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06-復讐の鐘

ただいまマスカレイド戦記を絶賛投稿中です。

「…ん!いい朝だな」雷華とアスカはまだ寝ているらしい。

あれ?なんか暖かいな…

周りを見てみると…

「うわわわっ!」そこに居たのは

横で座っている獣耳の幼女だった。

「おはようですご主人!」

「え?ご主人?」何故俺がご主人になっているんだ?

「ご主人。僕を助けてくれた。だからご主人!」そう言い体を擦り付けてくる。そして疑問が思い浮かんだ。

「お前名前なんて言うんだ?」

「僕に名前は無い…奴隷だったから」

「え…?」奴隷?なんのことだ?

「詳しく教えてくれないか」

「分かった!僕は混合獣(カオスアニマル)って言うらしいんだ。うろ覚えだけど僕が生まれで直ぐ僕が生きていた森を開拓し僕達を連れて行った。…僕は奴隷としてオークションに出される予定だったんだ。その間に沢山偉そうなおじさん達に色々された。だから逃げてきた。」この世界には奴隷という存在があるらしい。…虫唾が走る。これは戦争時代俺は大日本帝国軍に居て、米軍と戦った。

『今だ!撃て〜!』

パンパンパンパン

『隠れろ!』

『危なかった!やるねぇ』

『隊長…人を盾に……』

『何って…この盾重いな』

ポイッ

『貴様!人を!人をなんだと思っている!』

『人って…こいつは人じゃねぇ大日本帝国の犬…奴隷さ。奴隷は人間じゃねぇ…お前もこうなりてぇか?』

『…お前は母国の恥さらしだ!米軍に鉛玉ぶち込まれて倒れとけ!』

『って言われても…これが現実だよ?田邉君』

「…クソが」

「ご主人どうしたの?」

「お嬢さん場所を教えてくれないか?」

「分かったご主人!」

「…んおはようメオス」

「おはようございますメオスさん」

「「ってこの人誰!?」ですか!?」

「…話は後だ。」

ゴーンゴーン

「復讐だ」

「「「え?」」」

「付いてきてくれ…道中で話をする」

俺達は宿を出て彼女に道案内をさせてもらう。

その道中話をした。

「…分かった!協力する!」

「私もです!」

「ありがとう二人とも!」

「多分だけど…ブラッドオークションかな?」

「なんなんだそれ?」

「ブラッドオークションは帝国公認のオークション施設よ。多くの魔族を売り払っているの」

「…ここの帝国は腐ってるな」

「ご主人ついたよ!」

「いらっしゃい…ってお前奴隷No.36!帰るぞ 」そう言い彼女の髪を引っ張った。

「嫌!嫌!」

「抵抗すんな!奴隷風情が!」

シュツ

「…え?」彼女を掴む手が落ちていく。

「…奴隷風情だって?」

「おめぇらはそれ以下だ!」

「チッ!…代金を払えば許しましょう。」

「は?」

ドガッ

「お前にはこれで十分だ!」そう言い代金()をぶつける。

バコン

「だっ誰だ!」

「…てめぇら覚悟しとけ!その根性叩き直してやる!行くぞ!お前ら!」

「はっはい!」「OK!」

「ホワイト様のところには行かせるな!」

黒服がナイフや銃を取り出してきた。微弱だか魔力がある。

氷の針山(アイスベローナ)」「風の導(ウィンドロード)」「焔の拳(フロウガナックル)

「うわぁぁぁ」黒服達が阿鼻叫喚し暴れ回っている。

「…一人ヤバいのがいるな」筋肉ゴリゴリマッチョの黒服がいる。こいつは二人じゃどうにも出来ないな。

「二人とも!他のを任せた!」

「分かった!」「分かりました!」

「ようこそブラッドオークションへ。我はブラッドオークション副会長センチュリー・オルガと申します。お見知り置きを」

「ご主人!僕もやる!」彼女が飛び出してきた。

「…ありがとう!」

獣化(ビースト)毒の鈎爪(ポイズンカフィール)」彼女の手足からは爪が生え、紫の禍々しいオーラが漂い、目が猫の臨戦態勢のようになでている。

「ヴゥゥ!」

「奴隷の攻撃が当たるわけないでしょう!」

ドガッ

センチュリーが殴る。

「ヴッ」

「次はお前だ若いの」こいつにはコレだ!

「…水の牢(ウォーターチェイン)」俺は手をかざすと…

「なっなんだこ…溺れ…」センチュリーは周りにできた水で溺れそうになっている。

「これで終わりだ。」

雷の斬撃(サンダースラッシュ)」センチュリーの心臓をとらえ動き出した時。

バシャ!

ドガッ

「…残念だったなこれは演技だ!」牢が解かれ、打撃をモロに食らった。

だが…

「…ハハッハハハハ!」笑いが止まらない。

「何が可笑しい!」

「残念。ゲームオーバーだ」

「なにがd」

氷の吐息(コキュートス)

フゥ

「まさかお前…」センチュリーが凍り始める。

「そのまさかだ。水の牢はフェイク凍らせやすいように水をかけただけだ。」

「…だが!決定打が無いぞ若いの!」

「ヴゥゥ」彼女が立った。

「さっきも言いましたよ?奴隷如きでは無理だと」

「…ご主人のためならなんでもできる!…毒の鈎爪(ポイズンカフィール)

ザシュ

「ウッ…こんなんじゃおれのは貫けない。ゲームオーバーはお前達だったな…ハハッ」

氷が割れてきている。俺は剣を構えるが

「大丈夫。ご主人」彼女が止める。

「僕の毒は外傷目的じゃない」

「もっもしかしてゴフッ」センチュリーが血を吐いた。

「…そう血管だよ。」

ゴハッ

センチュリーは動かなくなった。

「…ご主人!やったよ!」

「よくやったな!…なんて呼ぼう?」

「ご主人が名前決めて!」そうだな…猫っぽいからな…やっぱりあれか

「お前の名前はトワだ。」

「トワ…」永久(トワ)に夢を追いかけるその様…俺の愛猫と同じ名前だ。

契約成立

「…ありがとう!」

「よし!ホワイトって奴ボコして帰るぞ!」

「こっち終わったよ!」

「こっちも終わりました!」

「行くぞ!」俺達は走り出す。

一方…

「はぁはぁ」

(許さない!許さないぃぃ!)ホワイトは葛藤していた。新米の冒険者如きに長年の野望を打ち砕かれるかも知れないからだ。

(だが俺にはセンチュリーが居る。アイツに勝つなど不可能だからな!)

ザシュ

「…ヒィィ!血が!」腕から血が流れる。

「お前がホワイトか…」

「たった助けてくれ!金も奴隷もやる!だから命だけは…」

「…屑が。俺は両方いらねぇ。じゃあサヨウナラ…氷の吐息(コキュートス)

ピキピキ

「ヤダァ!止めてくれぇぇぇ!…」

「…行くぞ」

「うん。」「はい」「分かった」

「次はどこに行こうか?」

「ルートリア帝国かな」

「じゃあ行くとするか」これで良かったのか?俺も分からない。何人もを血で染めてしまったんだ。 良い訳ではない。

「ねぇご主人達」

「トワどうした?」

「僕の為にありがとう!」トワがありったけの笑顔を見せた。そうだな!これで良かった。俺達は皆のために戦ったんだから

2人の顔も明るくなっていく。

「良し。行くぞ!」

「「「「オー!」」」」

これを期に俺達の復讐は終わった。

こんにちは某寿司チェーン店ガチャで当たり引いた氣雷雨です。

夏休みもそろそろ半分なので、ますます活動を頑張りますのでよろしければ感想やブックマーク、評価などよろしくお願いします!

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