第90話 アリアに力を
「やぁ、お嬢さん。」
玉座に座る俺は今起きた横たわっている少女アリアに声をかける。
ちなみに今俺は仮面を被っているので顔はわからないようになっていて、変音機つきの仮面だから声もわからないようになっている。
そう、俺はアリアが寝ている間に玉座の間に拉致したのだ。
「あなたは誰ですか?私はどうしてここに?」
アリアがキョロキョロと周りを見渡す。
「ここは君の夢の中だよ。」
ということにしておこう。
「夢の中?」
「そう。君は今試されている。力を与えうるか否かを。」
「力ですか?」
「あぁ、そうさ。少女よ、力が欲しいか?」
俺は手アリアの方に伸ばしてそう言った。
「えっ?なんでくれるのですの?」
「そっちの方が面白そうだから。」
「なにがですか?」
「君がその力を使ってなにを成すのかがだよ。」
「ふーん。まぁ、もらえるなら欲しいですわぁ。」
「そうか。では、試練を与えよう。」
「えっ!?試練?聞いてないですわよ!」
アリアは驚いたように言う。
「あはは、ただで力をもらえるわけないだろう?でも、大したことない。いくつか質問するだけだ。」
「まぁ、それなら…」
「では、まず君のテイムモンスターであるスケルトンが消えてしまいました。」
「えっ!?スケさんが!?」
アリアはとても悲しそうな顔をする。
「まぁ、例えばだよ。あっ!あそこにモンスターに襲われている人がいる!君はどうする?」
俺は魔法の幻術で熊のようなモンスターとそのモンスターに襲われている人を作り出してアリアに言った。
「もちろん助けますわ!」
アリアは自信満々に答える。
「助けに行って君もモンスターの胃袋の中だ。次の問題。」
幻術は動き、幻術でアリアも出して幻術のクマに向かっていき向かっていったアリアは切り裂かれ食べられた。
「なっ!?」
「君の目の前で野盗に民が襲われている。君はどうする?」
今度は野盗とその野盗に襲われている人を作り出して聞いた。
「もちろん助けに、」
「ちがう、助けに行ったら君も殺される。そして、侮辱の限りを尽くされるだろう。次の問題。」
俺はアリアが言い切る前に言った。
幻術でアリアを作り幻術の野党に向かわせた。
野党はアリアをいとも簡単に捕まえた。
「…。」
「君の領土に敵国が攻めて来た。さぁ、君はどうする?」
今度は軍とその軍に攻撃されているアリアのお父さんを筆頭とした軍を出して争わせた。
「…私も参戦してみんなと一緒に戦って領土を、民を守りますわ!」
「正解は参戦した君は何もできずに死ぬだ。」
また幻術でアリアを出して敵軍に向かわせたが、敵軍の一兵士に切り裂かれ倒れた。
俺はパチンっと指を鳴らして出した幻術を全て消し去る。
「さっきからなんですの?バカにしてらっしゃいます?」
「馬鹿にしているんだよ。強くもないのに突っ込むな、死ぬだろう。」
「余計なお世話です!」
「強くなれ。誰にも脅かされないくらい。誰かを助けられるくらい。そして、みんなを安心させられるくらいに強くなれ。そのための力をお前に与えよう。」
俺はそう言ってアリアに近づきアリアの頭を優しく撫でた。
そして、力を与えた。
—スキル 魔力炉—
「急に、眠く…あなたは、一体なにものなの?」
「俺か?俺はな…」
ラスボスだよ。待っているよアリア。
君も俺を楽しませてくれる1人なのだから。
これもしもアリアがめちゃくちゃ強くなった時にもう一回こんなシーンあったら胸熱ですよね!?笑
成長したアリアはどんな答えを出すのか。いや、出せるのか。見てみたいと思いませんか?笑
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