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夢の女への手紙
愛に溺れた 愛しい海に
可憐に舞う人魚のような姿に
いっそ私も 海になりたかった
愛に溺れた 愛しい森に
慎ましく幼い木々の隙間で
一緒にワルツを踊ろうよ
愛は色づき 貴いものに
二人の姿は 靄の中
深い海に沈む程に愛おしい
あなたの可憐な姿を求めて、私もそこへ行けるだろうか
生茂る木々のような美しさが愛おしい
あなたの隣で、楽しく踊ってみたい
積み重なった愛しさは、次第に大切な想いに
ただその一時が、叶わぬ幻であろうとも
夢の中で踊り続ける女への手紙
とある男は、いつもワルツを踊り続ける女が夢に出てきていた。
幾度と彼女を見ているうちに、次第に惹かれてゆく。
だが夢の中への女へは会いに行けない。
彼は在りもしない女に、1つの手紙を書いた。




