1部 新たなる動乱
最初に言っておきます。
普通の冒険小説目指します。
平凡な少年が虐めに耐えかね村をでて英雄を目指す話です。
贅沢は言わない。
せめて閲覧者千人超えは目指したいです。
この小説は練習用です。
1部 新たなる動乱
新暦1年3S1白樺1月1日
チハヤ国が建国されて約30白樺。
覇権主義を押し述べたチハヤはダルーニャ軍を反乱軍の拠点惑星Jに派遣。
新暦1年2S10白樺7月1日以来の終戦に別れを告げたのだ。
「や~いや~い」俺は剣術も魔術も人並み以下の男だった。
親は薬屋でお小遣いも人並み以上に貰ってるから魔力の水晶玉の転売で。
普通に15歳になるまでに300ディルス稼いだがそれを公表はできない。
「くそ。何で虐めは許されて反抗すると馬鹿がまた暴れているになる?」
俺的にはそれが納得できずに反抗してみたがアイツラ教師の見てる時は。
俺に殴られるので教師的には俺が苛めてるように思われてるんだよな。
俺に付けられた仇名は惰弱騎士であり俺はアイツラの股を潜ったことが。
「全く。あの教師共不良少年からお金貰ってるのよ」
コイツは俺の幼馴染のイリーナで俺はガゼルだが最近スケベイベントで。
裸を見られた事に激怒され=当たり前だな=決闘した後友人になった。
因みにガゼルが一応剣士でイリーナが魔法使いなのに決着がつかず。
イリーナは剣士としても優秀なので周囲は俺をイリーナのパシリと見る。
「私と30秒だけでも互角に戦えるんだからそんなに弱くないよ?」
貴様に足りないのは愛国心だと思うイリーナであった。
「全く。バーンのたこ焼きは食べてるんだよね?アンタ兵に向かない」
どっちみち村から出た方が良いよ?
今の状況で発言権を得ようとするなら虐めを糾弾しないといけないけど。
「教師が買収されているんじゃどうにもならない」
「俺に親父を見捨てろと言うのか?」まあ気持ちはわかるつもりだけどね。
「村を出るなら私も付いて行くよ」既に準備は整えている。
万一旅費に困った時のように魔力の水晶玉を4つ持っている。
冒険するなら商人ギルドに入会しないといけないけどこの商人ギルドの主。
苛めっ子の首領格でカツアゲで4万ディルスも儲けているんだよな。
「お兄ちゃん。私は僧侶の柚木」ところでこの不良少年カマモトは。
柚木に気があるらしく何かに付けて俺を貶めようとしてくるのだ。
「お前も俺と一緒に村を出てくれるか?」転生者の少女柚木は薬屋の養女。
ガゼルの妹であるが別に近親相姦的な気持ちはないらしいな。
「幾ら義理の兄でもお兄ちゃん誘惑するほど愚かじゃないよ」
村を出るなら軍資金はかき集めておかないといけないけど商人ギルドは。
カマモトに金を持ってると思われたら直ぐにカツアゲされるだろう。
「カマモト殿。俺達は村をでていきたいと思う。アンタの望みだろう」
目障りな奴が自主的に消えてくれるのだから寧ろ有り難いのではないか。
「俺達がお前を苛めてるような言い草だな。舐めているんじゃないぞ」
取り敢えずボコボコにされてるあいだに行商人に化けた柚木が取り引き。
「上手くやりやがった。柚木に手を出せないのを知っていて卑怯者」
柚木はそのまま馬に乗って村から出る計画だが村から叩き出されるガゼル。
「全くあんた弱いねぇ。私が鍛えてあげるよ」
ボコボコにされて傷も癒えない俺に剣術の稽古だと?
「ほら。先にミモザの街にたどり着いた柚木を探さないとね」
あの娘の異世界人と闇落ちした悪役令嬢のチハヤちゃんも貴重だよな。
「いや~。長年虐められた村から解放されて良い気分だ」
「私の魔法で馬と交渉してみるよ。荷馬車になってくれたらご馳走する」
「ぶっほほ~ん」馬も最近戦火で荒れて山賊が出るようになったので。
「どうやら馬も乗り気のようだな」俺の本職薬屋だぞ。
馬の喜びそうな薬草など森に入れば直ぐにドロップアイテムで手に入る。
「良いぞ」
「へっ?」
この馬人間語を喋った?
「俺は白竜だ。西遊記を読んだらしい異世界人に名付けられた」
俺の足になってくれたらミモザの街に付いた時粥を食わせてやる。
「いっいたぞ。ちゃんと反省したか。反省したなら特別に帰郷を認める」
まさか本当に村を捨てるとは思わなかったのだろうか?
だが俺は村を捨てたんだ。
二度とあのような暮らしに戻ってたまるか。
「息子よ。村に戻ってきて欲しい。お前が虐められていれば」
全ては丸く納めると言いたいのか?
それが父親の言うセリフか?
「父さん。こんな村にいるよりは俺と村をでないか?」
「儂に旅をしろと言うんか?我儘言わないで戻ってこい」
話しても無駄のようだな。
「白龍。ミモザの村まで一直線だ。逃げるぞ。コイツラに勝てる訳がない」
例え勝っても正当防衛は認められないだろう。
「任せろ。おい。俺お前の部下になって良いか?」何だとぅ?
金なら最近戦争で物資が不足してるし柚木がいれば儲かってるだろうが。
お祭りのクレーンゲームや射的で3倍で売れるし確実に儲かるけど。
でもやっぱり魔力の水晶玉は儲かるから30万ディルスは稼いでいるだろ。
「イリーナ。カマモトを抑えてくれ。俺は逃げる」
「良いのか?お前は俺の背に乗り逃げろ。イリーナも乗れ」
「逃がすかぁ。勇者カマモトの配下をミモザの街へ派遣して身柄を押さえ」
虐め倒してやると決意をするがガゼルは逃げるのだ。
「ミモザの街に逃げ込んだ柚木を捕えて金だけ取り上げろ」
どうせ不正な手段で手に入れた金だと思っているのかと俺は思う。
「イリーナ。金をばらまけ。主人公が全員最強な訳ではないぞ」
まあこの古典的な戦法は金目当てのカマモトの配下を動揺させた。
「何をしてる?虐められる立場に戻りたいのか?」
「無理です。我々には空軍がありません」
馬で森に逃げ込んだ白龍と俺はできるだけ奥地に入り込みカマモトの兵を。
「助けてぇ。死にたくない。死にたくないよう」
「落ち着いて。誰もアンタを虐める者はいない」取り敢えず宥めないとな。
コイツに錯乱されるとマジで今日の夕食がてに入らなくなるからな。
「おや。倒れている人がいる」持ってきた少ない食料を与えてみる。
生きているとは思うが貴重なパシリになるかもしれない者を無視できない。
「おや。貴方が私を助けてくれたのか?」
「助けた訳ではない。貴重なパシリを見殺しに出来るか?」
「命助けてくれるから部下になれと?私はリリザ。取り敢えずご飯欲しい」
「せいぜい恩に着て」そこで疑惑が心によぎった。
コイツカマモトの送り込んだ密偵ではないだろうなぁ?
「薬草に狸のドロップアイテムだよ。リリザだったか?薪拾え」
「分かった。仲間を呼んでも良いか?テンプレだが一応族長の娘」
おい。
数百名の部下が増えても困るぞ。
「私の部下は18名。助けてくれたお礼に忠誠を尽くすけど食料事情は」
余り良い方ではないようだねと言うリリザであった。
「信じてやろう。カマモトのもとに走ったら殺すからな」
弱そうな奴には偉そうだなと思うが取り敢えず部下呼んで来よう。
「おおっ姫。無事でしたか」ここに惰弱騎士の物語が始まった。
森の動乱の予定です。