第143話 アリルからの話
「わかった。ハシャのところまで案内しよう。」
俺は勇者達の話を受けた。
「本当か!?ありがとう!」
ルーカスがさっきまで張り詰めていた表情を浮かべていたが、笑顔になり頭を下げてお礼を言う。
「さすがジンだぜ!ありがとな!」「わぁ、ありがとね!」
続いてドルフとアリルが礼を言った。
「じゃあ、ジンさん頑張ってくださいね。」
「白銀よ、勇者と共に荒野の覇者に交渉してやるのだぞ?戦争を止めてこい。」
アリとルーファがそう言ってさぁ、話が終わったという顔で立ち上がった。
「ん?お前らまさか行かない気か?」
「「行くわけないだろう!」でしょう!」
そう言って2人はそそくさと逃げ出して行った。
あいつら〜。よほど前回のが怖かったんだろうな。まぁ、あいつら必要ないからいいけどさぁ。
「ジン、ごめん。私もいけない。どうせみんなしばらくはギルドにこもってお酒飲んでるんだろうと思ったから明日からアルド達と依頼を受ける約束をしてしまった。」
リーナが申し訳ないようにそう言った。
まぁ…それは仕方ない。
本当にそのつもりだったし…リーナは働き者だなぁ。
「…こっちは俺1人で行くことになった。」
俺は少し俯いてそう言った。
「ま、まぁ、僕たちは荒野の覇者と交渉ができればそれでいいから。」
ルーカスが戸惑いながらそういった。
「えっ、もしかしてジンってパーティーで孤立してる?」
アリルがくすくすとアベリオに耳打ちした。
おい、そこの聖女。聞こえてるからな!
「さて、じゃあいつ出る?」
「ジンはいつ出れるんだ?僕たちはもちろん合わせるよ。」
「そうか、じゃあ、早い方がいいがお前たちも準備があるだろう。3日後とかどうだ?」
「わかった。じゃあまた3日後どこにいけばいい?」
「クーリッヒの正門の前に朝居てくれたらいい。」
「わかった。ありがとう、よろしく頼む。いつもジンには頼ってばかりだな。」
ルーカスはそう言って笑った。
「あっ、ジン。私お腹すいちゃったからどこか連れて行って。」
アリルがそう言って自分の腕と俺の腕を組む。
「はぁ、お前こういう時は食ってから来いよ。何時までかかるかわからないだろ?」
「だって、ジンと一緒に食べようと思ってたから。」
「奢って貰おうの間違えだろ?」
「えへへ、お願いしまーす!」
アリルは満面の笑みでそう言った。
「なぁ、あの2人って付き合ってるのか?」
ドルフがマーミアの方を見てそう言った。
「さぁ?だが、たまに羽を伸ばすのもいいんじゃないか?私は宿にこもって魔王アルモルドの書籍を読む。」
マーミヤはそう言って立ち上がり宿へ戻った。
「僕はどうしようかな?すこし冒険者に話を色々聞いてみようかな?」
龍人のアベリオはそう言って酒を飲んでいる冒険者の元へ歩いて行った。
「じゃあ、俺とルーカスはかわいい女の子でもナンパしに行くか?」
ドルフがそう言ってルーカスの方に手を置く。
「僕は少し休もうかな。いろいろ考えたいこともあるし。」
ルーカスもそう言うと立ち上がり宿に戻る。
「そうか。」
ドルフは寂しそうにそう言った。
俺たちは2人でクーリッヒの街にでた。
いつもクローバーのみんなと行っているお店は何個かある。そのうちの一つのワインが美味い店に俺たちは入った。
俺はステーキとワイン。アリルはオムライスを頼んで料理が運ばれてきた。
「ジン、食べたんじゃ無いの?」
アリルはオムライスを突きながらそういった。
「美味いもんはいくらでも入るんだよ。」
俺はステーキを切りながらそう言う。
「ねぇ、ジン。この二王の戦争貴方なら止められる?」
アリルはさっきとは打って変わって真剣な表情でそう切り出した。
アリルはジンが持っている力を知っていますからね。ハシャに頼る選択肢以外のもう一つの選択肢を試そうとしてします。
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