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相応しくない…?


「いやぁ、君がアイリスさんかね?」



「可愛らしい娘ですわね?貴方」




「あぁ、そうだね…これなら」



「…あの、この度は私なんかをお呼びくださり、誠にありがとうございます、オディベート王にお妃様。私が、アイリス・オディベートです」








ガザニアの両親はとても優しい方だと思う。


心の広くおおらかなお方だと思う。




オディベート・アンガル王茶髪にすこし髭の生えた偉大なオーラをもつ方でマルサスお妃は優しく綺麗な人、ガザニアと同じでオレンジ色のすこしくせっ毛のあるフワフワと長い髪。

太陽のような、ほんとにガザニアと同じで明るい方。




「私と妃でアイリスさん、と呼ばして貰っていいかな?今日はきてくれてありがとう」




「あ、はい…いえ、こちらこそ。それで、お話とは?」




「ふふっアイリスさん、そんなに畏まらなくていいのよ?」




「そうそう、堅苦しいのは我々苦手なのでね。今日呼んだのは……」




「アイリス!君に俺の婚約者になってほしいんだ!」




「…婚約者……ですか。それは、急ですね…」




すこし困ったように言ってみる。


うん、分かってましたそう言われることは。

ゲームでもアイリスとガザニアの婚約が決まったのは丁度アイリスが学園に入ってからだったはずだ。




ゲームのアイリスはほんとに性格が悪かった。まぁいろいろと情を覚えたこともあったけど。

入学してからすぐにアイリスにとっての不都合な少女達を、先輩であろうとなんだろうと潰し始めてたはず。

ガザニアはゲーム内でアイリスのどこを好きになったのか………って、アイリスが綺麗だからか。それと、男性軍の中では凄く性格のいい完璧な愛され女子を演じていたからか。



そう考えるとガザニアって…見る目がないのね。




「あぁ、すまないね、急に変なことを言ってしまって…でもね、考えてほしいんだよ。少しでもいいから…ほら。ガザニア!お前も急すぎるぞ…?」




「うっ…………アイリス、ごめんな?」



「いえ、全然大丈夫なので気にしないでください。…あの、聞きたいのですが…なぜ、私なんですか?」




そう、なぜ私なのかが一番聞きたいのだ。、





「フフッ、簡単なことよ?私達の息子、ガザニアがよく貴方の話をするのよ、手紙でね?手紙を出してきたと思ったらあなたの話ばかりなの、きっとイイ人なのねって、思っていたけれど、予想以上みたいね?」



ふふっと、嬉しそうに微笑むマルサスお妃。

可愛らしい。でも何故だろう、学園でも私は結構ガザニアに冷たく当たっていたはずなのに。もしかしてMだったりするのかしら…そんなハズは…イメージがすべて崩れします。、




やめて、やめてガザニア、そんな嬉しそうな顔をしないで。

そしえシオン、やめてちょうだい、ガザニアを、睨まないでちょうだい。


お妃は天然なのか気づいてないみたいだけど、王様が少し笑顔が引き攣っているわ。




よし、ここで少し好感度を下げておけば婚約しなくて済むかしら。




「あの、私は………全然優しくもなんともありませんよ…?それに、学園では私は極力目立つのを避けたいので、少々人気なガザニア様を避けてます。私には、多分相応しくないのでは…?」




目の前には目を見開く王様とお妃様、そしてガザニアが目を見開き口をポカーンと開けて私を見つめる。

そして私の後には私の護衛として立っているシオンが、クスっと微笑んでいる。

雰囲気からして笑いをこらえているのであろう。




でも、流石にここまでビックリするかしら?普通…んー、しばらく沈黙が続きそう




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