眠れない夜には
ぼんやり。
眠れない夜には何をしよう。
みんなが寝静まった夜。
そっと奥さんを起こさないように、私はベッドから這い出てトイレに行く。
また布団をかぶるのもいいけど。
どうせ寝れない。
パソコンの電源をつけ、別室の扉を閉める。
一人だけの空間。
正面にはベランダと闇の世界。
静まり返る夜の静寂。
気が昂っているようだ。
まだ寝れないな。
だから、文を書いている。
せっかくだから書いている。
ぼんやり書いている。
何を書いているんだろう。
眠れない夜は何をしようという事か。
眠れない夜の今を書いている。
ぼーっとした頭で。
お茶を飲む。
とりとめのない文。
文字の羅列。
文字の行進。
時計を見る、もうすぐ2時か。
明日は仕事も休みだし。
もうちょっと、書きますか。
今日の眠れない夜は文を書こう。
つらつらと。
まったりと。