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第55話 ルーとの対戦前

さて、3ヶ月後イータルさんの召喚を止められなければ俺は龍の国に進軍し滅ぼさなければならなくてはいけなくなった。まぁ、しょうがないんだけどさ。


3ヶ月は短かったかなぁ?でも、かなりはやく解決しなければいけない問題ではあるから、仕方ないか。


もちろん、俺もただ待って龍の国を滅ぼすつもりではない。


俺もイータルさん召喚を防ぐために動く。

進軍して龍の国を滅ぼすのはもちろん最後の手段だ。

俺だって国を滅ぼすなんてことしたくない。


そんなことを考えていると大きな力が俺たちに近づいているのに気づいた。



「ふぉ、待て。」

俺とナクア達が馬車で帰っていると空からルーが飛んできた。


「なんだい、カエル君。」 

俺は馬車から降りてルーに尋ねる。


「考えたのじゃが、お主魔王にならんか?」


「魔王だと?」


「あぁ、そうじゃ。魔王じゃ。この世界を支配する王の一員にならぬかと聞いている。」


「ははっ!魔王にはならないよ!別に俺は世界を支配したいわけじゃない。俺は世界の勢力争いには参加しない。ただ世界が壊れないようにし、俺が遊ぶために動く。」


「ゲコッ、そうか。…では、お前は魔王の敵じゃ。儂自ら軍を指揮しお前を滅ぼす。」


「へぇ!いいね。楽しそうだ!いいよ、攻めて来なよ。俺も軍を持ってして迎え討とう。」


「ゲコッ、儂は古き時代より勝ち残りし大魔王ルー・チャルロイドだ。戦乱の時代を勝ち抜き頂点にまで上り詰めた大魔王の実力。甘く見るなよ。」


「あぁ、見してみなよ。大魔王の実力と言うものを。あぁ、あと、あの荒野の城に関しては誰が攻めて来たとしても報復活動はしないと誓おう。だから、安心して攻めて来な。」

正直壊れてもいいしね。周りは広大な荒野だからだれにも迷惑かけないし。


「ふぉ、望むところよ。」

ルーはそう言うと飛翔の魔法で飛び去って行った。


「あぁ、また面白そうなことが一つ増えた。楽しいなぁ。」

俺は飛んでいくルーを見ながらカラカラと笑う。


「私の一族から助けを出そうか?なんなら私が一緒に戦ってもいい。」

話を聞いていたナクアが馬車から降りて来てハシャに言った。


「いや、いい。あぁ、そうだ。ナクアもいつでも攻めて来ていいんだぞ?お前と戦っても楽しめそうだ。」

俺はそういってカラカラとナクアを見ながら笑う。


「私達は攻めるのは得意じゃない。それに攻める旨みがなさすぎる。」


「じゃあ、俺の城を攻略できたらなにか願いを叶えてやろう。」


「…考えて置こう。」


「マスターの城は私が守護しています。攻略は不可能です。」

俺の隣にいるAG-02がナクアに言う。


「むぅ、我らの力舐めるなよ。」


ナクアとAG-02が睨み合いバチバチと火花を散らしているように見える。


ん?そういえばナラが出てきてないな?

俺は馬車の中を覗くとナラが狼の獣人を押さえつけて、ストローを刺して血を吸っていた。


狼の獣人は血を吸われすぎて顔は蒼白になり、寒いのかブルブル震えていた。


え?死んじゃうんじゃないの?


「ナラ、吸いすぎだ。もう死んじゃうぞ?」


「え?あっ、本当だ。ごめんね、ベネットちゃん。」


「うぅ、くそ、私は、屈しないぞ…」


あぁ、そういえばベネットとか言う名前だったな。

それにしてもよく見ると綺麗な子だな。整った顔立ちに白銀の毛並みに透き通る肌。目の色も綺麗な白銀色で神秘的にも感じる。

だが、手などはしっかりと剣を振るっているようなタコなどがあったりして、この子の練度の高さが伺える。


「えー、仲良くしようよ。これからずっと、ずぅっーと、一緒にいるんだよ?」

ナラはそう言ってベネットの血がついた自分の唇をうまそうに舐めながら言う。


「ひっ、あ、悪魔め。」

ベネットが怯えている。


なんかすごく可哀想になってきちゃったなぁ。


「あんまりいじめてやるな。可哀想だろう?」

俺はそう言ってベネットをこちらに寄せて撫でてやりながら言う。


「あっ、」


「えー?いじめてないよ?私は仲良くしようとしているよ?」


「いやいや、怖がってるよ。この子の血をずっと吸いたいんだろ?だったらあんまり無理させるな。」


「むぅ、確かに吸いすぎちゃったけど。ベネットちゃんは人間にしては強い方だから、このぐらい吸ってもすぐ回復するよ?さっきも同じくらい吸ったけど、すぐ元気になったもん。」


さっきもこのくらい吸ったのか。ベネットが怯えて震えながら俺に抱きつく。

あらあらこんなに怯えて。俺も相当怖い見た目してるのに、この見かけの俺に縋るってどんだけ怖かったんだ?


「吸いすぎはだめだ。ほら、こんなに怯えてるじゃないか。」


「お、怯えてなんか…」


「わぁー!」

ナラが襲いかかるようにしてベネットを脅かした。


ガクッ

ベネットは驚きすぎて気絶してしまった。



俺はジト目でナラを見る。まぁ、ジト目とかできないから雰囲気だけだが。


「ベネットちゃん、ごめんね?」


「かわいそうに。」


馬車の中ではずっと俺に抱きついて怯えていたが、ついにナクア達の森に到着してしまい、無理やり俺から引き離される。


「やだやだ!怖い!助けて、ハシャさん!ハシャさん!」

ナラに引っ張られながら徐々に俺から離されるベネットが俺に懇願する。


待って、本当にかわいそうなんだけど。


「ハシャさんに迷惑かけないの。大丈夫、悪いようにはしない。ただ1日10回くらい血を吸うだけ。」

ナラがベネットを俺から引き離しながら言う。


「10回は多い、3回にしなさい。」

俺はナラに言う。


「むぅ、はい。」

頬を膨らませながらナラが答える。


そしてついにベネットが俺から引き離される。


「やだーー!!!」


「「ハシャさんまたね。」」

ナクアとベネットを抱えたナラが俺にそう言い森の奥に消えていく。


森にはベネットの声が響き渡った。





あぁ、なんかほんとに可哀想。


ベネットさんかわいそうすぎる笑笑


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