5部 金貨と食料
5部 金貨と食料
新暦1年3S2白樺1月4日朝
このまま戦っても犠牲者が増えると思った丹とチハヤは停戦したのだ。
「チハヤちゃん。一応海軍を増強して潜水艦部隊を掻き集めてきましょ」
ガゼルは潜水艦30万隻の建造計画を叩き出し軍備を増強するが。
「チハヤの店の代金値下げしたせいで客は増えたけど赤字ですよぅ」
今度の国会で叩かれまくると思うがまあ安い店は貴重であるのだ。
「文句があるなら高い値段で売っても良いけど買わないでしょ?」
「赤字も困るんですよ。料理の質落ちてもいいから材料費節約しましょ」
物価は安いから食料を農家からバカ高い値段で買い取り店に安く。
卸してる今の状況ではチハヤの店が黒字化するのは不可能であるのだ。
「じゃ売り上げに貢献するぜ。安いから力士向きなんだよなぁ」
力士は兎に角良く食うから食糧費で力士の生活費がかなり圧迫される。
日本の力士は地位を上げなければ給料も出ないシステムらしく。
才能がないと一生冷や飯食いとかになるしその前に引退させられる。
まあ力士は山のように食うので質を落としたそれでも料理人の腕前で。
極上の味にした古古米の料理を売るのだが釣りはいらんと言う客が続出。
ケチなことを言って倒産されたら困るのでできるだけ高い品を選ぶのだ。
「募金箱に寄付しますよ。本当に店の経営に使われるんですよね?」
「多少は私腹を肥やすけど材料の購入費に注ぎ込むよ」
まあ領主様は税と称して年貢を納めさせるから材料費はただだけどなぁ。
「6ガイディルス儲かった。余程倒産の危機を危ぶまれているらしいね」
「そりゃそうだろうなぁ。儲かるじゃん。ディルスの価値10分の1に」
下げたから6千ガイ円となるが税金納めれば国庫も充実するのだ。
「いや同情でお金貰えるなら俺だったら媚びまくりますけどね」
ガゼルは国内の反乱勢力を潰すことに熱中するのだがカマモトみたいな。
苛めっ子に会うのは嫌なので反乱は未然に潰しておくのであるのだ。
「宰相補佐官と宰相の仕事増やさないでほしいんですけどねぇ」
取り敢えずナンの原価が安いらしいので柚木の発案でナンカレーを売る。
ナンは安い製造コストで作れるらしく大儲けだし。
「ガゼルを神聖チハヤ国の初代皇帝に任命したいと思う」
これでネットで国民投票したら97%の支持率で皇帝に就任したのだ。
ガゼルは兎も角悪役令嬢枠の柚木を敵に回したらチハヤ国終わるからだ。
「どうやったらこんな用心棒兼恋人のいるガゼルが殺されるんだよ?」
「皇帝陛下万歳~」これに不満を持つ者はいないがどうせ傀儡皇帝だ。
実際に政務を取り仕切るのはフォートレスとチハヤの家臣団である。
「ああ代わりがいないのよ。アンタも皇帝なら文句ないでしょ?」
じゃ山のような書類にサインしてくれれば良いから。意味知らなくても。
「おおっ。ところで給料は幾らなんだ?」そんなもん貢物とかで。
「5万ディルス」5千万円かと思うガゼルだが早速ハクアと佐倉を。
この2人はジ・ターキーの娘でありサンマの研究をやってるらしい。
「俺の役目は重役の決めた書類にサインするだけだ。
「ほら終わったよ。飢饉用の米を貧しい地方に送っておけ」
「良いですけど私とて本当に書類にサインだけされても困りますから」
皇帝には外交の仕事もあるので政治の内情を知らないと困る。
傀儡の皇帝でも政治向きの話してくる奴はいるだろう。
それで答えられないと外交上の恥をかくことになるので仕事は出来ないと。
「謁見とかするだろうからなぁ。でもお前が恐れるのは柚木さんだろ?」
アイツ皇帝にしてやったら俺を守れるし全て丸く収まるんじゃ。
「無駄無駄無駄ぁ~。アンタを皇帝にするのは議会の総意である」
「分かってるよ。俺が柚木さんと裏切るのが不安なんだろ?それでも」
殺す訳にも行かないから皇帝にしてやれば謀反起こさないだろうと。
「財産なんか謁見に来る民衆からの賄賂で幾らでも儲かりますよ」
賄賂自体は貰っても罪ではない。
それで地位を左右したり、税務申告をしないのが問題なんだ。
でなかったらお歳暮贈った日本人は全員逮捕されてしまう筈である。
まあファンタジー世界でそんな事言ってもしょうがないけどな。
「皇帝陛下。死亡フラグ消えるように頑張りましょうね?」
「分かった。薬も貢がせよう。飢えと貧困と病気さえ克服すれば反乱など」
起こす奴がいるもんかと信じるガゼル皇帝だがここで問題が起こる。
「誰を皇妃にするんですか?チハヤちゃんが皇妃になるなら別れますよ」
「私は末席で良い。貢物はノルマ30ガイディルスにするから」
これを聞いた富裕層は呆れたがまあ金さえ出せば非常に話がわかるのだ。
「皇帝に権力持たせないでくださいね。独裁者は闇落ちしやすい」
取り敢えず皇帝直属の親衛隊をイシュラスと空に指揮させたのだ。
ハクアにはサンマの研究所を造ることで味方に付け佐倉は酒で味方に付け。
「おおっ。私はサンマの研究のために情婦になれと言うならなりますよ」
「いやそれは良い。柚木の配下として俺を死亡フラグから守ってくれ」
公務員の私物を中古品にしろと命じたら公務員の忠誠度が98%に下がる。
98%だと貢物さえケチらなければ普通に裏切るので忠誠度上げないと。
「何で公務員は贅沢しちゃいけないんですかね?国民の10分の1が」
公務員って家族も含めると普通に国民の半分くらいは公務員関係者だ。
彼女4人もいて家族が5人いるとしたら150兆人くらいだから。
それで倹約に走ったら国の財政が緊縮財政化するんじゃないのか?
「まあ俺に権限はないからな。お前らも金貨と食料は蓄えておけよ」
「分かってる。ちょっと店に食いに行っていいか?あの店俺の叔母がな」
身内が飲食店経営してるのに親族や友人が他店に行くと怒られる程度では。
身内から裏切り者と言われ一族から虐められるので他店に行けない。
家電製品の店で社員が他店の品買うと滅茶苦茶怒られるらしいのだ。
などでチハヤの店と公務員の店が繁盛するがこの国商人ギルドの国である。
ギルドに所属しない商人から買うのは自由だが殆の商人が所属している。
組合とかに所属してないと虐められるし情報は入らんし困るのである。
だから経済的に困窮してなければギルドには加入するのが普通であるのだ。
なんかイベントあった時参加できないとかあるのである。
当たり前だが地元民とギルドにとっては不利益なので一応交渉はするのだ。
でも折り合わなかったらしいが同職ギルドじゃなく商店街の組合だから。
ギルドの構成員になっても利益が出たかは誰にもわからない。
「まあギルド所属の商人なら誰と取引しても文句は言われんからな」
でも身内優先だけど収入増えれば会費も増えるから親族押しなんだよねぇ。
幹部に昇進の話がある時うちの身内が幹部になれば一族の影響力が増す。
「焼き払え~」スラムが住民同意のもと柚木の爆裂魔法で焼き尽くされた。
住民には新しいアパート用意してやると言ったら同意したのだ。
アパートなら最近住宅不足でスラムの経済立て直しに励むチハヤちゃんが。
送り込む4千の兵を住まわせることが出来るので貧乏から脱出だ。
最近地獄民の貧困層が帝都にスラムを造ったので焼き払ったのだ。
煉獄の業火の予定です。




