「取りあえずGのいない世界なら何処でもいいや」
まだまだ操作に慣れていないので誤字脱字が多いかと存じますが温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
“世界は愛に満ちている”
そんな事を何かで読んだ。それを読んだ時はまだ10歳で俺は この世に愛なんて存在しない と思っていた。
理由は簡単で、愛を知らないダークヒーローなんてものになったつもりでいたんだ。
10歳の頃はそれでも良かった。微笑ましいで終わるのだかから。
だが俺はそれから5年間、現実をしっかり見ることが出来ていなくて中学を卒業する頃には立派な厨二病患者として認識されていた。
正直あのときの俺は悪魔か何かにでも取り憑かれていたのではないかと考えてしまう。
そんな黒歴史を持った俺は17歳になった。
やっと学校でも厨二病だったときのことを掘り返されなくなって(まぁ何かあるごとに掘り返されるが)少し更生したと認めてもらえていた。
だから俺の人生に悔いは特にない。
勿論親孝行出来なかったとか、弟との約束に行けなかったとか、学校を卒業出来なかったとか、そういう未練は有るには有る。
でもそこまで強い未練でもない。確かに死因は情けなすぎて嫌になるけれど、俺らしい死に方だったかなんて考えられるくらいにはどうでも良いことだ。
なのに何故、俺の目の前には
【未練タラタラで死んだ其処の貴方!死因をカセットの中から選び操作に従ってお望みの死後をお選びください!!】
なんて書かれた弾幕とDSのような機械が有るのだろうか…