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第71話 荒野の城へ

王妃のロベアを捕まえて終わり!

というわけには、いかなかった。


「なぜですか?早く刑を執行してください。」

俺は竜王ダイヤに謁見し、王妃ロベアの刑執行を訴える。


「…いや、余罪を調べ、正しき罰を下す。ハシャには問題は解決したと伝えろ。」


「首謀者を処刑しなければ憂いはなくなりません。ハシャは攻めてきますよ。」


「問題は解決したと言っているのだ。話すことはもうない。下がれ冒険者ジンよ。」


「いいのですか?本当に国が滅びますよ。もうほとんど解決しているというのに!」


「はっ!向かってくるのならば打ち倒すのみよ!」

ダイヤは凄まじいオーラを放ちながら言った。


そうして、なにも進まず期限の日時が迫ってくる。


期限が近づき、俺たちは俺が手配した馬車に乗り込み、龍の国を後にする。


「えっとー、ジンさんこれって依頼はどうなるんですか?もしかして依頼失敗したらハシャ様から殺されたりとかしないですよね?」

アリが不安げに言う。


「白銀。もしも、ハシャとかいうやつから依頼失敗のペナルティーがあるのであれば、遠くに逃げよう。そうだ、獣王国 ヴァイハラ なんかはどうだ?いや、あそこは今、三大王バーバルと緊張状態だったか?うーん、思い切って魔王モグの地下王国とか行ってみるか?あそこは意外に亜人とかも暮らしていて人種に寛容な国だ。地下王国中にあるいろんな鉱石が光を発しているらしく、美しい国と言われているらしいぞ?」

ルーファが早口で俺を詰めるように言う。


待て、あのモグラの国なかなか良さそうだな。もしかして意外に名君だったりするのか?


「安心しろ。しっかり報酬も支払われるし、ペナルティーもない。報告だけしてもらうがな。」

俺はそう言ってニヤリと笑う。


「え?まさか僕たちハシャ様と会うんですか?」


「白銀だけで行けばいいだろ?私達はクーリッヒのギルドで待っているから。」


「ふふっ、御者を見てみろ。」


俺に言われてアリ、ルーファ、リーナが窓から御者を見る。


3人とも言葉を失う。


なぜならば御者はファントムだったからだ。


「おいおいおい、白銀!なんだこの化け物は!?こいつは…まさかファントムか!?Aランクモンスターじゃないか!」

ルーファが頭を抱える。


「そう言えばこの馬車もすごくいい馬車。座り心地もいい。」

リーナが座席をふかふか触りながら言う。


「待ってください!なにげなくジンさんに付いて行って乗ったこの馬車ですけど、これどこに向かってるんですか!?」

アリがそう言いながら俺に詰め寄る。


「荒野の覇者の城に決まっているだろう。このまま行くんだ。疲れただろ?到着までゆっくり休むといい。護衛もいる。」

俺はそういうと指をパチンとならず。するとドカラドカラとどこからか並走していたリビングアーマーの騎兵の小隊が現れた。


「あっ、これ逃げられないやつだ。」

アリが放心状態となる。


「…本当に大丈夫なんだろうな?白銀。」

ルーファがこちらを睨みながら言う。


「大丈夫だ、安心しろ。むしろ褒美がもらえるぞ。楽しみにしていろ。」


「でも、私、何にもしてない。」

リーナがしょんぼりしながら言う。


「いや、リーナも頑張って戦っていたのを知っているぞ?それに俺たちはパーティーだ。リーナの力がこれから必要になることが絶対ある。あと、実はお前だけだぞ、高ランク冒険者なのは。リーナがいないと受けられない依頼がたくさんある。いつもとても助かっている。」


「そうですよ!リーナさんが必要です!僕とルーファはほとんど戦わないですし、戦える人が必要なんです。ジンさんときどきしか居ないですし。」


「あぁ、私たちの代わりに戦ってくれる人が必要だ。もちろんサポートはするぞ?でも、リーナのような剣士の前線が私達は必要なんだ。」


「2人とも、ありがとう。私、もっと強くなるね。」

リーナが目に涙をためて言う。


「お前らも少しは戦えるように努力したらどうだ?」


「「一芸特化だ。」です!」

ルーファとアリが声を揃えて言った。


まぁ、確かにその方がいいのかも知らないが…

なんかむかつくんだよな。


馬車はなにごともなく荒野の覇者の城へと4人を運んで行った。











「想定外ね、まさかあの冒険者たちにここまでしてやられるなんて。」

ある人物は城からジン達の馬車を遠目で睨め付けながら、唇を噛み締めて言う。



「教祖様、ご命令を。」

黒マントにフードを着た信徒が陰から膝をついて言う。


「ちっ、まずは向かってくるハシャの軍勢をなんとかしなければ。竜王ダイヤは愛する王妃を殺せない。貴方は新しい転移の魔道具を探しなさい。」


「御意。」

信徒はそう言うと影に消えて行った。


「まだ、終わりではない。教団にかなり大きなダメージを負わされたが、致命傷ではない。まだ残っている信徒も多い。それに、術者の私さえ捕まらなければ、何度でもやり直せる。」

そう言ってある人物もジン達が乗っている馬車をもう一度睨みつけると影に消えていった。



邪教はしぶとすぎる!笑



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