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第121話 間話休憩 蜘蛛の森へ

「はぁ、ここで一度休もう。」

俺はなんとか生き延び、ボロボロの身体で大きな森にたどり着いた。


血盟騎士団 団長バラード…凄まじい強さだった。


俺も歴戦の猛者であるという自信がある。

が、そんなレベルではなかった。格が違う。

なんとか攻撃を凌ぐので精一杯。

幸い、足は獣人である俺の方がはやく、逃げ切ることができたが…


完全にヴァイハラ軍は崩壊してしまい、皆散り散りになってしまった。他の連合軍も同じだろう。


あの戦いから数ヶ月が経った。

今だに魔王達による俺たちの執拗な残党狩りが行われている。

生きて俺たちを本国に帰らせないためだ。


俺は人間の村や街、国にも助けを求めた。しかし、帰ってくる答えは皆同じだった。


—すまない、君たちを助けるほどの力は我々は持っていない。立ち去ってくれ。—


仕方ないと思う。俺たち連合軍の残党を受け入れた村や町が魔王軍によって次々と攻撃され悲惨な最後を迎えている。

誰も自分の命と引き換えに見ず知らずの俺たち連合軍の残党を助けようとはしない。


そんな中でも、風の噂に種族を問わず戦争で家族や住む場所を失った難民や連合軍の残党、あまつさえ魔王ブーモルの残党のオークまで受け入れている砦があるとかないとか。

まずはその砦を目指して見るのもいいかもしれない…


俺はこれからどうするか考えながら森を進んでいく。




幸い、森の中では獣人やエルフは有利だ。

巨人族もこのくらい大きな森であれば身を隠すこともできるだろう。


ここにかなりの数の連合軍が逃げ込んでいるはず。最近この森に入った一団の痕跡もある。その中には巨人や獣人の足跡も。


まずはその者たちと合流を図り、協力して生き残らなければ。




俺はさらにさらに森を進み仲間を探す。


すると、血の匂いが俺の鋭い嗅覚が感知した。


様々な種族の。それもとてもとても濃い匂い。


俺はすぐに来た道を凄まじいスピードで戻った。


この量の血の匂いはやばい!

まさか、先回りしてこの森に伏兵がいたのか!?

それともこの森にやばいモンスターが潜んでいる?

どちらにせよ、今出会うのは不味すぎる。

疲労と空腹によりまともに戦えない。


「新しいお客さん?」

急に俺の目の前に現れた金髪の美女がそう言った。


どこから現れた!?


「何者だ?」

俺は静かに剣を抜き構える。


「私はナラ。」


「この森の主人か?無断で立ち入ってしまってすまない。すぐに出ていく。」


「私はここの主人ではない。この森は蜘蛛の物。別に謝らなくていい。」

ナラが手を挙げると俺の後ろからでかい蜘蛛が歩いてくる。


「ヘビーナイトスパイダー!?くっ、挟まれたか!」


「その子は君を運ぶ要員だよ。パラライズ!!」

ナラはそう言うと目を光らせ麻痺の魔眼を発動させる。


「ぐぅあぁー!!」

俺は急に動けなくなって倒れ込んでしまった。


くっ、麻痺の魔眼か!?動けない。くそ、万全であればおそらくレジストできたが、今の状態ではレジストできなかった。


「君まぁまぁ強そうだから弱っててよかった。クンクン、美味しそうな匂い。じゃあ、城まで運んでね。」

ナラはそう言って近づき俺に顔を近づけて匂いを嗅ぐ。


ヘビーナイトスパイダーが俺をあっという間に糸で巻き上げ背中にのせられ運ばれてしまった。





あぁ、俺はここで終わりなのか…最後に妹に会いたかったな。


俺の妹は夜の国との戦闘で行方がわからなくなっている。生きて帰れたとしても会えなかったが。

最後に妹と会ってちゃんと話がしたかった。

守ってあげられなくてごめんな。



「ベネット…」

再開の予感!?


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