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1.ネコに会いました

どこの町にもいるように、私の住む町にもボス猫がいる。おっきい目付きの悪い黒猫。よく、のしのしと歩いて縄張りを見回っているのを見かける。

ーその黒猫が、窓の外にいる。



私の名前は佐倉菜緒(さくらなお)。21歳。3年制というちょっと珍しい服飾専門学校を3月に卒業したばかりの社会人1年生。学生の時からバイトしてたお店の店長に気に入られて、正式に働かないかという有難いお誘いをいただき、就職決定。服と小物をデザイン、制作して売るので、アトリエも兼ねて一人暮らしを始めた。

「これからよろしくお願いします。」

「こちらこそ。困ったことがあったらいつでも言ってね。」

引越し初日に大家さんに手土産を持ってご挨拶。60代前半くらいの優しそうなおばあちゃんで、お名前が森村トシエさん。みんなはトシさん、と呼ぶみたい。

トシさんに挨拶をすませ、ご飯を買いに近くのコンビニに買い出しに行った帰り道に、大きな黒猫と目が合った。

これが、ヤツとの初めての出会い。

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