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『翌年』


暗殺未遂が起きてからはや一年。私は9才になりました。そして今日は母の葬式…数日前、母の容態が急に悪化し、担当のお医者様もできる限りの処置や魔法をつかったのだけれど、助けることはできなかったらしい。


周りの人…メイドや執事、父も泣いていた。けれど消して私とシオンは泣かなかった、私はただただ、父に抱きつき父の背中をさすっていた。


葬式の後、父が先に部屋に戻り執事やメイドは仕事に戻った頃、その場には親戚や母の知り合い、シオンに私はしかいなかった。耳を済ませば聞こえてくるのは私の陰口。


「自分の母親が死んだというのに泣きもしないなんて」



とか



「可愛らしくもない子ね」



「親不孝が」




とか…ね?




別に気にしてはいないのだけれど。そう、気にしたら終わり。




シオンが大人達に何かを言おうとするのを止め、部屋に戻ろうとするとどこからか大きな子供の怒鳴り声が聞こえた。





だれ?





「陰口が、楽しいのですか?大の大人が…!」



オレンジ色の髪にエメラルドグリーンのキラキラとした目。私より若干背が低いなぁと感じさせる、でも、とても明るそうな…そんな子






え…だれ。わざとではないのだが、口がポカーンと不覚にもあいてしまった。でもそれはシオンや大人達も同じで…バカみたいに口をポカーンと開けている




「あんたらさ、子供のこと陰口叩いてんじゃねぇーよ!…ぁ、です……と、とにかく!人の事考えれない人が、何を言っても説得力ねぇー!…ですから!!…」



んん?地味に言葉遣いがww



でも、どこかで見たこと…あ、るような…………

ぁ…!!






ガザニア・オディベート 攻略キャラの一人…。

見た目のように元気で明るい性格。誰からも好かれる…両親もとても優しい人柄で愛情をたっぷり貰って育ってきたガザニア。でも、だからこそ周りからはチヤホヤされがち、そんな中主人公は彼のことを特別扱いではなく普通に接してくれる。

そして主人公に惹かれていく。バットエンドでは主人公を守ろうとしてアイリスを少し痛めつけようとし階段から落とすんだけど、打ち所が悪くてアイリス死んじゃうんだっけ………うん、確かこの子が1番まともな子だと思う………。ヤンデレ…なのかな?……んー…微妙な。

あ、言い忘れてたけど、アイリスの婚約者になる相手でもある………って…え、まってそれ危ない??…ど、しよ…





と混乱をしていると大人達に、言いたいことを言ってスッキリした顔で近づいてきたガザニア。



「だ、大丈夫か!!……って、ぼーっとしてんの?…おーい」



固まる私の顔の前で手を振るガザニアにハッとして一瞬叫びそうになるのを必死でこらえた…



「ッ…!……だ、大丈夫………あの、助けていただき、誠にありがとうございます」



そう言って一応礼儀正しくお辞儀をすると『俺、堅苦しいの苦手だからw』と止めさせられてしまった。



ふぅ、このままもう1度だけありがとうと言って部屋に戻ろう…



「えっと…ふふ…お優しいお方ですね、ほんとに、ありがとうございます…では」



お辞儀して部屋に向かう。なるべく目は合わせないように……きちんとシオンも連れて。




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