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第72話 パンドラ

「ここが荒野の城…」

ゴクリとアリが大きく唾を飲み込む。


ギィイー


大きな城門がゆっくりと開いた。


「お待ちしておりました。どうぞこちらへ。」

ハイリッチが俺たちを出迎える。


「おい!白銀、あのリッチただのリッチじゃないだろ!?魔力量が半端じゃない!?」

ルーファがハイリッチを見て俺に耳打ちをする。


俺らは前にハイリッチ、後ろに御者をしたファントムに挟まれて城の中を進んでいく。


「こちらの応接室でしばしお待ちください。ハシャ様の準備が整いましたら玉座の間にご案内し、皆様には謁見していただきます。」

豪華な装飾や高価な調度品が飾られた立派な応接室に俺たちはハイリッチに案内された。


「ありがとう、少し待たせてしまうだろうから何か飲み物も出してやってくれ。」


「御意。すぐに準備させます。」

ハイリッチがそう言い、頭を下げる。


「みんなすまない、俺は少しやることがあるから席を外す。なにかあったら扉の前にファントムを置いていくからこいつになんでも言ってくれ。」


「なんでもお申し付けください。」

ファントムはそう言い頭を下げる。


「えっ?待ってくださいジンさん。僕たちだけにする気ですか?」


「白銀!?どこにいくんだ!?」


アリとルーファが不安そうにしている。

全くリーナを見習えって、リーナも不安そうな顔してるな。


まぁ、俺はここで出ないとハシャになれないから出るけど。


「すまないな、くつろいでいてくれ。」

そう言ってバタンと俺は扉を閉めた。







「おいおい、白銀は本当に何者なんだ?あのやばそうなリッチやファントムに命令していたぞ?」

ジンが扉を閉めたのを確認すると、すぐにルーファがみんなに話しかける。


「それだけじゃありません、あの2体のモンスターはジンさんに敬意を払っていました。」

アリが目を見開いて言う。


「やっぱりジンはハシャの第一将だった説が濃厚。たぶんあの2体のモンスターの上官だったんだよ。それなら説明つく。」

リーナが納得するように言った。


「たしかに、そうだな。だとするとあのリッチやファントムより強いということか?」

ルーファが首を傾げる。


「いや、強さだけが将の優劣を決めるとはかぎりません。もしかすると、参謀とかなのかも。」

アリは顎に手を当て、考えながら言った。


「たしかにジンはすごい観察眼は持ってる。」

リーナは頷きながら答えた。









「さて、俺は違う部屋に行ってハシャと変わる。」

俺は後ろに着いてきているハイリッチにそう言った。


「御意。すでに、AG–02様も玉座の間で主をお待ちです。」


「そうか。あいつはどこにいる?」


「パンドラ様のことでしょうか?彼女もまた玉座の間でお待ちです。」


「そうか。では、向かうとしようか。」

俺は少し離れた部屋に向かい、ベッドに横になる。


そして、ハシャに意識を移した。


「今戻った。遅くなったな。」

ハシャはすでに玉座に座っており、目の前には2人の人物が俺の声を聞き、即座に膝をつき臣下の礼をする。


「お待ちしていました。マスター。」

1人はもちろんAG–02だ。


「あぁ、待っていたよ!我が主様!!」

紫の長い美しい髪に美しい紫の瞳。豊満な胸にくびれた腰。服装は冒険者が着るような服を着ているが、金糸がところどころ入っており、かなり豪華な服だ。腰には様々な装飾をされた大きく立派な宝箱を下げている。


彼女はパンドラ。俺が作ったSSランクのしもべだ。


「パンドラ、不敬です。きちんとした敬語を使いなさい。」


「あはっ!嫌です!」


「ほう?私の命令が聞かないということですか?」


「なんで私より弱いやつの命令を聞かなくてはならないの?」


パンドラはかなり強く作った。そのためか、かなり生意気になってしまったようだ。


「私は主より寵愛を受けている。だから美しく、強く作られた。先輩よりもね。」

そう言ってAG–02を指さす。


「パンドラ。たしかにお前は美しく、強く作った。」


「はい!主様!」

パンドラが恍惚な顔をして返事をする。


「だが、AG–02はお前よりもたぶん強いぞ?」


「えっ?そんなはずないよ!先輩はSランク級程度の力しかない。私は主様よりSSランク級の力を授かっているわ!どう転がったって先輩は私に勝てないよー!」

パンドラは頬を膨らませて言う。


「確かにAG–02はかつての強さを取り戻していない。もう再現不可能な機構や技術、入手不可能な素材、まぁ、俺でも前のようには戻せなかった。だから、俺はAG–02にある力を付与してこれを解決したんだ。」


「ある力?」

パンドラは首を傾げる。


「あははっ、今度戦ってみるといい。かつて世界を震撼させ、恐怖と脅威を振りまいた古代の力を感じてみなよ。」


「ふーん、まぁ、いいですけど。じゃあ先輩、負けたら私が上ってことでいいですか?」


「いいでしょう。そのかわり、私が勝ったら命令にしたがってもらいます。」


「ふん!」


「さて、場を整えて功労者たちを呼ぶとするか。」

問題児のパンドラ登場!


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