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05-旅立ちの時

ただいまマスカレイド戦記を絶賛投稿中です。

後日…

「先日はすみません。アスカと寝てくださって」

「大丈夫ですよ」

「しかも私の杖を直してもらったんですからお互い様ですよ。」

「ではまたいつか」そうしてファルシオンさんは帰ろうかしたが

「村長!」アスカさんが声をかける。

「どうしたの?アスカ」

「私メオスさんたちと冒険に行きたい!」

「え?」ファルシオンさんは驚いた。

「お願い村長!」そう言い頭を下げた。

「…初めてだわアスカがねだることなんてね。」そう言いながら笑う。嬉しそうな表情だ。

「メオスさんアメウス改めていいかしら?アスカを連れていってもらえたりする?」

「いいですよ!人が多いと楽しいじゃないですか」そうだ。俺は孤独だった。だからこそ叶えたいんだ。

新たな人生を

「…ありがとう。メオスさん…アスカ良い?この世界は都合よくなくない。でも乗り越えなさい。そうすれば見えるわあなたの理想が。そしてまた帰ってきなさい仲間と共にね」そう言いアスカさんを抱きしめた。

「分かった。ありがとう村長」そう言うとファルシオンさんは手をどけてアスカさんはこっちに来た。

「じゃあ行こう!」

「うん!」「はい!」

そして俺は村を出てブレジメガ帝国に向かう。

「そういえばアメウスなんでファルシオンさんと仲良くなっているんだ?」さっきファルシオンさんはアメウスって呼んでたから何があったか気になったのだ。

「あの後ね…ファル姉と酒盛りしてたのそしたら仲良くなってたんだ」ちゃっかりファルシオンさんをファル姉と…凄く陽な人だと改めて感じる。

「…あ!そうだった!2人共ちゃんと聞いて」

「なんでしょうか?」

「ブレジメガでは金目の物隠しておきなよ」

「なんでだ?」俺はアメウスに問う。

「ブレジメガでは窃盗は正式に裁かれないの帝国の悪口でも言わなければ何でもやって良い帝国なんだよね…例えば今アスカちゃんが付けてるそのペンダントとか」

「こっこれですか?分かりました。」そう言いペンダントを外し袋に入れた。袋でもどうかとは思うがしょうが無い。

「メオスは…何もなさそうだね」

「節約癖があるからかな?」前世の頃は終盤は年金生活だったからかな?元々お金をかけることは少なかったし勝手についていったものだ。

ウィン

「なんの音だ?」その瞬間

ゴゴゴゴ

氷のような何かが出てきた。

氷の城壁(アイスゴーレム)!防御力が高くて戦いにくい相手ね」

「ここは私に任せてください!」そう言いアスカが前線に出る。

そして深く深呼吸し「焔の鎧(フロウガアーマー)

すると

ブワァッ

焔により形作られた弓が出来た。

シュツ パキッ

強烈な殴りでヒビが入った

ただトドメとはいかない。

その時アメウスは…(β級魔法…でも焔は火を使い慣れてないと出来ない究極形態…凄いねこの子も)

「深呼吸か…」剣道をやる時良く言われていたことだ。

あれは全国大会の時…

バチン バチン

『宗十郎!深呼吸深呼吸!』懐かしい仲間の声が聞こえる。

「スーッ」

焔の斬撃(フロウガスラッシュ)

俺は跳ぶ。相手の頭を狙って

パキキキキ

切りきった!

ドサァァァ

そして氷の城壁は崩れ水へと変化し…風になって消えていった。

(嘘でしょ!一瞬で焔を使いこなした!私でもたまにしか成功しないのに…メオスってやっぱりすごいなぁ)

「…もう春か…」俺が転生したのが大体1月の後半もう2月が終えよう時になった。

風に乗って桃色の花弁が舞っている。

この世界でも季節は流れ、桜(?)は健在みたいだ。

「凄いですね!アスカさん」

「あっありがとうございます!あとさん呼びは辞めてください…アスカでいいですよ」そう言い少し顔が赤くなった。褒められるのが嬉しいのかな?

「分かったよアスカ」

「じゃあ早く行くよ〜」アメウスそう言い俺達は歩き出す。

歩き出して数分

「…アメウス」

「何?メオス」

「なんか凄い重い空気じゃないか?」

「噂だと衣食住がカーストによって決まっているからかな?スラム街近くなのかも…」

「うぅ…怖いです」アスカは震えている。

そう行っている内に看板が見えた。

ようこそ−望の-国

ブレジメガ帝国

文字がかすれていてよく見えない。

看板を越えると…

壊れかけの家、笑顔無き人々、家畜の死体…

ひどく腐っていた。

「…ひどいな今にでも帝王を殴りたくなる気分だ」俺は小声で言う。

「メオス!帝国騎士團(キャッスルナイツ)に見つかったら死刑で済まされないかもだよ!」

「ごめん!」

空を見上げると夜だった。

「そろそろ宿とか行くか」

「メオスさん!あそこに宿がありますよそこにしませんか?」

「そうするか」

ギィ

「いらっしゃい3名で良いかな?」

「はい」

そう言うと宿主が紙を見る。

「4人部屋しか空いてないんだが良いかい?」

「2人共大丈夫?」俺は聞いた。プライバシーとかあると考えたからだ。

「大丈夫!」

「問題無いです」

「じゃあお願いします!」

「飯が良いならタダで良いよただし騎士團の人が泊まってるから無礼な態度はとるなよ。したくはないがつまみ出すからな」

「ありがとう分かったよ」

そういい部屋に向かった。

「夕飯買いに行ってくるから風呂入ってて」

「ありがとうございます」

「おっけ〜」

そう言い俺は外に出た。

春になったから外は前よりも暖かい

「確かあっちだったよな」

カランカラン

「食パンとジャムあとスープを3つずつください」

「はいよ」

「氷でいいか」

「ありがてぇ丁度切れそうだったんだ。食パンオマケな」

「ありがとう」

カランカラン

思った以上に帝王以外は普通の国そうだ。

「ん?」誰か歩いてる。

蒼い髪のアスカほどとはいかないが幼女だ。何か猫の耳みたいのが生えてる。服はボロボロで転生した後の俺みたいだ。

ドサッ

「おっおい大丈夫か?」俺は彼女に駆け寄った。

「…お腹空いた」俺は袋から食パンを取り出し彼女にあげた。

「んっ!」

ハムハム

「…美味しい!」

「宿に付いてきて4人部屋だった筈だから多分入れる。」

「…ありがとう」

そう言い宿に連れてった。

「どうしたその子は居なかった筈だが?」

「さっき倒れていたから連れてきたんだ」

「え?…おい!やめとけ!奴等に目を付けられるぞ!」

「奴等だか何だか知らんが人が倒れていたからだ。当然だろう」そう言い部屋に向かった。

「…どうなっても知らんぞ」

ガチャッ

ぐーぐー

2人は寝ていたまぁ当然だろう

「風呂入っていいよ。」

「…フロ?」

「風呂知らないんか?」

彼女は首を縦に振る。

「ここだ」俺はそう言い風呂場の扉を開けた。

「み水!」そう言うと慌てて部屋の隅に隠れた。

「家で元々飼ってた猫みたいだな」俺が60の頃亡くなった愛猫の事だ。初めての風呂の時はこんな感じだったのを覚えてる。

「大丈夫怖くないこっちおいで。」

「…ん」こっちに来てくれた。

そしてシャワーをかけると

「ん!…ん〜」リラックスしてくれたみたいだ。

そして浴槽に入れる猫の扱いに長けている俺にとっては容易い物だ。

「き…気持ち良い」

「もう大丈夫?」

「うん…」

「じゃあ俺は寝るから」そう言い風呂場から出て俺はベッドに入る。

「今日は疲れたなまさか人が倒れているんだぞ」一人で苦笑いをしてしまう。

「明日仲間集めかな…」俺は目を閉じた。

ペタッペタッ「おやすみご主人」

こんにちは氣雷雨です。

夏休みになって小説も絶好調に進んでいます!

今回楽しくて今回3000字書いてしまいました。

そして遂に自分初めてのコンテスト【ネット大賞13】が始まるのがドキドキしていて楽しみです!

夏休み中に一文字でも多く書けるように頑張りますので続きが読みたい! 面白い! など感じてくださいましたら、感想、ブックマーク、評価など宜しくお願いします!

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