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35.幸せは続いていく
夏。
「うふふふ、ほおら、こっち向いてー」
母は外でピクニックのようにシートをしいて犬をかわいがっている。
みさきが家から自転車に乗ってどこかへでかける。背中にはギターを背負っている。
恋人としては、大輝は文句なし!彼はスポンジとクリームで私はいちご!ふつうは恋に落ちてから子供ができるものだけど、あたしたちにふつうは似合わないもんね。
目的地につくとみさきは自転車たてかける。
大輝は家の前の階段にギターを持ちながら座っている。
「はーい」
みさきが声をかける。
「いい?」
大輝は音楽のレッスンをしたくてうずうずしている。
「ええ」
と嬉しそうに返事をするみさき。
二人はギターを弾き始める。
『♬~』
甘くてどこか懐かしいような曲が辺り一面を幸せにする。
二人は弾き終えると、
唇を重ねた。




