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冷静に



あの後急いで準備をして教室に行くと目の前には嬉しそうにニコニコと微笑むガザニアがいた。




「やぁ、アイリス!おはよう!」






「……どうも…」





「それより!今日も綺麗だな!」





「いえ、別に」




ど、どうしよう…適当に挨拶をして自身の席に向かうはいいとして、なぜ……なぜガザニアが付きまとってくるのだ……こっちは出来るだけ関わりたくないのに!



「アイリス、今日お昼を一緒に食べないか?!よし!決まりだな!!」



いやいや待てっ!なに話を勝手に進めてるのだ…以下にも私が行きますよ的な思考をどうにかしてもらえないか!

まて、大丈夫……平常心を保つのだ……。




「いえ、申し訳ないのですが…先客がいますので、それと……そろそろご自分の席に戻ってはどうでしょうか?先生もそろそろ来る頃でしょうし」




「う……でも」




「授業点が引かれてしまいますよ?」








そう言うと同時にオマケに私に近づくなオーラを放ってやった。


よかった、ガザニアが単純で……もし授業をサボったからと言ってもガザニアは貴族の息子、それも有名なオディベート伯爵の息子なのだから、そんな貴族の点を下げるなんて…もしガザニアが手を回せば仕事が出来なくなるだろう。


教師としてはそんなこと望んでいない。だからわざわざ火に油を注ぐなんてことはしないだろう。





「さぁ、席にお戻り下さい。」





すると残念そうにシュンとまるで子犬のようにありもしない耳をさげて自分の席に戻っていった。周りからの視線が痛かったわ……にしても、前世の私ならきっと今の子犬のような仕草に、しかも超絶イケメンを目の前にして絶対瞬殺されていただろう。







でもこれは命がかかっているのだ、油断はできない。顔がいいって怖いわね……。







それから先生が入ってきて授業が開始したのだが……どうもけっこう席が離れているだろうガザニアの席の方面からの視線が授業中ずっと痛かったのはきっと間違えだと、気づかなかったことにしておこう……。









「それでは、午前の授業はこれまでです。午後からは魔法の授業に入ります、各自きちんと休憩して疲れをとっておいてくださいね?…では、皆様、お疲れ様です。」






そう言って上品にお辞儀をして教室を出ていく先生。先生が出ていった瞬間にざわつき始めた教室。やっと終わった……案外……いやかなり簡単な授業だったのはきっとここに来る前から色々とじーやのスパルタ勉学があったからだろうか。





それより!だ……ガザニアが私を誘う前に食堂に行かなければならない。という事で、教室内の生徒の中をうまくすり抜け即座に食堂に向かった。後ろから誰も追いかけてこないから、きっとガザニアにはバレていないのだろう。バレても困る





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