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妊娠した女子高校生みさき  作者: カネミズ
25/36

24.昼食

昼食。



「よーし、今日は中国を旅するぞー」

そう言いながら弁当のおかずに注目するみずき。

「あと欧米もじゃなーい?」

とみずきは付け足す。

みさきが食べようとしているのはシューマイだ。そしてその横にはタコさんウインナーが入れてある。

「それよりもうすぐじゃないの予定日?」

「まあ、五月だからねー三年生にはなっちゃうし、なったら一時的に学校にはこないかなー」

そう、私もみずきももう二カ月もしたら三年生になってしまうのだ。

「そうかざーんねん。」

「ふふ、ていうか同じクラスになるかもわかんねーじゃん」

「そっか」

となぜか吹っ切れたように気分をあかるくするみずき。






弁当を食べ終え、辺りを確認すると、廊下の方から、私めがけて嫌悪の目を見せてくる生徒たちがいる。

おそらく1年生だろう。

「どうしてみんなわたしを見るのよー」

「凸面体だからでしょ?」

と軽く返してくるみずき。みずきはもともと他人がどう思うが関係ないのだ。

すきに生きることが信条だからだろう。まあ、教室のみんなは私の体系を毎日見てるから慣れてるんだろうけど。今なんかクラスの女子はどんな感じになるのか聞いてくる。将来のためなんだろうな~、妊娠ってどんな感じ?とか、辛い?とか。

いや辛いに決まってんじゃん。ていうか人から聞いて妊娠を理解できたらすごいけどねー。

妊娠なんてやっぱり体験してみなきゃわかんないよ。

「で、そっちは最近どうなの?」

と周りの空気を無視するかのようみずきに聞く。

「最近・・・・、なんかそっけない・・・」

みずきは浅野先生という数学教師にベタ惚れ中。

「でもさ、そろそろ現実観ようよ。だって浅野は結婚してるし、しかも双子の子供が・・・」

「浅野って呼び捨てにしないで。私は本気なんだから。」

そういってヨーグルトをちょびちょび食べている。




「あ、そういえば聞いた?あっ・・・・なんでもない」

「なに?そこまで言われたら聞くよ私」

みさきがこうなると執念深く聞いてくることをみずきはよーくしっている。

「あー、隣のクラスのコウミちゃんから聞いたんだけどさ・・・」

「うん、なに?」

「なんかモールで、大輝と一緒にサクラちゃんが歩いてたって」

「え、ほんと?」

「うん、確からしい・・・怒らないでね!」

「べ、別に怒っちゃいないよ」

「だって付き合おうって言われたんでしょ?」

「まあ、でも、たまたまだよたまたま」

でもうっすらと怒りと不安が出ては入ってを繰り返した。


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