02-斬れる眼
朝…
「…おはようございます」俺は先に目を覚ました。
彼女は疲れているのかまだ寝ているようだ。
「元気良いし走るか!」
約1時間後…
「ん!ん〜おはよう…メオス」アメウスが目を覚ました。
昨夜は暗く彼女の顔は見えにくかったが、見てみるとやはり結構美人だ。
髪は金色で、日が当たり輝いて見える。目の色はエメラルドのような緑色。
体は少し痩せ型で、身長は150くらいかな?前世で言う欧州辺りの人に似ている。
「おはようございます。」
「そんな畏まらないでよ!これから当分は一緒なんだし。」
「そっそうだねじゃあ準備が終わり次第行くか!」
「ちょっと!そんな格好で行くと変質者とされるよ。服貸すから買うまで着て!」アメウスが服を押し付けてくる。
「ありがとう。アメウス」俺はそう言い着替えた。オーバーサイズだったので着やすかった。。
「じゃあ行こう!」そして俺達は歩き出した!
俺達は何時間か歩いたその間にも集団の魔物に会った。
でも「これで最後!」バン!全部倒しきった。
「つっ疲れたぁ」アメウスが座り込んだ。
俺は「そろそろ休むか!」と提案し
昨日疑問に思ったことを聞いた。
「アメウス。昨日の風みたいのは何なんだ?」そう不思議だ。正直びっくりして腰が抜けそうになった。
「知らないの?あれは魔法って言うんだよ。この世界の誰もが持っている【氣】から生み出すんだ。魔物だって氣を使い力を発揮するんだよ。」
俺は問う「俺でもできるのか?」
「それはもちろんやってみなよ。剣を扱う人なら剣を持つ手に氣を集めるとやりやすいって聞いたことがあるよ!」
「おっおう」俺は想像する手の方に貯めて風を生み出す!
「おらっ!」ブワッ風ができた。強くて俺もアメウスも飛ばされそうだ。
「それを一点にまとめるの!」
「オオオオオ!」凄い。自分の竹刀を見るとまるで刀のように鋭かった。
「す…凄い」アメウスも驚いている。
「ふぅ」俺は一旦解除した。
「はっ初めてだよね?」アメウスが問いかけてきた。
「うん」俺は本当のことを答えた。
「凄いじゃん!」
「そっそうありがとう」俺は恥ずかしながらそう答えた。
「よしそろそろ行くか!」俺は準備を始めた。
その時アメウスは考え事をしていた。(最初にしてはとても調整ができていたし、あの風結構異常な強さだった。もしかしてメオスって物凄い氣を持っているんじゃ…)
「おい!」
「ななにメオス?」
「何ってもう行くぞ」俺はそう言い、ガルヴォリオを目指しまた歩き始めた。
数時間後…
「見て!看板が見えたよ」アメウスが指を指した。
そこにはこう書いてある。
〈ようこそ冒険者のサポーターガルヴォリオ帝国へ!〉
俺達はその看板の先へ進んだ。
そこには道沿いに店が並んでおり、多くの冒険者がいた。
「ここらへんにおすすめの店があるの!」アメウスはそう言い一つの鍛冶屋に連れて行ってくれた。
〈鍛冶屋ザ・ガルドラス〉中からは大きな音がする。
「ガルドラスはここの店のマスターの名前なんだよ。ここの防具はとっても質が良いんだよ!」
ガチャッ。ドアを開け中に入る。
「ガルおじさん!来たよ〜」
「おうアメちゃんいらっしゃい!もう一人は…見ない顔だな」休憩をしているおじさんが話をかけてきた。
「この人はメオス。私を助けてくれたの!」
「俺はガルドラスここのマスターだ。宜しくなメオス君!で今日はなんの用だい?」
「メオスの剣と装備を作って欲しいの素材はここにあるよ」そう言いアメウスは袋を取り出した。
ガルドラスさんはそれを開いた「ほうフェンバードの羽とヴァイオレットスパイダーの骨格か結構あるし余裕で出来そうだ。任せておき!」
ガルドラスは考える。(アイツ良い目をしている。何でも斬れる良い目だ。…もしかしたらあの野郎を倒せるかもな)鍛冶屋には大きな音が鳴り響く。
数時間後…
「できたぞ!」ガルドラスは刀と服を渡してきた。
「ありがとう。ガルドラスさん。」
「ガルドでいいぜ。メオス君。また来いよ!」
「じゃあまたいつかガルド」俺はそう言い店を出た。
「次はどこに行くメオス?」アメウスは問いかけてきた。
「どこがオススメなんだ?」俺は問いかけ返すと…
「そうだね…ラグレイシアに行こうよ!まだ冒険者じゃないでしょ?」
「う、うんで何でそこが良いんだ?」俺はそう答える
「ラグレイシアでは冒険者登録ができるからで登録することで一人で生活はできると思うよ。」
「そうなんだ…良し!ラグレイシアに行こう!」
「そうこなくっちゃメオス!」
そして俺達はガルヴォリオを出てラグレイシアへと向かう…
こんにちは氣雷雨です。
長らくお待たせしました!
最近学業が忙しく投稿が遅れて誠に申し訳ございません!
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