男達は険悪ムード
ただ今ガザニアの屋敷にいます。
正確には屋敷の前。
もちろんシオンもいる。ガザニアの執事さんが門を開けてくれるみたいでそれを待ってます
「ぁ!失礼します!申し訳ございませんお待たせしてしまって…ささ、どうぞ」
「ありがとうございます」
一応頭を下げる。
この人が執事さん。なんか、多分歳はいってるだろうけど、元気な人だなぁ。
執事さんに案内されて屋敷の中に入ると客間についてそこにはガザニアがいた。
うん、なんかすごい嬉しそうな顔で駆けつけてくる…と?
「アイリス!!」
「…っ!?ガザニア様!?」
ギュッと抱きつかれた。え、抱きつかれた?
待って待って待って、シオン、シオンがいるから。
睨まれてるから。
「会いたかったぞ??よかった、来てくれないと思った!」
「わ、分かりましたので、お離しください。公共の場です、公共の場じゃなくてもいけませんしおやめください」
しゅんとするガザニア。確かにかわいい、一瞬キュンとしそうになった。
でもキュンとする前にすかさずシオンの腕の中に保護された。
「お前は……アイリスの何だ?」
「失礼します、私はアイリス様の執事、執事のシオン・カルドナルです。失礼ですが主人に気安く触らないでもらえますか?」
「あぁ、前、アイリスのそばにいた…でも、俺とアイリスが仲良くしようとお前には関係ないだろう?」
ニコッと営業スマイルをガザニアに向けるシオンはパンセ様に向けてた怖い笑顔よりも怖い。
そしていつも笑顔で明るいガザニアもシオンに負けずと睨んでいる。バチバチと火花が飛び交う中なんか私忘れられてませんか。
もしかしてここから離れられたりして…
「お嬢様?どこに行くんですか?」
「あ、いや……」
無理でした、無理でしたけど何か?!あーも、わたしの性格が、変わってきてはいませんか??
「えっと、シオンとガザニア様…そろそろ本題に…ガザニア様、私はあなたの御両親に会いに来たのです。……ですから、ほら!油を売っている場合ではないですよ!!」
「……アイリスがそう言うなら…それもそうだな!!」
「……まぁ、お嬢様がいうなら」
よかった、ガザニアはいつものように笑ってくれた。
シオンは了承してくれたけど、納得のいかない顔をしている。
でもまぁ、ここに来た理由はガザニアの両親に会うためだし、うん私は変な事言ってないわ。
今、ガザニアに案内してもらっている。
考えてみたのだが。いっそキャラ崩壊してしまおうかな。その方が楽ではあるしそれにキャラが壊れたときめんどくさいし、だったら今のうちに崩してしまえばいいのでは…
はぁ、未だにふたりは険悪ムードだし、もう崩壊してしまおうかな。




