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第16章 5

 子どもたちは皆、扉の外に集まり、オレグとアカトフのやりとりを見守っていた。


 オレグが出てくるなり、マリヤが尋ねる。

「どうだい、奴らの様子は?」

「予想通り。ジナイーダは貝のように口をつぐんでいるし、アカトフは偉そうにふんぞり返っている」

 オレグは口の端を吊り上げ、アレクスから紙の束を受け取った。自分を見つめる仲間たちが、皆一様に胸を押さえているのに気づき、声をたてて笑う。

「お前ら、ドキドキし過ぎ。リラックス、リラックス」

「あんただって、緊張してるんじゃないの?」

「ここまで来ると、楽しみしかない」

 皆で用意した努力の結晶__わずか三枚の大判紙を振り、オレグは再び客間に戻って行った。

 残された子どもたちは、慌ててまた客間の様子を窺うためにくっつき合った。オレグが一番手で良かった。その場にいる誰もがそう思っていた。




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