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上を見上げれば
透き通る蒼 刻々と過ぎ去る朝
頂上が見える 丘というべきか
花が咲いている 真っ白な花だ
あの夕焼けも愛おしい
だけどほんのすこし 悲しい
語るのは僕 歌うのは君
平行に映る鏡の線
目の前が真っ暗
でも外は眩しすぎる
上を見上げれば 目に見えるは華
全てが平等に美しく 残酷な世界で
時折見せる横顔は また奇妙なものだ
目移りしてしまう あの甲高い悲鳴のような喝采たちを
どうか なぐさめてあげて
弾けてしまった思いやりを 忘れないであげて
彼らはもう 戻らないだろう
でもいつか 帰る日がくるのかも
誘っているの? 呼んでいるの?
でも決して見えはしない
僕の上は そんな思いの塊だ




