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突然の手紙と不安



『拝啓アイリスお嬢さま



お元気ですか?体調は崩されていませんか?

俺はいつもいつもあなた様が安全に過ごされて

いるのか心配で仕方ありません。


いつ、帰ってくるのですか?

グランダ様…あなたのお父様もいつも心配して

おります。早くあなたの無事を確かめたい。




最後に、お嬢様忘れないでください…

あなたを守るのは、俺です。



あなたの従者、シオンより』




あれから、ウサギのルビナの件から半年ほどが立ちました。今の今まではとても平和だったんですよ?とくに大きな事件も無く過ごしてたんです。でも学校が終わり寮の自室に戻ってくると手紙が届いていてそれはシオンからのもので嫌な予感がしつつも中を見ると思った通り嫌な予感が的中しました。




シオンが明らかな独占欲の強いヤンデレになりつつあった。……フラグは折れていたのではないのか??

最後に忘れないでくださいと圧力をかけられている。……そろそろ帰らなければ。ちょうど二週間後には地球でいうGW的なものがあって一週間ほど家に帰る時間が与えられるから。

でも、なんだか気が乗らない……はぁ。



いや、大丈夫よね。シオンがヤンデレだなんて……きっと考えすぎ。大丈夫よね。




コンコン


ガチャ



「やぁアイリス!会いたかったぞ!!」



そう言って人懐っこい笑顔を見せるのはガザニア。




「帰ってください…さっき会ったでしょう?それに。こっちが返事をしていないのに入ってくるなんて不法侵入として訴えますよ?関わらないでいただきたいとお伝えしたはずです。それに私はうるさい人は嫌いです」



ほんとに、タイミングの悪い……。



「うぅっ…ほんとにキミはグサグサ痛いところをつくんだね…。でもまぁ今回はちゃんと用があってきたんだぞ!?」




「用……ですか。なんですか?要件は。」




「それがだな!俺の両親が君に会いたいと言っていてな!!来るよな!二週間後の休みのどっかで!!」



と得意気に笑うガザニア。ガザニアの両親が私に会いたい?……何を考えているのだ。そう言えばまだあったこと無かったな。どうしよう。でもその休みは家に帰るのだ。そうすれば絶対シオンが着いてくるだろう。でも断ったらべルーティ家の印象が悪くなってしまう。それだけは避けたい。



「……分かりました。あなたの御両親とお話するだけですよね?それなら、少しだけお邪魔させていただきます。」




「っ!!……ほんとうか!?わかった!じゃあ今日は自室に戻るよ、また明日!!」



嬉しそうに笑って部屋を出ていくガザニア。

はぁ、まぁ、きっと何とかなるわよね。なんとかなることを祈ろう。

なんなのかしら、本当についていないのね私は。

シオンか…はぁ。

どうにかなるといいのだけれども。ガザニアが余計なことをしないように用心しなければ…。








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