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七色の宝箱

作者: 瑞樹

あなたの部屋に向かう日は

いつも雨…


冷えた体は必ず あなたが温めてくれた


水たまりがあれば

それを避けられるようにしてくれた


あなたが濡れないように

少し背伸びして片手で傘をさす

空いた手で 腕を絡めて チラッと見ると

隣で 笑ってる


些細なことが嬉しくて

大切な宝物になっていた日々


心の宝箱に

大切に 入れておく


今は 腕を絡めて歩くことも

あなたの部屋にあがることも

温めてもらうことも できない


宝箱をあけて そっと触れてみた

…切なくて苦しくて…

涙が止まらなくなる


宝箱をしめて 瞳を閉じる


時が経てば

宝箱を開けても

泣かないかな…笑顔になれるかな…


時が解決するよ…

あなたが昔 泣き崩れる私に掛けてくれた言葉

優しく手を握って 慰めてくれた


いっぱい詰め込んだ七色の宝箱を胸に抱いて

虹を見あげよう

涙がこぼれないように…





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