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第54話 脅迫


「だから、お前が頑張って解決するか、滅ぼされるかの二択なんだよ。」


「調子に乗るなよ?お前が俺の国を滅ぼすだと?ホラを吹くのも大概にしろ!」

ダイヤは怒り、拳を振り下ろし机を叩き割った。



そりゃ、怒るよねぇ。私でも同じこと言われたら怒るもん。


あーあ、せっかく用意した食べ物も血も台無しだ。まぁ、自分のグラスだけはダイヤが叩き割る前に避難させたけど。


「ふぉ、ハシャとやら証拠もないのにそれはおかしいじゃろうて。」


「ふぅ、証拠とかそんなのはどうでもいいんだ。やらないならトカゲ君の国ごと滅ぼして解決なんだ。」


「ふぉ、いい加減にしなさい。これ以上は儂も見逃せない。」


「あはは!なにを勘違いしているんだ?今、見逃してやっているのは俺の方なんだぞ?なんなら、今ここで魔王全員殺してもいいんだ。その後に龍の国に進軍して滅ぼせばいい。」


えっ?待って!?今、私も入った!?

なんかいい感じで潰しあってくれそうだなぁって私ワクワクしてたんだけど、今魔王全員って言ったよね?


「ハシャさん!私は言うこと聞いてるよ?」

ナクアが手を挙げて上目遣いでハシャを見つめる。


おい、あの蜘蛛どんだけハシャとか言うやつが怖いのよ?ペットみたいになってんじゃないの!


「あぁ、もちろんナクアは殺さないよ。」


「あはは、でも、ハシャ君、勝てると思ってるのかい?ナクアはそちらに着くにしても、三大王と6人の魔王相手に?それにここは私の城だ。もし今すぐ戦うことになったら、すぐに私の兵も駆けつけるよ?」


流石に勝てないと思うんだ。ナクアも不意打ちだからこそ私とダイヤに必殺の糸を伸ばせただけだ。実力だけで言ったら私とほぼ互角くらいだろう。それでもふつうに化け物だが。

どちらにしても、多勢に無勢で今ここで戦ったらハシャは勝てない。


「と言うかもう、こいつはここでやっちまった方がいいだろ。」

魔王モールがそう言って席を立とうとする。


「動かないでください。動けば敵と見做し排除します。」


ゾワッ!

あのゴーレムやばい!あのゴーレムが戦闘態勢に行った途端、私の危機感知がビンビン反応した。

ルーもダイヤも目を見開いている。


あれはナクアと同じレベルにやばい。


なんだあいつは。ナクアとあれほどのゴーレムを従えているなんて。


なぜ、あれほどの者が、今まで世に出てこなかったんだ?


「大魔王バーバルよ、勝てると思っているのかと聞いたな?あぁ、お前ら9人とこの夜の国を相手に俺は勝てると思っているよ。」

ハシャから凄まじい魔力が放たれ、暴風が巻き起こる。







勝てない。すぐに悟った。


これはレベルが違う化け物だ。


ナクアめ、本当にやばい化け物つれて来やがって。


「もう一度問う、大魔王ダイヤ。自分で解決するか、滅ぼされるか選べ。俺もお前の国を滅ぼすのは本意ではない。だが、世界の存続に必要ならば致し方なしとも思っている。さぁ、選べ。」


「…最近我が国で、世界すべて滅ぼすという目的の邪教の活動が活発化していると言う報告があった。もしかしたら、その邪教集団が儀式をしているのかも知れない。…派兵して調べさせよう。」


「うむ、ありがとうトカゲくん。だけど、俺もずっとは待っていられない。3ヶ月だけ待ってやる。3ヶ月後、俺は龍の国に向けて大軍を差し向け龍の国を滅ぼす。」





「ふぉ、そんなこと儂が許さぬ。」

ルーが憤怒の表情でハシャを睨め付ける。


「カエルくん、許すとか許さないとじゃない。もしも、死龍 イータルが召喚されてしまったら君たちだって無事じゃすまないかもしれないよ?だって、ここにいるものが束でかかったとしても全員殺されてしまうほどの化け物なんだから。」


「ふぉ、だとしても貴様のその振る舞いは許されぬ。」


「じゃあ、どうするの?今やるの?俺と。」


「ゲコッ、構わんよ。そちらがその気なら儂も命を賭けて戦おう。」

ルーは一回鳴くと、虚空のに手をいれ、アイテムボックスから一つの宝石を取り出す。



「それは!?」

ルーの取り出した宝石を見て、ずっと余裕だったハシャが初めて動揺した。



「儂は屈せぬ。睨まれて固まるカエルではないのだよ。」


「禁忌の宝石…もしも、それを使えばお前の前に現れるのは今の俺ではない。」


「ゲコッ?それで、やるのか?」


「…いや、辞めよう。それは使ってほしくない。ここは引こう。だが、死龍 イータルの召喚は早急に阻止しなければならない。龍の国がなんとかできなければ、やはり俺は進軍せざるを得ない。」


「貴様が侵攻してくるのというのであれば、我が国、龍の国全軍を持って迎え撃つ。」

ダイヤは龍の力を滾らせながらハシャを睨みながら言う。


いいねぇ、いいねぇ!ダイヤとハシャが戦う展開!どっちが勝ってもいい!

ダイヤが勝とうと相当な被害が出るはず。


「さて、話は終わった。名残惜しいけど、俺は帰ろうかな。ナクアは?」


「うまい…バーバル、食事は新しいの用意してくれる?」

ナクアはグラスに入った血を飲みながら言う。

どうやらナクアもダイヤが円卓を叩き割るときにグラスを避難させたようだ。


えっ、うそでしょ?こいつこの状況で食うつもりなの?


「…いいよ、準備させるよ。」


「じゃあ、食べてから帰る。この生き血もお代わり。」


「お前…図太いな。」

ハシャが疲れたように言う。



あっ、ハシャもそう思ってるんだ。



それにしても、ハシャか。


あはは!今度お話してみるのも面白いかもしれないね。




ルーは怖い顔でずっとハシャが退席するまで睨め付けていた。


バーバルもハシャに興味をもったみたいですね笑



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