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第33話 祝勝の祭り

魔王アルモルド軍を退けることができた要塞都市では都市全体で祝勝会が行われていた。

つまり、お祭りだ。俺は今、聖女と一緒にお祭りを満喫している。


「やっぱり中ボスさんは強いんですね!あのアーガストと死霊騎士団を足止めどころか追い返しちゃうなんて。」

聖女は俺の腕を組みながら言う。


「あぁ、アーガストとアルモルドの死霊騎士団は強いな。今のお前達だとアーガストと死霊騎士団と戦ったら苦戦するだろうな。あと離れろ、焼き鳥が食いずらいだろ。」

聖女がくっついているせいで食べづらい。


「いいじゃありませんか、私達1ヶ月以上も同棲した仲じゃありませんか。」


「ダンジョンでのサバイバルを同棲というかどうかは怪しいな。」


「ところでどうやってアーガストを説得して追い返したんですか?…まさか、倒して追い返したんですか?」


「いやいや、むしろ俺がやられそうだったよ。アーガストは情報と引き換えに引いてくれたんだよ。」


「どんな情報ですか?」


「言わない。」


「イジワル!」

聖女が頬を膨らませた。


そうこうしていると前から聖女以外の勇者パーティーが近づいてきた。


「…アリル、ジンとそんなに仲良かったのか?まぁ、そんなことより。まさか、死霊騎士団 団長のアーガストが来ていたなんて。ジン、置いていってほんとに申し訳なかった。ジンのおかげ敵将のデークを倒すことができた。ほんとにありがとう。」

ルーカスが頭を下げる。


「あぁ、借りを返しただけだ気にするな。」


「でも、デークを討ったとは言ってもアーガストはそのまま私達をあの砦で殺せたハズよ。なんで退却してくれたのかしら?」

エルフが俺をみながらそう言った。


おいおい、鋭いな。


「さぁ、なんでだろうな?」

もちろん俺はしらばっくれる。


「教えてくれないのね。」

エルフのマーミアの問いに俺は沈黙で答える。


「えーっと、じゃあ、私達は約束通りクーリッヒの救援に行きましょうか。」

アリルが手を叩いてそう言った。


「あぁ、アリルから話は聞いた。俺たちのせいで蜘蛛が攻めてきてるんだろ?明日にでもここを立って応援に向かうぜ。なぁ、ルーカス。」


「あぁ、もちろんだとも。」


おぉ、ちゃんと話してくれてたんだな。


「あぁ、よろしく頼む。多分ここの比ではないから死ぬなよ。」


「「「「「え?」」」」」

勇者パーティー全員が困惑の声を出す。


「勇者よ、人を救ってみせろ。」

俺はニヤリと笑う。


「えっと、ジンは行かないの?」

ドラゴニュートのアベリオが首を傾げてそう言う。


「あぁ、俺はここでさよならだ。じゃあな。」

俺はそう言ってこの場を去った。

…あっちにすごく美味しそうな屋台があるんだ。焼きそばみたいなやつ。




「なぁ、アリル。ほんとにあいつは何者なんだ?」

獣人のドルフがアリルにそう言った。


「えっと…言えません。」

アリルは顔を伏せて答えた。


「死霊騎士団 団長のアーガストはAランクモンスターです。精鋭の死霊騎士団と団長のアーガストを私達がデークを倒す間ずっと足止めしていた。さらに、なんらかの方法でアーガストを退却させた。只者ではないでしょう。」

マーミアが顎に指を当てながら言う。


「そうだね。僕も模擬戦をした時は、手も足も出なかった。」


「でも、彼はアリルが救ったから助けに来てくれたんだろ?」

ルーカスがアリルに尋ねた。


「…バ、バフをかけただけなの。」


「え?」


「だ、だから、バフをかけただけなの。それだけなの。」


「それだけでアーガストと死霊騎士団を命懸けで足止めしてくれたのか?」

ドルフが信じられないと言うような表情をする。


「まぁ、命懸けではないと思いますけど…」


「アーガストと死霊騎士団を相手にすることが命懸けではない?」

ルーカスが頭を傾げる。


「あっ、えっと…ジンさんはすごい人なんです。」

アリルの絞り出した答えがそれだった。


「まぁ、とりあえず、クーリッヒに戻ろう。ジンが言うにはここよりもすごい戦いになるって話だからね。」


「でも、クーリッヒはここと違ってすごい強い冒険者がゴロゴロいる場所よ?迷宮があるにもかかわらず、冒険者の戦力が高すぎるために、逆に貴族達の学園があるほど。正直言って戦力はここ要塞都市は比較にならないほどよ。私たちに匹敵するもしくはそれ以上の力を持っているS級級冒険者だっているわ。私達必要なのかしら?」


「まぁ、仕方ないとはいえ、僕たちが蒔いた種だ。クーリッヒに向かうよ。」

さぁ、主人公は勇者一行をクーリッヒに向かわせることに成功しました!


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