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第86話 パンドラの死にゲーダンジョン攻略の始まり

「そこまでだ。」

俺はゲートを開きそう言って2人を止めた。


「主様!?」

パンドラはすぐにザラキエルを離して膝をつく。


「わ、我が神よ…」

離されたザラキエルも膝をつき臣下の礼をとろうするがダメージのせいで身体が動かずにいた。


まぁ、さすがにパンドラには勝てないよ。与えてる力が違う。


「パンドラ、これはどう言うことだ?なんでザラキエルを殺そうとしていた?」

俺はパンドラを見下ろしながら言った。


「は、はい。この者が我が主の命に背き敵の降伏を受けよと。私が拒否するも下がらず、命令違反として処断しようとしました。」

パンドラは汗をダラダラとかきながら言った。


「ち、ちが、私は敵が降伏しようとしたのを我が神やアステリア様に報告するように進言したのです。」

ザラキエルが必死に抗議する。


「私はこの龍の国侵攻の指揮を任されています。私は敵の降伏を受けず滅ぼした方が良いと判断しました。報告して我が主のお手を煩わせるまでもないと。」

パンドラはキッとザラキエルを睨んでから俺にそう言った。


「なるほどな。確かにパンドラの言っていることも正しい。俺の命令を忠実に守ろうとしたんだもんな。」


「は、はい!」

パンドラの顔がぱぁと明るくなる。








「だが、お前ザラキエルを殺そうとしたな。」



「い、いや、そんな痛めつけるだけのつもりで。」


「見ていたぞ、ずっと。」


「見ていた…」

パンドラの顔からサァーっと血の気が引く。


「お前も正しくないわけではないが、ザラキエルの言っていることも正しい。ならば、2人で一度話し合うべきだった。ザラキエル、お前から見てパンドラはどうだった?」


「ゲホッ、はい。短気で好奇心旺盛。恐れ知らず、頭はすごくキレる。その万能な能力ゆえにすべてをそつなくこなすことができるでしょう。しかし、嘘や隠蔽に対しては大した抵抗などはなさそう。他者を見下す傾向があり傲慢…こんなところでしょうか。」

俺はザラキエルにこの軍の副将以外にもう一つ役割を与えた。


それは、パンドラの監視。


これはそう作ってしまった俺の責任なのかも知れない。



「まったく、ダメな子だ。」


だが、ダメな子ほどかわいいものだ。

今にも泣き出しそうな顔をしている。


「お仕置きが必要だ。」


「お、お仕置きですか?」


俺はパンドラの首の袖を掴んで新しく開いたゲートに投げ込んだ。


そのゲートは死の迷宮100層に繋がっている。


「え!?えぇーー!!?」

パンドラは急に投げられて驚いている。驚きながらゲートに吸い込まれて行った。


「自力で玉座の間まで戻ってこい。そしたら許してやる。あぁ、いくら死んでも大丈夫だ。その度に俺かアステリアが蘇生してやる。無限ライフのチート攻略、がんばれ!」

迷宮のデータも取れるし一石二鳥だ。いや、俺もパンドラの迷宮攻略を楽しく観れるから一石三鳥かも!



「反省して来いよー。これでよし!さて、では、降伏したいんだっけか?」

この場にいたもの全てがポカンとした顔をしていたが、俺の言葉にみんなが我に帰る。


「は、はい!ハシャ様、我々龍の国は降伏します。」

デリラがそう言って膝をつき、頭を下げる。


しかし、母親を殺してその首を持って来ざるを得ないとはこの子もかわいそうだな。

あまりに不憫だ。


正直首謀者、と言うか術者がいなくなればイータル召喚はもう不可能だろうから終わりにしてあげてもいいんだよね。

別に龍の国を支配下に置きたいわけでもないし、恨みがあって滅ぼしたいわけでもない。

列国にも俺の忠告を聞かないと本当に国が滅ぼされるってわかっただろう。だって三大王の国が滅亡寸前まで行ったんだから。竜王も重症だし。


だからこれ以上攻める理由はぶっちゃけない。

竜王ダイヤはむかつくけど。


「いいよ、別に。教祖の術者が片付いてイータルさえ復活しなければいいんだ。」


「ほ、本当ですか!?では、ハシャ様は我が国に代わりに何をお望みでしょう。見逃していただけるのであれば可能な限りお応えします。」

デリラの顔がぱぁっと明るくなる。それはそうだろう首の皮一枚繋がった気分にもなる。


「とくにいらないかな。あっ、でも龍の国がごめんなさいしたって形にしたほうが後々いいか。賠償金だけもらおかな。」


「で、では、賠償金をお支払い致します。後ほど書面でお送りください。」


「わかった。あぁ、あと最後の確認だ。首謀者の首を。」

俺がそういうと兵の1人がデリラが持って来た王妃の首を持ってくる。


ふむ、確かにあの時の龍の首だ。


「確認できましたでしょうか。紛れもなく龍の国の王妃ロベア…いえ、邪教の教祖の首です。」


「あぁ、たしかに。でも、まだ確認は終わりじゃない。」


「えっ?」


「この王妃ロベアの魂をここに呼び出し、問いただす。お前が本当に邪教の教祖だったのか。いや、術者だったのかを。」


デリラが、ごくりと唾を飲み込む。


ずっと違和感があった。本当に王妃が術者なのかと。確かに魔法技術は凄まじかった、辻褄は確かに合う。だが、召喚術は才能がいる。それも天才的な才能が。魔法技術が優れていたからと言って必ずしも召喚術が使えると言うわけではない。それもイータルを召喚できるほどの召喚術を。


あの戦いで王妃は召喚術を使っていなかった。本当に王妃が邪教の教祖だったのか?いや、術者だったのか?


それを今から確かめる。


俺は王妃の首を媒体に王妃の魂を呼び出した。

ジンはロベアに違和感は感じていたようです。


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