第76話 間話休憩 アステリアの楽しみ
「はぁ、怖かった。でも、マスターが私の妹とも言える部下達に酷いことさせるから悪いのです。」
アステリアは荒野の城から死の迷宮に戻っていた。
アステリアでもジンに文句を言うのはかなり気を遣ったようだ。
「でも、うふふ。撫でてくれた。」
そう言ってアステリアは嬉しそうにそっとジンが撫でた頭に触れた。
「アステリア様、これが…」「アステリア様、ご報告が…」「アステリア様、これはいかが致しましょうか…」
迷宮に戻ったアステリアにアステリアが迷宮を管理するために生み出した文官たち(ほとんどがSランクモンスター以上)が次々とアステリアに指示をもらいにくる。
それをアステリアは的確に指示を出して仕事を捌いていく。
巨大なダンジョンの管理はそれはそれはとても大変なのだ。
ほっておいても正直やってはいける。でも、それでは無駄が多すぎる。適切に管理することで最高の利益を生み出せるのだ。
「ふぅ、疲れましたね。さて、今日の仕事はこれぐらいにして休みましょうか。」
アステリアは伸びをして立ち上がる。
そして、ジンが最近作った温泉施設へと足を運ぶ。
「ふぅー、これは何回入ってもいいものですね。マスターはすごくいいものを作ってくださいました。」
アステリアは肩までゆっくりと浸かりながら言った。
ゆっくり入りながら何気なくアステリアは考える。マスターと入ったらもっといいのでは!?と。
「今度マスターにお願いしたら一緒に入ってくれたりするのかな?うふふ。」
そんな妄想を繰り返しているうちに体が温まってきたので、温泉から上がり、寝巻きに着替える。
「今日はあの日だ。うふふ。」
アステリアは胸を躍らせながらジンの寝室に向かう。
アステリアは以前イータルが召喚されようとしていることにいち早く気づき迷宮の防御魔法の強化をさらに強固にした。
その功績をジンは讃え、一つアステリアのお願いを聞くことをした。
「なんか願いとかある?なにか叶えてあげるよ。ほんとに助かった。」
「では、私と一緒に寝ていただけませんか?」
「ぶっー!!ね、寝る!?そ、それってどういう意味ですか!?」
「そ、そのマスターと一緒に寝たい日もあって…だめでしょうか?」
「えっ?あぁ、本当に普通に寝るだけか。も、もちろんいいぞ。たまにな!」
もちろん、ただ寝るだけではなくて、その先もしたかったが下品な女とマスターに嫌われたくないので、そこまでで抑えた。まぁ、何度か夜を重ねるうちにそう言ったお誘いもマスターからあるかもしれない。
マスターから言質は取った。いいぞと。たまにとは言っていたけれど具体的な間隔は指定されていない。つまり、たまにの頻度はこちらで調整していいということだ。
そして、私はたまにの頻度を2日に一回と定めた。
毎日ではないのだ。たまにだろう?
私はマスターの寝室を開ける。そこには黒いキングサイズよりももっともっと大きなふかふかのベッドが置かれており、その真ん中でマスターの本体が眠っている。というより、意識を他の憑依体に写している。
私はスルスルと寝巻きを脱いで裸になり、ベットに入っていく。
なんで裸になるのかだって?そういうお誘いがあるかもしれないからだ。そして、マスターの身体をより感じられるからだ。
私はマスターの隣に行き、優しくマスターを抱きしめる。
そしてスッーとマスターの匂いを嗅ぐ。
するとマスターがいつも使っている香水の匂いがする。
マスターはなんでこんなに匂いを気にしているんだろう?いつもすごくいい匂いなのに。
「はぁ、マスター。」
私はマスターの身体を触りながら頬ずりをする。
まだ私以外に誰も触れたことも嗅いだこともないマスターの本体。
その事実が私の優越感を満たし、滾らせ、欲情させる。
「絶対に本体で迷宮の外に出してたまるもんですか。マスターのお身体に触れていいのは私だけなのです。スゥー、はぁ、マスター、マスター!」
素晴らしく整った顔を赤くさせてアステリアはジンの身体を今度は強く抱きしめた。
ジンはまだしらない。
自分の本当の身体が夜な夜などうなっているのかを。
そしてアステリアもまだ知らない。アステリアが生まれる前にジンの本体に触り、匂いを嗅いだことがある女がいることを…
絶対にバレてはいけない秘密です…
「面白い!」「続き読みたい!」「最後まで見たい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!一言でも感想お待ちしております!!




