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昨日に引き続き連続投稿!牛乳石鹸は頑張りました(笑
頭がぐらぐらする。くらくら ぐらぐら
世界がまわってる。ふわふわただよってる。何だかきもちいい。ここにいればこわいことなんてない ずっとここにいたい。ここでずっとねむってたい。そうだ!ここだったらあんなにあるくひつようもないしおなかもすかない!ずっとずっとここにいよう!‥‥あれ?でもなんでおれあんなに歩いてたんだっけ?たしかパン食いながら普通に歩いてたら急に‥‥そうだいきなり変な所に居て、そして――
「っは!?」
何か今考えちゃいけないこと考えてた気がする!!こわっ!何何何?!何してたんだっけ俺?!てかここどこっ?また迷子かよ!
慌てて回りを見ると豪華なベッドに寝ている俺。繊細な彫りと輝く金の細工に施されたベッドは見た目の通りにふかふか。ほんとにここどこー?
とりあえず恐々床にたってベッドの隣のまどから外を見た が、外は青空とどこまでも続く広大な森、そしてどうやら屋敷?なここ。わけわからん。
部屋から出てみよー
もう一度ベッドに窓にこれまた豪華そうなスタンドしかない部屋を見渡してドアに近づく。ドアは古そうな軋んだ音を立てて開いた
ら、目の前に顔があった
「おや?起きたかな?」「っひぃ」
ぎゃああああああっ
本当は叫びたかったけど変な声がでた!
だってドア開けたらいきなり顔!びっくりしすぎて声も出んわっ
「おやおや どうしたんだい?そんな幽霊を見たみたいな顔をして」
「ひいいいいいっ」
近い近い近いっ顔が近ぇよ!近づけんな可愛い女の子ならいいけどおっさんは無理!
「大丈夫だよーそんな怯えなくても。そろそろ起こそうかと思ってたんだ」
よく見ると結構な美形のおっさんがやっと顔をのけてくれた
「下に行って食事にしよう。招待するよ。」
かぽっかぽっかぽっかぽっ
不思議な音を響かせなが遠ざかるおっさん。
はっ?どゆこと?
フリーズからとけた俺は咄嗟に歩いて行くおっさんをみる。
「ぎゃあああああああああああああっ」
あいつ下半身羊だあああ!!!!
「さあ温かいうちに食べよう!今日はご馳走だ!」
無駄に美形なおっさんがニコニコしながら肉?らしき物を食べる。おいお前、草食動物じゃないのか。しかもその肉まさか羊じゃないだろーな?色々エグいぞ。
目の前の豪華な食卓を見ながらそんな事を考える。じゃなきゃまた失神しそうだよ。
あの後、なんとかおっさんのあとを追ったけど、近くに行けば行くほど下半身に目がいってしまう。
おっさんの顔は中々にイケメンで、色黒な肌に柔らかそうな金髪を左右に流してあってにこやかに笑っている。
だけど、下半身はやっぱりどう見ても羊。何かケンタウルスの羊バージョンみたいな?。
すらっとした黒い長い足に純白のもふもふした毛それに不思議な音を響かせる蹄。
一体なんなんだ どうなってる?
「っそんなに見ないで」「はあ?」
うっすら頬を染めながらこっちをちらちら見るおっさん。いやいやいや、は?
「だってじっと見てくる‥‥見すぎだよ」
「ちっげーよ!どーゆー勘違いだよ!」
それにいい年したおっさんが頬を染めんな!勘違いすんじゃねーっ
「そうなの?なんだてっきり私その‥‥「あっもういいです」
おっさんはシュンとしてるがこれ以上聞いたらとんでもない事になりそうだわ。
「とりあえずここどこですか?俺家に帰りたいんですけど」
あれだけ言っといて改まって言うのもあれだけど、一応。だっておっさん偉い人っぽいんだもん。上半身には白くて繊細な模様が入ったベールを巻き付けた民族衣装みたいなのを着てて、
細かい金の装飾と、瞳と同じ緑のでっかい宝石がついてるネックレスとイヤリング。
今までタメ語で話してたけど、何か起きたら大変だからやめとこ。
「まあそれも後で話すから、とりあえずついてきて。久しぶりのお客様だからねぇ、おもてなしするよ。」
「はあ‥‥」
何て暢気なんだ。暢気さが顔からもでてる。
まあいいけどさーお腹空いたし、疲れたし、おっさんマイペース過ぎるけど、ついてかなきゃ始まんないだろうし。
可愛いかぽかぽあんよについていったらどでかい部屋と、豪華な食卓が広がっていた。
「こんな豪華な夕食は久しぶりだ!早くたべよう」
どうやったか解んないけど座ったおっさんに突っ立ってた急かされる俺。
超カオス。そして冒頭に戻るのさ。
いい加減話しを進ませたいなー取りあえず可愛いおっさん出せたからいいか。