空き缶拾い
空き缶拾い
新暦1年3S2白樺2月1日朝
取り敢えず正体はバレてるが逃げられるのを恐れて素知らぬ顔で保護する。
まあ流石に4股が限界で5股交際は無理だろうと思うので后狙いでは。
それに暗殺を恐れて空き缶拾いになる辺り祖国に戻る気はないようだ。
「やっと7ディルス手に入った。お前の家は居心地が良い」
ガゼルはすっかり油断してるようであったが。
「もしもし。重要な話があります。柚木さん自ら変装して来て頂けない?」
「わざわざ会うの?ここで言えばいいじゃないの」
「盗聴されてるかもしれませんから。実は女の子を保護したのです」
「分かった。今直ぐ訪れる」それでガゼルや部下の作業中に面会する。
「て訳でどう見てもガゼルさんだと思うんですよ」屋敷の外で缶拾いして。
元締めに会いに行こうとする恋華をチラと見てガゼルだと確信した。
「私は帰る。お兄ちゃんを保護してくれた恩賞はこっそりと授けるから」
留まって面会すればガゼルは暗殺を恐れて逃亡するのだ。
「では」テレポートで本国に戻る柚木だがガゼルもその辺は分かってる。
「私を売って幾ら柚木さんにもらったんだ?」
やはりコイツ俺の正体を完全に見抜いてると思ったガゼルであった。
「まだ貰っていない。心配しないで。アンタ見捨てても私に得はない」
「迷惑でなかったら理由は聞かないで空き缶拾いさせてもらいたいんだ」
「暗殺が怖いの?柚木さんには報告したから保護の軍隊が送られてくると」
「時雨さん。俺だって死にたくはない」
「分かった。ところでチハヤ国が定額給付金やると思うんだよねぇ」
恋華の正体知らない人が納得する形で資金援助するとなると。
「時雨さん。何が望みだ?俺が叶えられることなら何でも言ってくれ」
ここで嫁にしてくれと言ったら物凄く迷惑なのだろうなと思う。
抱いてくれるかも知れんが柚木さん達の復讐が怖いから諦めよう。
「僅かなお金と警護隊長の地位が欲しいです」
欲張れば逃亡して折角の金儲けの機会が失わせるのだ。
「アンカートで反乱?取り敢えず時雨は皇帝付きメイド頭に任命する」
「メイド頭?良いなぁ。私一応アンカートの大富豪ズの末席何だよね」
この反乱鎮圧したいので急いで部下の空き缶拾いを武装させて。
500人をかき集めると家の復興とかつての所領だったこの街の返還を。
約束させて50万人近い数に膨れ上がったがチハヤ国は必死に防ぐ。
反乱は広がらないがこの戦いは手柄を立てたい者には朗報だ。
蛮勇は手柄にはならんがここで反乱を鎮圧すれば丘陵地の返還が。
家の再興につながるかもしれないので50万の大軍に500人で突撃する。
「アイツラバケモンだ。空き缶拾いと舐めずに真面目に戦えばよかった」
「職業差別は良くないね。こっちはお家再興がかかってるのよ」
反乱軍を犠牲者0で討ち破り実戦で鍛えながら反乱軍の拠点を奪取する。
4千ディルスの金と20万石の兵糧が手に入るが旧領地の回復意外には。
はっきり言って興味ないので旧部下3千人の空き缶拾いを掻き集めた。
祖国の再興を夢見て再就職することなく空き缶拾いで機会を伺う旧部下だ。
「お前が連れている女の子何者だ?裏切るかもしれない者側においても」
「チハヤ国の偉い人だよ。具体的には言えないけど讒言されたら」
分かってるわねと部下に念を押しておいたのだ。
「ここで裏切るくらいなら空き缶拾いせずに再就職してるよ」
恋華は答えておくが反乱軍の王スクミーズ大元帥はこの戦いで戦死。
遠慮して他の守備軍は防御に徹したので殆時雨軍に撃ち破られて反乱撃滅。
50万の兵は降伏して砦に駐屯させられたのだ。
「街の太守を命ずる。報酬は反乱軍から奪った物資でいいよね?」
もっとゴネるんじゃないかと思ったらアッサリ承諾したので自治を認める。
「意外にアッサリ本城を取り戻せましたな。空き缶拾いで大儲けしましょ」
清掃業者だが塵も積もればであるのだ。
全財産かけて安いアルミ缶を買い占めて倉庫に保管。
新暦1年3S2白樺3月1日朝
このアルミ缶の相場で170兆ディルスの純益を出した。
税金も納めて70兆ディルスを手に入れた時雨はチハヤ国の税金80ガイ。
これに対抗してアルミの相場で大儲けしてと言うか戦争中だしなぁ。
「恋華ちゃん。チハヤちゃんに報告してアンカート司令官を派遣して」
チハヤ国の皇帝が目の前にいるのに苦情を言わない人は滅多にいない。
じゃアルミ缶ギルドを設立して以後アルミ缶を拾う者は月千ディルス。
の上納金を納める義務を課したのでアルミ缶拾いは栄えるのだ。
「国中の鉄とアルミを集めろ。弾薬やゴーレムに代えるんだぁ」
ゴーレムは魔法金属で作ってるが鉄のゴーレムもあるのだ。
「材木チップ焼き固めてオガライトを作るんだ。魔力の水晶玉を集めよ」
本格的な戦時体制だがオガライトは材木チップを焼き固めて作る。
簡易製の薪であり、これで十分暖を取れるし今は春だ。
料理だけならオガライトで十分でありこのオガライト木材の削りかすでも。
十分焼き固めて=冬は越せないと人は言うが=代用品に出来るらしい。
昭和の日本でも流行ったらしいが考えた奴はきっと天才だと思うな。
「時雨ちゃん。この国に宗教団体ジャキョウが出没してるらしい」
未然に防げば手柄になるとガゼルは時雨を煽ったのだ。
「それ命令なの?丹の山賊軍は何処に出没するかわからない」
「命令はしない。アンタもチハヤちゃんの部下なら野心を持ってくれ」
チハヤちゃん、向上心のない部下には冷たいぞとガゼルは思うのだ。
「分かりました」ジャキョウの軍勢3万の兵と時雨軍が激突した。
この戦いでジャキョウの軍勢は北に追い払われ北部の太守は迷惑した。
このせいで富裕層2千家の大富豪の乱が勃発して内戦に陥りチハヤ国も。
軍師であるツバキと柚木将軍が5億人の部下を率いてやってくるのだ。
「恋華ちゃんですよね?偉大なる皇帝代理のチハヤちゃんからの依頼です」
「依頼?命令ではないの?」
「チハヤちゃんはチハヤ国のみの王です。自治領の統治は自己責任で」
取り敢えず仲直りするように諸侯に通達を出し従わない者は討伐する。
その場合は反逆の容疑で太守を罷免すると言い渡したのだ。
「柚木様。自治区の間での揉め事に口を出されても困りますな」
「その自治権取り上げても良いんだよ?反逆者に自治は認めない」
「・・・」取り敢えず和平をしようとは思ってる。
だがこんな嫌がらせとしか思えない行為をされて抗議できないのか?
「このジャキョウは信者を8万人に増やした。この無意味な内戦で」
「何故チハヤ国に直接抗議しなかった?」
「そのう。チハヤ国のお偉いさんが関わってると聞いて裏で組んでるかと」
噂では死んだ筈のガゼルの亡霊が裏で仕組んでいると言われているぞ。
「ガゼルさんは生きてるのは確かだ。暗殺を恐れて身を隠しているのよ」
「あの?それバラして良いんですか?」
良くないけどもう仕方ないじゃないかと柚木は思うのだ。
「まっまさか恋華ちゃんって」俺余程芝居が下手なのか大物のオーラが。
隠せずに直ぐに正体が見破られるのかはしらんけどさぁ。
「それを言うな。それは気付かぬふりをして差し上げるのが部下の勤めだ」
こうして正体のバレたガゼルは柚木により軟禁され。
話が付くまで幽閉しておくことで同意したのだ。
連れ戻しの予定です。




