給料出してるのにゴルフ道具買えんのか?」
「まあ贅沢だとは言われますね。失敗したらクビか左遷かのどちらかだ」
まあアニメだと強調してるだけかも知れんが理不尽な設定が多い。
取引先の社長には絶対に勝ってはいけないのだ。
手加減してるのがバレないように気持ちよく勝たせるのがコツである。
でもゴルフって金のかかるスポーツだから貧乏人には出来ないんだ。
「でも銀行利子は1万ディルスだからゴルフ用品も買い漁る訳には」
まあ今は丹軍を倒して武勲を上げれば出世間違いなしだが平和になったら。
クビにされるかもだし兵は増やしまくったよなと思うのである。
「いや~。訓練さえしていれば2汁7菜食えるなんて有り難いなぁ」
77兆人の大軍団だがまあ接待ゴルフでもないと出世できないからな。
接待の仕方が見事で取引先に気に入られれば側に置かない訳にはいかない。
取引先のお気に入りを平社員にしておく訳にも行かないから出世できる。
でもそんなの出来て当然だとみなされるから出世は無理だろうと言う気も。
「取り敢えず俺らの出世の道は丹軍なんだ。ぶっ潰す訳にはいかない」
それでもゴルフやっておかないとチハヤ国では出世できない。
「バイトに格下げで構いませんからR少尉の指揮下に加えて下さい」
優秀な指揮官の傘下に入れば時間はかかれぞ確実に出世が出来るのだ。
「バイト?良いのか?最下級の階級だぞ」ガゼルは聞くが。
「R少尉なら俺達出世できますよ」
これがキッカケで暴れ牛を倒す手柄を部下が画策して自作自演でアピール。
「北部地方の反乱を討伐したら大尉にして潜水艦部隊の船長に任命する」
「俺達50名で北部の反乱3万人を制圧しろと?」
「軍は動かせないらしい。減ったとは言え丹軍600億は手強いのだ」
地方守備隊で良ければ少佐にしてもいいよ。部下100人の幹部クラス。
「はっ。早速行き3時間で討伐してきます」3時間後に降伏した2万人と。
抵抗するので仕方なく叩き切った兵の死体を運んできたのだ。
「反乱を計画していた勢力88が不問を条件に降伏することにしたらしい」
まだ計画中だから自首すれば死刑だけは免れるかも知れんという訳か。
「死体を遺族に引き渡せ。反乱が起きないようにするにはどうすれば」
取り敢えず病院を建てておこうとルリに命じて地上げ用の家屋に機材を。
運び込み医療品は備蓄に蓄えられたものを高値で買い上げていくのだ。
医者は公務員の5分の1の給料で雇うが給料少なくて不満だと考える。
人はそもそも医者には向かないので薄給で耐えられる精鋭望むであるのだ。
「医療体制に力を入れるのか?しかも給料1万ディルス?」
「医者の資格があれば誰でも構わぬ。医療費捻出のため募金をお願いする」
「結局カネとるんだよな。まあ手厚い医療受けられるなら仕方ないか」
「でもチハヤちゃんが4ガイディルス出すならの話だがな」
まあ最近男の職場が減ってきたから医者なら男社会だろうと思って。
就職を希望する者や家父長制が残る農業とかに就職する男も増えた。
R少尉の所属する潜水艦には300人の兵が集まり女の子のやりたがらぬ。
3Kの仕事を得て男の復権を目指すことにしたのだ。
R少尉の逆襲の予定です。




