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アルフェチオン

アルフェチオン

新暦1年3S2白樺1月9日朝

まあ俺も店番だけやってたらバイトリーダーに昇進するのに3白樺かかる。

なので賄いで胃袋ゲットして雑貨屋トロールキング亭に貢ぐのである。

アルフェチオンの金で賄いを作れるのだから出来るだけ安い値段で作り。

何とか夜のお仕事=魔物狩り=で稼いだ5千ディルスで馬を買うのだ。

「お前馬を5頭も買いどうするつもりだ?冒険者でも雇うつもりか?」

「嫌だなぁ。出世の時の保険ですよ。何時大仕事を任されても良いように」

「大した自信だな。お前に人を従えるだけの器量はないと思うがな」

まあ器量があったら部下に見捨てられずに皇帝やっていたかも知れんな。

「俺はそんなに人望がないかね?良くリーダーに担がれるんだが」

「まあ理由は聞かんよ。でもどうせチハヤ国の敗残兵だろうがなぁ」

ヤバい。

見抜かれている。

コイツ人質にとって逃げるかそれとも単独で逃げるか?

「お前を助けたら何処かの小国の宰相になれないかな?」

何処まで見破られてるんか知らんが敵に売り飛ばされないようにしないと。

「宰相は無理だなぁ。そもそも俺チハヤ国に戻る気ないぞ」

俺の生存が知られれば暗殺されるだろうし多くの民が迷惑するのだ。

だから死亡フラグが回避されるまでひっそりと身を潜めてイリーナさんと。

ラブラブな逃亡生活が良いなと思ったが当面はコイツなんとかしないと。

「少佐くらいなら何とかなりませんか?アンタチハヤ国の貴族だよな?」

秘密裏に裏で手を回して出世できないか?

「それはちょっとな」コイツ出世させると約束しなければ裏切るかな?

コイツに俺を助ける義理はない筈だし裏切るくらいならいっそこちらから。

「お前俺が陛下を裏切ると思っているのか?」

余程自尊心を傷付けられたらしく社長はコイツガゼルだと確信したらしい。

「チハヤちゃんに逆らって地獄に落とされたいのか」確実に神罰が下る。

それが分かっていて反乱を起こすより取り入って宰相になれば。

「お前。せっかく皇帝陛下とお近付きになれるのに密告してどうなる?」

でも俺も野心はある。

でなければアルフェチオン鋼鉄の社長などやっていないわぁ。

「兎に角公務員に任命すると約束してくれ。後は自力で出世する」

「お前。俺を売っても大した地位には就けないぞ。俺に味方した方が」

「恩賞を約束してくれ。俺にだって食わせなければならない部下がいる」

この期に及んで密告してもガゼルの部下に殺されるだろう。

「まあ給料は上げませんよ?自力で資金集められるでしょ?」

コイツも自分の飯に幾らかかってるか知らないんだろうなぁ。

「うち食事だけは粗食だぜ。30兆人も部下がいて暴飲暴食は無理だな」

2汁7菜のどの辺が粗食なのかは知らんが公務員としては安い出費だ。

公務員甘やかすと権力を壟断して私腹を肥やす者がでてくるのだ。

なので食料だけは素食に甘んじているつもりでいるのだが。

「娘を引き合わせても良いか?いや流石の俺もお前に娘差し出して」

摂政として政治を行う気はない。

「俺は無理でも娘の菜夏を公務員にしてもらえないか?」

嫌だから俺が動くと関係のない部下や国民が難儀な目に合うんだ。

「分かった。お前にも部下が必要だろう。賄いの腕を見込んで食堂長に」

この抜擢に贔屓だという者もいるが美味い飯が食べれるなら良い。

「アルフェチオンの旦那。折角馬買ったんだから賄い用の薬草を」

集めてくる予定なのだが昼は一生懸命働き夜は冒険者として金集め。

「じゃあこの書類仕事やっといて。アルフェチオン鋼鉄は行列できない」

鋼鉄を行列で買い占めて誰が有効活用できるのだ?

「OK。冒険者の皆さん。俺の部下にならないか?必ず出世させる」

金貨300枚で部下を10人募集で慎ましくバイトリーダーを勤めるのだ。

「俺等賄いやるために冒険者になったんじゃないぜ」

職業冒険者なので食事は作れるが料理スキル無しで冒険出るなんてなぁ。

食料調達と料理の場面は描かれることは少ないから昔はなり手が少ない。

小説漫画アニメの冒険者なら料理もするがRPGだとなぁ。

貴重なスキルポイント使って料理技能習得する奴がいない・・・。

ゲームだと何でこんな役に立たない技能覚えたんだみたいな扱いだし。

まあ能力値+10%とか能力補正あるから一応上げないと行けないスキル。

「まあお前らは賄いの食材集めにでかけてくれ。アルフェチオンの利益」

それこそが重要であり手柄を立てて正社員になれば功績を立て放題。

「何故黒マントを被っているのですか?」

「俺は罪人なんだよ。国民からお宝を盗む大盗賊の元締めだ」

お前隠す気ないだろうと思ったがここでガゼルを見捨てたら出世できない。

「1つ聞いても良いですか?何でチハヤ国に戻らないんですか?」

俺のような役立たずが皇帝にいては民草が多大なる迷惑を被るわ。

「いずれは戻るさ。だがこの権力の空白で俺の命を狙う者が動く」

「その可能性低いと思いますよ。大体シロの反乱軍など5大軍師がいれば」

いずれも寝込みを襲われでもしない限り戦死することはない英雄である。

メタボドーラさんが西方大陸で重傷して戦線離脱して栄光を得たのだ。

「アルフェチオンの旦那。帝都は奪回されチハヤ国は軍事拠点を爆撃」

不幸なことにチハヤ国軍はガゼルの生存を知らない。

皇帝の仇討ちで西方大陸の全ての家屋は焼き払われたのだ。

「神様怒らせると怖いな。シロ軍が降伏を申し出てきました」

ソーズイはツバキとともに空爆を続けるが国民には手を出さない。

だがガゼルを殺された=と思ってる=チハヤ国軍の爆撃は容赦ないのだ。

「お願いです。ガゼルさんの遺体を引き渡してください」

などと言ったらしいがそれは不可能だ。

脱獄してこの西方の土地にいるので空爆は迷惑なので柚木に指示した。

「いや~。爆撃の再建費用として鉄が売れる。お前やっぱチハヤ国に」

迷惑だからアンタが生きてることチハヤちゃんには教えろよ。

「俺がいて迷惑ならここから立ち去るが」

「迷惑だと?お前についてれば宰相になれるかもなのに迷惑なもんか」

でもお前の敵討ちと称して破壊行動されるのは迷惑だ。

「それでチハヤに真相を教えたらピタリと爆撃が止んだのだ」

全くチハヤちゃんの気まぐれで滅ぼされる街は迷惑であるが逆らえない。

困った神様だが暴君ではないので地下シェルターに身を潜め。

爆撃をやり過ごす西方の民なのであった。

チハヤの塔の予定です。

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