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消失のレクイエム  作者: 杞優
入学編
1/1

復讐者

処女作です。

軽く読んで頂ければ嬉しいです。



半年前、俺は魔法を使えなくなった。

2年前に義理の母親が殺され、その濡れ衣を着せられた。

俺はその犯人を知っていた。

しかし、それを法廷では証言しなかった。

俺は分かっていた。


これは仕組まれていたんだと。


この国が俺をおとしめていたんだと。

こうして俺は魔力を封じられただの人となった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


日本ゼルタイン合併君主国という国があった。

2年前、日本対ゼルタインの戦争があった。戦争と言ってもゼルタイン側が一方的に攻撃し日本という国は無くなった。


『速報です』


カリカリに焼けた食パンを掴み口に含む。

テレビから女性の声が聞こえ、不意にテレビ画面を見た。


『新東京で約1時間前に起きた旧日本人によるゼルタイン第一評議場での立てこもり事件について速報が入りました』

  

眉をしかめ、耳を澄ましそのニュースを聞いた。

 

『旧日本人10人で評議場に襲い評議観察官15名を人質に建物内に立てこもりました。10分程でNo.s7(ナンバーズ·セブン)の援軍が到着し、約1時間で人質の救出、犯人確保をすることが出来ました。

幸いゼルタインには死者は出ず4人の軽傷で命に別状はないようです。旧日本人は2人を殺害し残りの8人を確保しました。

旧日本人は「反ゼルタイン万歳!日本人万歳!」という声を発し、魔術監獄に運ばれていきました』

  

テレビの電源を消し、口に含んだパンを飲み込み自分の部屋に行き、机の横にかかっている鞄を手に取り、部屋を出た。


  9:30

今朝の旧日本の評議場の襲撃により学校は通常の一時間遅れだった。

今日から高校生になる俺だが入学早々事件とは何かこれから起こりそうな気がする。街では今朝の事件のことでニュースがやっていたり号外を配っていたりした。

俺もその号外を手に取り内容を見た。そこには大きくナンバーズを讃える内容が書かれていた

  

 No.sーーーーーーーー

この国が誇る今は8人だが9人の最強の魔術官たちだ。少ない人数ながらも一国をも滅ぼせる力があった。俺も力を失う前まではNo.s5として所属していた。


見慣れた街だが魔術官たちが街の見回りをして少し緊張感が漂う。そんな違和感を感じつつゆっくりと歩いていた。すると、誰かが後ろから声をかけてきた。


「キユウ。魔力を失ってからの生活の感想は」

  

ゆっくりとした喋り方で聞き覚えのある声だった。

振り返ってみると思った通り知っている顔だった。


「別に、いい気分じゃない。今の状態では何もできないし俺の目標も随分遠く感じる」

  

「そうだね。君には兄と父親に復讐するという目標があったね」


俺にはある目標がある。目標と言うより俺が生きる目的だ。

  

俺には義理の母親がいた。名は奏·レクリアだ。彼女は日本人でゼルタイン人の今の父親と結婚したそうだ。

彼女は早くに親を亡くした俺を引き取り、実の子のように育ててくれた。

俺はそんな彼女が大好きで本当の母親だと思っていた。そして、彼女には子供がいて俺の2つ上の兄だった。兄と魔術の稽古をしたりして楽しい日々を過ごしていた。

しかし、母は兄ドレイク・ワン・エイザスと義理の父に殺され俺の幸せだった生活は終わった。

奴らは自分の利益のために実の家族を殺しのうのうと生きてる。俺がそれが許せない。


俺は奴らに復讐する。

  

そのために俺は生きている。


  

  

どうでしたか?

つまらない。

文書くの下手くそだなとか思われたかも知れませんが良ければアドバイス等どんどんコメントして頂けると嬉しいです。

どんなコメントも受けとめこれからの執筆活動の参考にさせて頂きます。

読んで頂きありがとうございました!

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