#8『目覚める魔法少女。その名はアイソレイト・リリィ』 Cパート
「しっかしまぁ・・随分と変わったねー」
自分の本来の『力』を自覚し、アイソレイト・リリィとして目覚めた裕子だったが、つい少し前までの魔法少女姿と丸っきり別人としか言えない魔法少女装束に変わっていた。
ニャニャンが洩らした感想も当然と言えるだろう。
「えっと・・アイソレイト・リリィだっけ」
「うん」
「何て呼べば、言いやすいかな・・」
「アーシャちゃんの呼び易い言い方で良いよ?」
「ん〜・・・アイ、とか?」
「んー、他に無さそうだよねー・・」
アーカーシャ・リリィとアイソレイト・リリィが二人で悩むが、至極単純な略し方で決まりの様だ。
「ところで、うまく魔力は使えてる?」
「ぁ、うん、多分。・・ぅん・・スゴい・・コレが魔力なのかな・・ハッキリ分かる・・今までと全然違う・・」
アイソレイト・リリィが手を握ったり開いたりして、何かを確認している。
「・・ぁの・・アーシャちゃん・・」
「ん。なに」
「魔法少女のコト・・もっと教えて欲しいなー・・なんて・・」
「ソレは良いけど、少なくとも今週から来週は忙しくて無理かもしれない」
「ぁ・・そうだよね・・ごめんね・・迷惑になっちゃうよね・・?」
「・・・なに言ってるの」
アイソレイト・リリィが申し訳無さそうな顔になるが、アーカーシャ・リリィは少し呆れた顔になった。
「アイ・・ぅぅん、裕子」
「ぅん、なぁに?夏樹ちゃん」
「私、山上小学校なの」
「あ、ホントに お隣なんだね♪」
「・・・はぁ・・」
「夏樹ちゃん?」
「確か、ウチの学校と裕子の平原小学校、合同合宿があったハズなんだけど?」
「・・・ぁ」
「忙しいでしょ?」
「あーーー!!忘れてたーーーっ!!」
裕子の叫び声は、強風吹き荒れる上空の風に吹きさらわれて、虚しく消えていったのだった。
夏樹「おめでとう、裕子。ついにホントに魔法少女になれたね・・♪」
裕子「ありがとう、夏樹ちゃん♪」
ニャニャン「そんなコトより次回予告だよっ!二人共っ!!」
裕子「・・・そんなコト?」
ニャニャン「次回は合宿!つまりパジャマ!お風呂!水着っ!水着だよ水着っ♪第1次水着回〜♪」
夏樹「・・・1次?」
ニャニャン「第2に水泳の授業!第3に海水浴!第4にプール納め!第5に寒中水泳!第6に初詣!更に2人別々回にすれば倍っ!」
裕子「初詣に水着関係無いし」
ニャニャン「甘い!下着みたいな衣装でウェディングって言われる作品もあるんだから、初詣と付ければ水着でも問題な〜
ゴドンッ!!!
裕子「な、夏樹ちゃん・・?」
夏樹「止めたから今のうちに」
裕子「うん♪じ・か・い♪第9〜話♪『力を合わせて、希望はその手に』♪」
ニャニャン「夏樹の水着は この手に〜♪」
夏樹「裕子、撃っちゃえ」
裕子「目覚めた力で〜っ!全力全開〜っ!か〜ら〜の〜?」
ニャニャン「待っ・・!?そんな魔力で撃たれたら消えちゃ・・っ!?」




