見上げると広がるのは胸囲的な物であった
早々に投稿ができました。本編の冒頭です。物語りの土台作りですね。少しの間ですが、お楽しみください!
第一夜
ー 交渉成立 ー
俺はいつものように学校に行き、仲の良い友達と雑談で盛り上がった。家に帰り、母さんの作ってくれたから揚げを食べた。「さて、アニメでも見っかなっと」俺は日課のアニメ鑑賞を終え、ツイ〇ターをチェック。「さてもう寝るとしますか、おやすみ」(はぁ、ひざ枕されてみたいなぁ、今日も頑張ってひざ枕されてる夢見て寝よ)そう、俺は無類のひざ枕フェチなのだ。と、言っても一回もされたことはない。してくれる人もいないし仕方ないよな。だからこうして夢でひざ枕をしてもらっている。
ーそんな日々が続くと思っていたー
「ん?」俺は目覚めた瞬間、違和感を覚えた。(おかしい、くたびれているはずの枕がいいかんじの弾力じゃね?)(おかしい、どうやらここは外だ、なぜ俺は外に?)(おかしい、目の前には胸囲的な、いやいや、驚異的なおっぱいがある)そして察した。
(あ、これひざ枕ですわ)
そんなことを考えていると、『あ、気づきました?』と言う大人びた声が聞こえてきた。「あ、はい。えーっとこの状況は...」俺は胸が大き過ぎるので顔があるであろう方へ、返事をする。『す、すみません!き、気を失っていたようなので少し手当てをと...』どうやら気を失っていたらしい。部屋で寝てたつもりがとんでもないことになってしまったな。「あ、いえ、ありがとうございます。その、なんかいろいろありがとうございます...」そう俺は目が覚めると異世界でひざ枕をされていたのだ。状況は呑み込みきれてないがとりあえずひざ枕はやはり最高であった。
ところ変わって、今はとある人物の家におじゃましている。そのとある人物はさっき俺にひざ枕をしてくれていた人だ。名前はアグネス、落ち着いた雰囲気のお姉さんだ。あとおっぱいがデカイ。とにかく大きい。現世では見たこともないようなサイズだ。これも異世界特有の育ち方なのだろうか...
アグネスさんからいろいろと話しを聞いたのでまとめよう。
1、ここは俺のいた世界とは別の異世界。
2、この国には50年に一度くらいの頻度で、異世界から「勇者」と
なる人物を召喚すると言うこと。
3、この勇者には、あらかじめ確認した上で召喚するはずだったが間違って俺が召喚されたと言うこと。
4、それをミスしたのがアグネスさんが国家魔術師をクビになり、
俺を養ってくれるらしい。
他にもいろいろ言われたが要約すると、
間違って転移させてしまったアグネスさんは、俺が勇者になれば職を取り戻せるらしい。なんでもするので手伝って欲しいとのこと。
...あれ?今なんでもするって? よしっ
「あの、アグネスさん」『アグネスでいいですよ、でなんの用です?』「さっきアグネスさ、なんでもするのでって言ったよな」『え、えぇまぁ、』「じゃあ...」ここ、大事なとこだよな。すぐにエッチなお願いをする人もいるだろう。自分に惚れろと言う人もいるだろう。でも俺はたぶん人と違う。
「じゃあ俺、勇者になります。その代わり、クエストをクリアしたらご褒美として、ひざ枕をしてください。」『え...ひざ枕ですか?い、いいですよ!もちろん!ありがとうございます!これから頑張っていきましょうね!』
交渉成立。うじうじ考えても仕方がない。もしや俺は、異世界で夢のような暮らしができるかもしれないぞ!たまたま送られたとはいえ、なんて素晴らしい世界だ!これはやるしかないだろ!ちょっと抜けてるけど、おっぱい大きくて、優しいアグネスとの異世界生活。これは胸が踊るな!!
ー俺は俺の欲望を満たすために勇者になること決意したー
《今日はアグネス家のベッドで寝た。アグネス家の枕は羽毛と思わしき優しい感触の枕だった。》
ある程度設定ができたと思っております。不定期ですが、次回話もあると思います。貴重な時間をありがとうございました!




