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深酒お嬢様、デートを約束する

ウボァァァァァ!!


書いてやるぞぉぉァァま]]let,ki2mz hmm mxh!!


勢い! 勢いで書いいく!!



本著は、『百合』ィィィィ!『男の娘』ォォォ! が、登場します(多分、きっと、恐らく)


『赤百合NG(女の子に手を出す男は消し去ります)』 『薔薇(両刀や薔薇専門は登場しません)』は百合に近付くな の精神で書き上げます


つまり、女の子がイチャイチャ!グヘヘでぐちょくちょ、ねっちょりギトギトな展開は(多分)ないです


いじょー、了承後に御覧くださいまし〜!おほほほほほほほほほ!



「赤津〜!呑んでいまして〜?」


「お嬢様!?ななな、なぜ!私のAVALONに?!」


「タハー、そんなことはどうでもいいじゃありませんの〜↑うぇ~い!それに、質問をするのは私ですことよ?質問に質問を返してはならないと、何度教えればわかるのかしら〜 ウップ Orrrrrrr」


「ちょっ、ここで吐かないでくださいよ!穢れるじゃないですか!」


「いいじゃありませんのぉー、どうせVRですしー?」


「よくありませんよっ!いつも、いつも!なんです、私にベッタリと!」


「赤津ー?昔の癖が出ていてよー!」


「いいのですよ、そんなことは!あたしは今怒ってるんですからね?少しは反省なさってくださらないのですか?」


「悪いとは思うわよー?でもこうしていると楽しいもの、やらない理由はないわー?」

こいつ....!!


「全く、知りません!本当に仕方のない!明日はお暇をいただきますから!お嬢様の付き人は疲れるばかりです!」


「えー、そんなー!?ひどいですわー、あんまりですわー」


ふっ!知りませんね!


「罰として、貴女には明日はゲーム禁止です!私の買い物に付き合ってもらいます!」


オシオキです。明日は散々に引っ張り回してあげます。


「えー!?」


ふっ。漸く酔が醒めたようですね?まだ顔は赤いですが、しっかりと意識があるのが見て取れますよ!


「やった~~~!」


「は?」


「だって、デートってことでしょう?嬉しいわ!明日は目一杯着飾らなくてはいけないわ!」


「?...あっ」


「あれ?もしかして気づいてなかったのかしら?」


「誂わないでくださいよっ!...ちょっとしょんぼりするのもやめてくださいね?」


本当にっ、もうっ! 誂ってきて、かと思えばデートじゃなかったら落ち込んで!なんなんです!


______________________________________________


私、赤津とお嬢様の出会いは三年前


当時私は汎ゆるゲームにドハマリして、数少ない友人と遊び倒した


しかし、流石に就職も決まりガッツリゲームに打ち込めるのは最後、そんな時期もやって来るもの


そこまではよくあるような凡庸なヲタクゲーマーのよくある人生


私がたった一つ恐ろしく不幸だったことは友達が病に伏せたこと、余命を僅か三年と宣告され突然ゲームすらできない体になったこと


そして、友達は私にそれを隠していて身体はずっと悪かったことと、その体調が悪化した原因は先ず間違いなく私との無茶なゲームプレイだったこと



私は泣いたし、友達が拒絶しない限りずっと傍に居た

時には拒絕されたし、時には強く引き留められた


でも何より辛かったのは、友達が私を見てくれなかったこと、それに何よりも傷ついた


過去ばかり呪って、望んで、未来なんて私以外の誰も語らなかったこと

せめて、万難を排して希望を騙ることが、私に許された慰めだったのに


友達は優しく否定して、私は強く、強く、ただ真っ直ぐなその瞳を拒絶した


何より辛い地獄だった


だがそれはそれ、今は友達はピンピンしているし、お嬢様の友達として従者の真似事なんかやらされている


そんな毎日が、好きよ


今でも信じられない思いでいっぱい


お嬢様の話ではそう、切っ掛けはそう、当時名門高校に通っていたお嬢様は暇を持て余して生まれてはじめてゲームをして、ゲーム仲間が学校で出来て、そして期間限定コスチュームを些細なミスで破却して落ち込んで、さらには生まれて初めての飲酒で深酒をして二日酔いになったという、後の出来事の割に巫山戯た理由


そして、酔った勢いで新しいゲームを作ると言い始めて、文字通りのゲーム感覚でVR機器に投資を始めたこと


そして、その投資先がとある大学の研究室に宛てだったこと


それからなんやかんやで、友達は心臓が動いていないのに生きていて、私は私でお嬢様の会社でモーション作成の職に就いている


そしてお嬢様は、世界最高のお嬢様と呼ばれ、医療に携わる業界に総じて顔が利く大物で、大変な美少女であらせられるのだ


当然の話のように、御伽噺のように、ファンタジー漫画のように、お嬢様は地球から病での病死を際限無く駆逐したのだ


正に、聖者 女神様と崇め奉られるお嬢様の出来上がり、一躍 一し、つの中規模な資産家の令嬢から、世界最高の大偉業を成した大偉人の一人に名を連ねるアイドルの成り上がり


しかし、流石はお嬢様 見事にベタな展開を広げてあわや乙女ゲーに成りかけた途端に事態を嫌って評判を落としにかかる


曰く、『私は自分の欲のために投資したのであって、俗人を救おうなどど考えていない』


曰く、『金は腐るほどあるので、特許は申請せず、技術は広く一般に公開し、実施には私が新設したVR医療従事者資格を取得する』


曰く、『VR機器の中核には私とは別の技術者の特記技術が必要だが、全面的に公開は確約できない』


曰く、『ブラックボックスについては別に資格を用意し、試験を行い候補者を選定する』



と、宣い、剰え記者からの質問に対して


記者 「なぜブラックボックスの公開をしないのでしょうか」


お嬢 「公開と技術の提供は別と、申し上げました。然るべき試験後に、限られた方にのみ提供します」


記者 「なぜそのようになさるのでしょうか」


お嬢 「なぜそのようなことを聞くのでしょうか、とお答えしたいところですが、確かに公言しておくべきでしょう。私は、私以外の凡てを知るわけでもなければ、技術の悪用に無責任でもありません。基本的に、人間を信頼しない、と受け取って頂いて宜しいわ。私は、ある程度の選別が必須であり、差別化こそ基本理念であると確信しています。ですから、試験であり資格なのです。逆に問いますが、試験や資格の話から何故思い至らないのか、ご説明願えますか?」


記者 「技術の拡散こそ、発展だとのご意見も寄せられています。それに対して解答を頂きたく」


お嬢 「そうですね、それについて一言謝りたく思いますわ。先程、技術の提供と申しましたが、実際のところ工場を建てることと技術者を育成する事には明確に差がありますわ。私先程大口を叩いてしまいましたが、実際には工場を適切に稼働させるための主任技術者が精々で、研究者を育成など不可能と考えています。アストラルに関する真元素の振る舞いと無法則性について、理解が浅い者を技術解析のトップと置いているのは、なにかの冗談かと思いましたもの。真元素を操作する技能を持たずして、研究は不可能と、既に結論は出ていましたのに」


記者 「失礼します。先程から述べられている真元素なるものについて、浅学を晒すようで申し訳ないのですが御高説願えませんか」


お嬢 「真元素、エーテルは未知の元素であるダークマターとされる架空要素に近いもので、正確には真元素の一つの系統と結論されています。簡単に言えば、魔法みたいなものです。詳しい原理は概論として、あらゆる形態を使い分けて別の元素に類似した振る舞いをするもの。燃えずに炎にもなれば、冷たくもないのに氷になります。要は、振る舞いの外形を象る性質があるのです。結論し、指定した結果を現すべく従来の元素とは異なり過程から結果を生むのではなく、結果から過程を生成することが可能な因子こそが、エーテルと呼ばれる真元素の正体です」


記者 「では、エーテルにはエーテルを操作する性質もあるのでしょうか。エーテルには、エーテルの操作を自律的に代替制御する事は可能なのでしょうか」


お嬢 「大変喜ばしいことに、不可能とは言いませんが継続的運用は不可能です。エーテルに対する指向性の付与にはレベルがあり、エーテルは五段階強度の二段階が限度ですから。直接に振る舞いを指定し、効果を示さなければなりません。起動時に指向性を指定し、結果を現すエーテルは単位として十が限度。現象の発現には最低限ですから、さらに規模を拡大し意味のある現象とするには、私がエーテルに指定する指向性には周囲のエーテルへの干渉を含めなければなりません。また、二つの指向性のエーテルを近づけると混ざり合い推定不可能な効果を発揮します。つまり、炎が凍りつき、氷が燃焼する、というように」


記者 「成程、素晴らしい。つまりは、制御には必ず人の干渉が必要になる、無人兵器への利用は不可能と」


お嬢 「そうなりますわ。大変に素晴らしいことです。更に付け加えれば、専用の環境発生装置の範囲に収まらなければ規模には制限がありますから、テロにも使えませんし、何よりエーテルはエーテルの内包するエネルギーをエーテルにのみ移譲しますから、とてもクリーンかつエコなのです」


記者 「成程、本日はありがとう御座いました」



と、このようにお嬢様はエーテルなる意味不明な謎物質を全国生放送のインタビューで解説を熟して、剰え敵対的な記者に対して『この場に相応しい発言をしろ』と圧力さえ掛けてしまう、更に言えば敵対的な記者は態と呼び込んでおり、総てはお嬢様の掌の上にあった、と


昔の子供向けTVアニメでも、歴史はスタジオで作られると言っていたわ、などと供述しており


兎に角、凄い人なのだ



酒クズで、私にベッタリで、結構なオタクで、推しのアニメを広めるために広告に採用し、町中に痛車を溢れさせ、重度のエナドリ信者で、執務室がタバコで燻されて渋味のある木材の香りで満たされていても


_____________________これは、とあるお嬢様と、その影武者だった少女の物語

いかがかしら?


もし宜しければ、高評価などしてくださると励みになりますわ!


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