第11話 下準備の続き
月2更新目指して頑張ります
同時期に始めた方々は40話超えたりしてますね、凄すぎます
『あー逃げ切った……』
『わんにゃん連合会の野郎共……次に猫と犬投げてきたらマジで殺す』
『ところでガムダンさんにググゲルさん、手に持ってるそれは一体なんです?』
『箱っすね……レアドロップ用の』
『ホントだ、なんかめちゃめちゃキラキラしてる』
『ラストのボス倒した時に落ちてたから拾ってきた』
『開けてみますか……ってなんだこりゃ』
『コート!コートじゃないか!』
『うわ、紳士さんめちゃくちゃ嬉しそう』
『そりゃ彼、普段からロングコート着てますからね……』
『さてさて、どんな防具かな……ってなんだこりゃあ!?』
『どれどれ……ってすげえ!』
『なんだこの性能……』
『こういうのってアレだろ、バランスブレイカーって言うんだろ』
『BBシリーズって言ってた奴が居たな。だせえ』
『そのネーミングセンスは正直どうなんでしょうかね』
『丁度12着……全員に分配できますね』
『早く!早くそれを俺によこせ!』
『紳士もちつけ』
*
「んあ」
目覚めたクロスはベッドから起き上がる。
そこらの高級寝具を寄せ付けない天蓋付きのベッドは、値段に恥じぬ快適な睡眠を保障するようだ。
低血圧で休みの日は昼を過ぎても寝ている彼が、こんなにも頭が冴えた状態で起きるのは、ここに来るまでの生活では考えられなかったのだから。
「朝かぁ…………」
システムウインドウを開き、大きく一つあくびをする。
時刻は午前6時。
クロスは記憶を辿り、寝付いた時間を思い出そうとする。確か寝たのは深夜2時頃だったはず。
ということは睡眠時間は4時間となる計算だ。
それなのにこの爽快なまでの目覚め、そして疲れの吹っ飛び具合……。
既にここに来てから1ヶ月近くが経過しているが、今までの目覚めの悪さに馴染んでいたのかどうにも慣れる事ができない。
「朝練するか……」
一言呟くことで、その言葉をエネルギーとしてふかふかなベッドから身を剥がす。
名残惜しいなんて言葉が生ぬるいほど後ろ髪を引かれているが、また夜が来るさと自分に言い聞かせて着替えをすませる。異世界に迷い込み4週間、彼は欠かさずトレーニングを行っていた。
エルセとラウナの宮殿の裏庭、クロスは一人ウインドウを開き、コマンドを操作していく。
「ゴースト、データは大会の時のググゲルさん……前に保存したセーブデータのままでいいか」
もちろん口に出さなくても操作はできる。
ここ数週間で独り言が多くなったと自覚しているクロスだが、それはまだ新しい環境で誰にも心を開ききることができていない不安の表れだろう。
例えるならば、初めての一人暮らしを経験する学生と言ったところか。
元の世界では、20歳を超えて一人暮らしなどお手の物だった彼だが、いささか今の環境には慣れないようだ。
長い間自分の帰りを信じていたエルセとラウナが自分を信頼してくれているのは十分に分かっているが、自分の中では今まではただのNPCだったのだから、彼の中では心の底から信頼するに足りる相手とはいかない。もちろんそういうことを考えてること自体について、ひっそりと悪いと思っている。
原因を自覚しつつも、どうすることもできないので、今は時間に身を任せようと問題を先送りにしている訳だ。問題の先送りは彼の悪い癖だが、こればっかりはどうしようも無いとクロスは考えている。
「よし、こんなもんかな」
設定を終えたクロスの前には青い人型が立っている。
所謂トレーニングモードの仮想敵で、初心者から上級者までお世話になり続ける。
設定次第では自分がフレンド登録していた相手のデータを取り込ませて戦うことも可能で、最高難易度のベテランではフレンドの動き以上の攻撃を仕掛けてきたりする。
PvP世界大会で入賞する実力を持つクロスでも、油断すれば一瞬でやられてしまうだろう。
あくまでトレーニングモードなので、やられたとしてもトレーニングで受けた傷が消えて気絶するだけで、死ぬことはない。ここ数週間のダミー等を使用した実験で分かったことだ。
ちなみに姿や装備のデータを入れ替えようとも、青いのっぺりとした顔はどれもまったく一緒なので、「ゴーストさん」の愛称で親しまれるキャラクターでもある。
システムアシストを駆使したスキルは無くなっているのに、こういった機能は使えることには少々首を傾げてしまうクロスだ。
「さて、いくぜ」
その言葉に合わせ、ゴーストがトレーニング限定で発動することのできる結界『キーパールーム』を発動させる。
見た目はただの防犯ガラスのようだが、最硬の結界と呼ばれる『サンクチュアリ』より更に強固なその結界は、是非とも使いたかったというプレイヤーの声が多い一品だ。
クロスが背中から大太刀を抜き、ゴーストが曲剣のショーテルを右手に、左手に仙人の杖を取り出す。
「トレーニング、スタート」
その開始の言葉を言ったクロスより早く、ゴーストが彼の間合いへと踏み込んだ。
「ふぁぁ……。お、やってるっスね」
寝ぼけ眼をこすり、ラウナは建物2階の窓から自分達の主のトレーニング姿を見る。
ここ最近、毎日行われている光景を眺め、ラウナは彼の相手をしている青い人型に視線を向ける。
ラウナの記憶が正しければゴーストと言った者だ。
自らの主の相手を務めるのに、相応しい実力を兼ね備えるそれは、スタミナという概念が存在しないかのようにラッシュを絶え間なく仕掛けている。
「二十、三十一……駄目だ、目で追えないスね」
剣戟の数を数えるのは早々に放棄する。
武器のぶつかり合いで出る火花を数えても、早すぎてとても目で追えるものではない。
ここ数週間、毎朝見る光景だ。
主のクロスが言うには、相手をしているのは模擬戦でしか使用できない使い魔と聞かされていたが、何せあれだけの実力のある者だ。
当初はその言葉を疑い、何らかの奥手として用意しているものかと思っていた。
しかし、ラウナのかつての記憶でもあの青いのが模擬戦以外では使われていなかったので、次第にその疑いは薄まっていくこととなる。
「それにしても……」
目の前の光景を見て思うことがある。
ラウナの中では正直模擬戦以外ができなくて良かったと心底思うのだ。
あんなものが常時味方にいたら、彼に必要とされなくなるなるのではないかと心配になる。
「まあそれはそれっスね」
馬鹿なことを考えたと一笑する。
そして再びクロスとゴーストの洗練された技の応酬に目を見晴らせるが……。
「おろ?」
ふと試合を眺めていたラウナの横、慣れ親しんだ気配を感じてそちらに目を向ける。
「姉さん、何してるんスか」
「……っ」
そこにはオロオロと取り乱すエルセの姿が。
窓に向かったり廊下をグルグル回ったりと落ち着きが無い。
メイド長という言葉がぴったりな、いつもの凛とした姿は影を潜め、親の帰りが遅いのを心配する娘のような微笑ましさを感じさせる。
これが母性本能か、とラウナは新たな感覚を見出し、歳の離れた姉に対して、まるで小さい子をあやすような調子で声をかける。
「心配することじゃないスよ姉さン。いつものことじゃないっスか」
「ラ、ラウナ!いたのですか。……それより、だ、誰が主の心配をしているのですか。いえ主は心配ですが今はボロボロになっていく裏庭の心配をしているのです」
どうやらこの姉は妹の存在に気付いていなかったらしい。
自分の取り乱した姿を見られ、羞恥で顔を真っ赤にしている。
「あーはいはい。恥ずかしいのはわかるっスから気にしなくていいっスよ」
「なっ!何が恥ずかしいと!ただ単にアレは庭の修繕について考え事をしていただけであって…………っ」
わーわーと言い訳を並べる姉の言葉を聞き流し、ラウナはクロスの方へと視線を戻す。
戦争と言っても過言ではない、とても個人の一騎打ちとは思えないほどの悲惨な光景が今もまた刻々と生まれて行く。
だがラウナが気にしているのは何も戦う二人の技の凄さだとかそういったものだけではない。
ゴーストとかいう使い魔は、薄い羽衣をその身体に巻きつけただけのような格好だ。
豊満なバストにキュッとくびれたウエスト、柔らかそうなヒップは、その要所要所だけを隠した羽衣のせいかやたらと色っぽいのだ。
残念なのは顔が輪郭もパーツもない青いのっぺりとした物だということぐらいか。
クロスがまだ紳士と呼ばれていた頃に言っていた「裸よりエロいもの」とはあんな感じなのだろうか、とラウナは少しだけ考えてみる。
「…………いや、胸だけが勝負の世界じゃないっスよね」
ふと自分の視線を下へ向けると、そこには平野しか存在していない。
姉が昔に言っていた「椅子に座るとたまに机の上に乗ってしまうじゃないですか、正直邪魔ですよね」の一言。そんな姉の悩みの種の2つの丘など自分には無い。
なんだろう、思い出したら腹が立ってきた。
「クロスさんもああいうのがいいんスかねぇ……」
相変わらずあたふたする姉に少々殺気を込めて睨みをきかせ、悩ましそうにラウナは呟いた。
「こんにゃろおおおおおおおお!!」
4号指定とされる上級魔法『トリガーハッピー/撃鉄中毒者』の光の弾丸数十発を大太刀で叩き落す。
「…………」
ゴーストは相変わらず何も喋ることはなく、淡々と次の攻撃の手順を組み上げる。
そもそも口があるかも怪しい相手なので、クロスとしても喋った方が驚くだろう。
「ハァッ……ハァ…………」
体力も限界が近いのだろう。クロスの足の震えが止まらない。
しかし、大太刀を構えるその姿には隙を見つけることはできない。
むしろ噛み付いてきそうな勢いさえある。感情の無いはずのゴーストが心なしか怖がっているようにも見えた。だがゴーストもカウンターを警戒して動かない訳にもいかない。
クロスのような近接戦闘が主体の相手に、下手に膠着状態を長引かせて体力を回復させるのは非常にマズイことになるからだ。
相手にリズムを作らせてはならない。
その考えの下にゴーストは追撃を開始する。
「『バーナードループ/未知の天体』」
「やばっ!」
魔法発動の条件、魔法名だけを淡々と告げる。
その言葉を切欠に、辺り一面が赤いガスに覆われ始める。
クロスが焦った時には遅かった。
この魔法の能力は、発動している間、相手のHPを著しく削っていくもの。
デメリットはしばらく他の魔法が使えなくなることだが、それを考慮しても使う側はメリットが大きい魔法だ。多対一の戦闘において大勢相手に戦局をひっくり返すのが強みの魔法だが、一対一の戦闘においてもその効果は圧倒的なものだ。
なんといってもガスに触れない以外の防御手段が無いのだから。
「くそ!離れられねえ!」
急いで後退するも、背中には『キーパールーム』の結界による半透明の壁がある。
元より効果範囲は『キーパールーム』全てを多いつくすものだ。逃げられるはずがない。
「ぐっ!」
手がガスに触れ、全身を火炙りにするかのような痛みとも熱とも分からない痛みがクロスを襲う。
クロスの体中の血管が浮き上がり、全身から少しずつ血が流れ始める。
デーモンウィップとの一戦以降、装備しているコートを市販の鍛冶屋のものではなく、仮面と共に手に入れたコートの通称『ツヴェルフシリーズ』に切り替えたクロスだが、状態異常無効化も打撃及び魔法攻撃のダメージ減少もこの場面では役に立たない。
バーナードループは発動条件が厳しい代わりに、すべての防御手段を無視する。
「ならっ……!」
出血とHPを著しく削る猛毒のガスを完全に消し去るだけの余裕も手段も無い。
クロスは出血を抑えるのを諦め、血が出る身体を無視してゴーストへと突撃する。
ゴーストは予想しきった様にショーテルを構え、来るべき敵にカウンターの一撃を加えようと待ち構える。
真っ直ぐ向かってくる大太刀にパリイを決めて、向かってきた男の首を跳ね飛ばす―――。トレーニングモードなので寸止めだが。
ゴーストの中では既に勝利のビジョンが見えていた。
「おおおおおおおおお!!」
読み通りに来た大太刀の縦切りにパリイを決めようとして、ゴーストの杖は空振った。
空振りの原因は簡単、フェイントだ。
今の一撃を入れるつもりはクロスには最初から無かった。
わざとクロスはゴーストの身を避けるルートで大太刀を振り、ゴーストの狙いだったパリイを失敗させて無理やりに隙を作らせたのだ。
完全にクロスの罠に嵌ったゴーストは空振った杖の遠心力に負け、バランスを崩していた。
そして、クロスはその隙を逃さず、わざと大太刀を空振った時の勢いのまま、右足を軸にして身体を左に一回転させながら横軸の攻撃を仕掛ける。
完全に虚を突かれたゴーストは、構えと姿勢を直すだけの猶予も与えられなかった。
なんとか次の一撃を避けようとバックステップで下がるが―――。
ズドン!
言葉にするなら、まさにその通りの鈍い音が響いた。
体勢は崩れていたが、大太刀の間合いからは十分に離れたはず。
ならば何故攻撃が届いたのか―――。
疑問だらけのゴーストの目に映ったのは、大太刀ではなく、更にリーチのある巨大な両刃の大斧だった。
「武器チェンくらい覚えておけよ」
文字通り消えていくゴーストに、クロスの言葉の意味は分からなかった。
張られていた結界が消えてゆく。
それと同時に猛毒状態が解除され、先ほどの戦闘で受けた傷も癒えていく。
全ての傷が無くなるまでに、数秒とかからなかった。
「強かったなぁ……」
先ほどまでの相手の感想を述べる。
クロスは左手に持った大斧をくるりと一回転させ、ボックスへと収納する。
ヴェルトオンラインの時代、武器やアイテムを使用するのにアイテムをいちいち選択していたら時間がかかりすぎるので、そういった問題を解消するために存在したのがチェンジボックスだ。
内容は簡単なもので、専用のポーチを装備し、その中からアイテムや武器を取り出すというものだ。
ポーチの中は5つに仕切られており、当然の様に5つまでしかアイテムを取り出せないが、これは大いに普及した。
モンスターや対人戦で、いちいち状態異常やHPを回復させるために大量のアイテム欄から探す手間が省け、回復の高速化が始まった。また、戦闘の幅も広がった。
武器をバッグに入れておけば、臨機応変なモンスターとの戦闘ができ、対人戦では不意打ちにと手数が増えた。
先ほどクロスがゴーストとの戦闘で行ったのもそれの一つで、回転して大太刀が身体の影に隠れる一瞬で腰のポーチから別の武器を取り出し、大太刀をポーチに仕舞う。
そして武器が変わったと相手に気付かせずに奇襲の一撃を決める。
それら一連の動作は武器チェンと呼ばれ、完全に習得した者は少なかったが、大会でも猛威を振るった技術だ。
「腹減ったぁ……。飯……」
癒しの2人と朝食に会いに、クロスはその場をあとにした。
場所は変わり食堂。
「もぐもぐ……」
3人は朝食を摂る。各々メニューは別の物で、エルセはパンをラウナはお手製のケーキを、クロスは朝からステーキを食べている。
「クロスさんどうっスか、私の渾身の一品」
「ああ、朝から最高の気分だぜ!」
「ぐぬぬ……」
クロスと同郷の者達ならば、肉だけでなく米も食えと言っただろうが、生憎クロスはそこまで米に拘りが無い。だが、肉だけを延々と食べ続けるその姿は見ている方が胃もたれしそうだ。
そしてその2人のやり取りを悔しそうに眺めながら、パンを食べるメイドにクロスは目を向ける。
「エルセ、どうしたんだ?」
「ぐぬぬ……」
クロスの問いにも答えず、エルセはラウナの方を睨み続けるままだ。
パンを食べ続ける間も、それは変わらない。
「いい加減料理を覚えるべきっスよ姉さん」
「ぐっ!?」
睨みの対象、ラウナの言葉がエルセに突き刺さる。
そう、何を隠そうこのメイドは料理ができない。
「おいおい、そんな理由で睨んでたのか?」
「うぐっ!」
クロスはそんな理由で睨んだのか、でも何で?というニュアンスを含んで言ったつもりだが、エルセにしてみれば「なんて器の小さい奴だ」と言われたに等しい。
そんな屈辱は遠慮願いたいエルセは顔をトマトより赤く染め、口に含んだパンも気にせず大声で弁解を図る。
「べ、別に主と愚妹のやりとりが羨ましいとかそんなんじゃないです!」
「え、ああ、そ、そうか?」
「愚妹で悪かったっスね」
いまいち納得がいかないが、そういうことなのだろうと理解しておく。
「まあ姉さンは置いておくっス。それよりも今日は予定があるんスよ、クロスさん覚えてるっスか?」
ラウナとしては最近のコロコロと表情が変わる姉の姿は見ていて楽しいので、できればもう少し弄っていたかったがそうもいかない。
「す、すまん。忘れた。食料調達のモンスター狩りだっけ?」
「ゴ、ゴホン。違います。実は今日は故郷にて龍種の方々との儀式のようなものがありまして」
いつものクールなエルセに戻り、秘書がスケジュールを読み上げるように淡々とエルセは話し始める。
顔の赤みは完全に取れてはいないようだ。
いつものクールなエルセの白い肌ではなく、ほんのり薄紅色が混じったエルセの今の顔は、彼女
を知る者ならばギャップという効果によって一瞬で堕ちるだろう。
「風習に縛られない同胞が増えてきたので、その者達の近況の報告などをしなければならないのです」
風習に縛られない同胞の近況を故郷に伝える―――。
頭の中でクロスはその言葉を反芻し、それの意味することはつまりどういうことだろうと考える。
「―――つまりいつまでも外で遊んでいる子供の安否を故郷の親が心配していると」
「…………いえ……はいその通りです」
どうやらクロスなりの解釈は正しかったようだ。
自分達の同族の情けない所が暴かれてしまったと、エルセは戻りかけていた顔を再び赤くする。
「そんな訳っス。姉さんは先に行きまスけど、クロスさンはどうす……」
「行くに決まってるじゃないか!!」
ラウナの声に被せて、クロスはここに来てから最も高いであろうテンションで答える。
クロスが立ち上がった勢いで、今まで座っていた椅子が後ろへと転がっていくが、クロスはそんなことも気にせず顔を俯かせ、右手を額に当てて左手の人差し指を天に向かって突き刺す。
「確かお前達の故郷って龍の渓谷だろ!?行く!行くに決まってる!!」
奇妙なポーズのまま嬉しそうな顔だけをラウナの方に向け、クロスはこれから待ち受けているだろう、ウロコだらけの楽園の想像に心を躍らせる。
「クロスさンちょっとうるさいっス」
そしてそのポーズのまま、クロスはラウナに意識を飛ばされた。
お、おかしいな
チュートリアルが終わらないよ