21.告白
母と喧嘩した日にベットに横になっていると、なんだか無性に大輝に会いたくなった。
でももうこんな時間だ。でもどうしても会いたい。
自然と体は動き出し、そばにあったスマホをいじくっていた。
みずきからこそっともらっていた連絡先を表示し、
「今から会えない?」
と無理難題のメールを送ってしまう。
「今から?」
と当然の返しがかえってくる。
「うん。」
それに続けて詳細な場所のコンビニを呟いた。
時間を見ると、もう夜の八時半だ。
「わかった。いいよ」
と優しく返事が返ってきた。
コンビニで温かい飲み物を買い、中にある休憩スペースで待っていると、
陸上部らしい防寒着を来た大輝がやってきた。
私の姿を見て、一度硬直し、
「すごいな。最近、どんどん妊婦って感じだよね」
「だね・・・、あのね赤ちゃんを養子に出す手続きしたの。もらってくれるのは三橋さんって家の人。
しかも、そこの夫の人の名前も大樹なんだよー。不思議だよね~。」
「ほ、ほんと!?」
「ええほんとほんと!」
こういう何気もない話題を私がふって大輝が優しく返してくれるそういうのがとてつもなく好きだ。
「どんな人たちなんだい?そのみつはしさんっていうのは。」
「旦那さんはいい感じ、おとなしくて、なんて言っても映画好きで音楽好きで私と趣味が一緒!今日は
映画も一緒に見たし、音楽も一緒に聞いた」
「ふつうそんなことする?」
「しないねー。ほら、私って変わってるからさ」
昔から私はどっちかというと変わってる扱いをされてきた。まあ、気性があらっぽくみえるもんねー。
「あ、それと、私の両親は、あなたの両親にこのことは言わないでおくってさ。安心して」
「あ、安心した」
時々見えるこういう不安そうな返答がやっぱり結構すきだ。
「それと・・・・それとなんだけどさ・・・・・」
「うん、なに?」
大輝はないか言おうとしているが、くちをもごもごさせている。
「今度、あったら言おうと思ってたんだけど、もし、もしよかったらでいいんだけど、その・・・
赤ちゃんのこととかもし全部済んだら・・・っていうか済んだらというよりは、僕もいっぱい手伝おうとは思ってるんだ」
「な、なにが言いたいの?」
よく言いたい趣旨が分からず、もう一回改めて言ってもらう。
「だからそのなんていえばいいのかな。・・・・。」
「付き合ってください?」
「えっ!・・・いや、・・・ていうか・・・なんで言うんだよ!俺が言わなきゃ・・・」
そのキョどりようと焦った姿を見て、みさきは笑いをこらえられなくなった。
「だから!付き合って!」
夜のコンビニに大輝の言葉は響き渡った。
「あっ・・・」と気づいたのか静かに縮こまる。
「ふ・・・いいよ」
と小さくみさきは口を開いた。
「はっ・・・ほんと!」
目を輝かせていると同時に安堵の表情に変わった。




