幼馴染の年末イチャイチャフライング開始です
オレは今、なぜか眠っている。
というか…正確には、もうすでに目覚めているけど、布団から出たくなくてグズっている状態だ。
そんな大変なときに携帯がなった。
隣に住む同級生の幼馴染の姫子からだ。
(ハッピーおニューフライング〜)
ってきていた。
…
いや、まだ三十一日の年末だし…
それに、今は午後の三時ごろ。
…
そもそも、オレは昼寝から目覚めて少し困惑していた。
昼寝をガチ寝と勘違いして、年越しそばを食いそびれた‼︎って一瞬焦った。
焦ったと同時に、色々落ち着いてまだ年を越していないことに安心した。
なので姫子に返事を送った。
(おめめおめ〜オレもフライング〜)
って。
すると、数分後…
「玄関からお邪魔しますね?」
と、姫子の声がした。
玄関からって言葉…いらなくね⁉︎
普通玄関からだろうに…
そして、そーっと階段をのぼる音がした。
…
すでに、お邪魔しますの時点でバレているというのに…
なんともおバカさんだ。
オレを驚かせるつもりなのだろう。
しかし!そうはさせない‼︎
オレは、ガバッと布団をかぶり姫子から隠れた。
…
んだけど…
どうやら、オレの隣の部屋の姉貴の部屋に立ち寄ったもよう。
恭介いるー?うん、部屋じゃない?って声がするんだけど…
なんか、話が盛り上がっているみたいで…なかなかこないー‼︎
あんまり遅いからさ…
オレはいつのまにか寝落ちしていた。
もぐっているから、あったかい。
そして、なぜかフワモコの毛布を抱きしめて寝ているオレ。
?
なぜオレはいつのまにか、毛布を丸めて抱きしめているんだ?
まぁ…あったかいし、いいだろう。
「あー、あったけ〜よ」
「それな〜」
⁉︎
毛布がしゃべった…
えっ⁉︎
えっ⁉︎
えー‼︎
しゃべる毛布をみると…
「姫子⁉︎な、なんでオレの布団に⁉︎」
「それがさぁ、布団にもぐって恭介驚かそうとしたら、まさかの恭介が寝てたからびっくりだよ。で、恭介に捕獲されていました♡」
…
「え、いやじゃ…ないの?」
「なにが?」
…
「だから…その…オレに抱きしめられて。」
「嬉しい限りだよ?」
「それって…」
「うん、捕獲ごっこ遊び楽しい」
…
期待して損した。
「あー、そうですか。」
パッと姫子を解放した。
「うそだよ〜。捕獲って、こんなにも癒しの時間なんだね?」
「マジ?」
「うん。もう一回して?」
「いいの?」
「うん。てか、今度はわたしが捕獲してもいい?」
「え、いいの…?」
「いっきまーす!捕獲‼︎」
⁉︎
えっ⁉︎
姫子がいきなりガチの捕獲をしてきやがった。
どんなって…
自分一人でできる肩マッサージみたいな道具を首に引っ掛けてきやがったのだ。
「おい、その武器どこから…」
「柚沙ねぇから借りたー」
…
姉貴め。
「柚沙ねぇがさ、これでいい加減恭介を射止めておいでって。」
「射止めるって…」
「あ、う…えと…その…違くて…あーのー…うーんと…」
これは大チャンスなのでは?
「もしかして、姫子って…」
「まさか、そんなわけない!」
…
「まだなんにも言ってないけど?てか、オレは好きだよ。姫子が」
「えっ?それって…」
「うん、そういう意味で。」
姫子が顔を赤く染めた。
「すきあり‼︎」
オレは、さっきの仕返しに後ろから技をかけてやった。
「罠だったのね…」
「うん。でも好きなのは、ほんとだよ。」
そっとそのまま姫子を抱きしめた。
「わたしも好き。ハッピーニュー…」
「ん??なんで途中でやめた?」
「だって、イヤーまで言いたくないじゃない?いやじゃないから」
「イヤーって、年のことでしょ?姫子は、かわいいな♡」
チュ♡
「いやん♡」
こうして、年末フライングカップルがうまれましたとさ♡
おしまい♡




