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異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》  作者: 一等神 司
第一章 行方不明の幼馴染みを探しながらの宮崎県内堪能
2/12

延岡市では鶏肉を食べてみる

やっちゃった・・・・・・

やっちまったよ!

駅でウトウト寝てしまって、目が覚めたら真っ暗だ!

完全に、待ち合わせの時間に遅れてしまった!


目が覚めて少し後に来た延岡まで行く電車に乗り、今日 高千穂に着く事を諦める。


電車に乗る前に、あいつに電話を掛けてみたが、電源が入っていない様で通じない。

タブレットからLIMEのメッセージを送ってみたけど、未読のままだ。

かなり怒ってそうだなぁ・・・・・・

そりゃ旅行で大遅刻とか、普通 怒るよな・・・・・・


まあ、こうなったら仕方無いから、のんびり行くか!







ふぅ・・・・・・

「やっと延岡には到着だ!何か食べなきゃ!あいつは「宮崎なら鶏肉を食わなきゃ」って言ってたから、鶏肉だな!」


んと・・・・・・インターネット検索で

{延岡 グルメ 鶏肉}

と入力して検索してみる。


「おー!流石 評価の高いお店が多いなぁ・・・・・・ もうこの時間だと、延岡名物のチキン南蛮の発祥のレストランとかは、ちょっと厳しいよな。お酒も飲ませる様な所でかな・・・・・・」


検索で出た中で、特に評価の高かったお店に向かってみる。


「まじかっ!?お店の外にまで、鶏肉を焼いた旨そうな匂いが充満しているじゃん!!」


昼間もお菓子を少し食べて、空腹を紛らわせるだけだったから、この旨そうな匂いにやられて、早く食べたくて仕方無い。


「すいません。一名だけど良いですか?」


「いらっしゃいませ。どうぞ空いているお好きなお席にどうぞ」


標準語で対応してくれたけど、イントネーションが良い感じに、九州って感じに訛ってて、凄く癒やされる。


「よいしょっと・・・・・・」


「お飲み物は何になさいますか?」


「えーっと、生で・・・・・・」


「はい。生ですね。かしこまりました」


店内の雰囲気も、凄く良い感じに昭和臭?東京には無い田舎な雰囲気で癒やされる。


「お待たせしました。生です。ご注文はお決まりですか?」


「この名物って鶏を焼いたのをお願いします!!」


「あ、これですね」


他の人達も同じのを食べている。


「あの・・・・・・ 旅行で初めて来たんですけど、美味しいですか?」


「旅行で来たとね?おう、うまいよ」


「はい。東京からです。ですよね。匂いがもう美味しそうですもん!」


生をお通しを食べながら飲む。

うん。美味い!!本当に美味い!お通しも!

素朴な煮物?かな?だけど、味が染みてて良い感じ!

あいつが「宮崎は美味しい食べ物が溢れてる」って言ってたけど、本当に食べ物が美味いのかもな。


「お待たせしました」


来た!鶏を焼いたのだ!

何か炭で焼いたからなのか、黒っぽくなってるけど、凄く美味そう!


一口食べてみる。


?!?!

「美味い!本当に美味しい!こんなに美味しい鶏を焼いたのは初めてだ!!」


「だろう!?美味いんだよココ」


さっき声を掛けた他のお客さんが、何故か自慢気に言う。

常連さんなんだろうな。


「ははは、自分のお店みたいに言うんですね?」


「そりゃ通って長えかぃな」


「でも、本当 お世辞抜きで美味いです。こんなに美味しいのが食べられるって思ってませんでした」


「東京には無えん?かわいそうだね」


「ここまで美味しいのは無かったですね。宮崎?延岡?凄いです!!」


「こんねんじゃ普通ちゃ」


「こんなに美味しいのが普通なんだ!?良いなぁ・・・・・・」


本当に美味しい。

追加でもう一皿頼んで、白飯もお願いした。

いや、本当に美味しい。


「あの・・・・・・ この辺でオススメのホテルは有りますか?」

お店の人に聞いてみる。


「沢山 ホテルは有るちゃ。でも、わし達は利用せんかぃ分からんや」


「ですよねぇ・・・・・・」


仕方無いから、ネットで検索してみる。

おお!確かに思ったより沢山在る!

んっと、極楽トラベルで予約するかな。

このホテルなんか、安いし設備も良さそうだな。


ポチッとな。

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